*タイミングを逃す/Missing the Timing [#q6f21e7a]
 [[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]の「[[墓地に送られた>墓地へ送られた]]とき〜できる」のような、特定タイミングでの[[任意発動効果>任意効果]]というものがあります。~
 しかし、この[[任意発動効果>任意効果]]は、[[発動]]できない場合があります。~
 一連の[[効果]]処理の途中で[[墓地に送られ>墓地へ送る]]、一連の[[効果]]処理が終わったときには、[[墓地に送られた>墓地へ送られた]]タイミングではなくなっています。~
 こういった場合、タイミングを逃したことになり、[[効果]]を[[発動]]できません。~
 たとえば、[[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]を[[生け贄]]に[[モンスター]]を[[召喚]]した場合、[[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]は[[墓地]]に送られましたが、すでに[[モンスター]]を[[召喚]]したというタイミングになっているため、[[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]の[[任意発動効果>任意効果]]を、[[発動]]することはできなくなります。

 ([[遊戯王デュエルモンスターズ NIGHTMARE TROUBADOUR>ゲーム付属カード#d64543d5]] ゲーム内のルール解説より引用)

//あくまでこの部分は引用です。勝手に文章を改変する事はやめてください。
//なお、手元のNTを参考に打っているので、コナミベスト盤での表記は未確認です。

-「時」と「場合」~
カードの効果テキストでは、その[[カードの効果]]を[[使用]]できるタイミングや条件などを説明するために、~
「〜時」と「〜場合」という表現が使われていますが、これには違いがあります。~
「〜時」は、その処理や条件が満たされたその直後のみ[[使用]]できる事を表しています。~
そのため、何らかの[[効果]]や[[チェーン]]処理など途中でその処理や条件を満たしていたとしてもその[[カードの効果]]を[[使用]]できない事があります。~
「〜場合」はその処理や条件が満たされる事で[[使用]]できる事を表しています。~
「〜時」とは違い、何らかの[[効果]]や[[チェーン]]の処理などの途中でその処理や条件を満たされている場合であれば~
それらの処理が終わった後でその[[カードの効果]]を[[使用]]する事ができます。~

 (公式ルールブック バージョン 1.2 より引用)

----

-タイミングを逃しがちな例としては
--[[チェーン]]2以降での[[効果解決時]]の処理。
--[[コスト]]・[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]・[[シンクロ素材]]で[[墓地へ送られた]]時。
--[[一連の効果]]。

>などがある。

-例1~
[[チェーン]]2以降で[[特殊召喚]]した場合は、[[特殊召喚に成功した]]時に[[発動]]できる[[任意効果]]はタイミングを逃す。
--[[チェーン]]1:[[《サイクロン》]]。~
[[チェーン]]2:[[《リビングデッドの呼び声》]][[対象]]は[[《E・HERO エアーマン》]]。~
[[チェーン]]処理~
[[チェーン]]2:[[《E・HERO エアーマン》]]を[[特殊召喚]]。~
[[チェーン]]1:[[《サイクロン》]]。~
[[《E・HERO エアーマン》]]が[[特殊召喚]]された直後に[[《サイクロン》]]の処理が割り込むため、[[《E・HERO エアーマン》]]の[[任意効果]]はタイミングを逃し[[発動]]できない。~
(既に「[[特殊召喚に成功した]]時」のタイミングではなくなっている)

>しかし、[[《聖鳥クレイン》]]の様な[[強制効果]]であれば一連の[[チェーン]]処理が終わった直後に[[強制発動]]する。
>しかし、[[《聖鳥クレイン》]]の様な[[強制効果]]であれば一連の[[チェーン]]処理が終わった直後に[[強制発動]]する。~
(あくまで[[強制効果]]の[[発動]]が[[チェーン]]処理終了後まで遅延されるだけであり、[[チェーン]]処理後のタイミングが「[[《聖鳥クレイン》]]の[[特殊召喚成功時>特殊召喚に成功した]]」になるわけではないので注意)

-例2~
[[墓地へ送られた]]時に[[発動]]できる[[任意効果]]を持つ[[《闇・道化師のペーテン》]]・[[《代打バッター》]]等は、[[アドバンス召喚]]や[[シンクロ召喚]]での[[墓地送り>墓地へ送る]]では「[[召喚]]という処理」に割り込まれタイミングを逃す。
--「[[シンクロ素材]]に使われた場合」などはよく似ているが、「場合の[[任意効果]]」なのでタイミングを逃さない(後述)。

-例3~
[[一連の効果]]で最後の処理ではない時、[[発動条件]]を満たしてもタイミングを逃す。
--[[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]を[[《手札抹殺》]]で捨てた場合、その[[誘発効果]]の[[発動]]のタイミングを逃す。~
[[一連の効果]]で[[墓地へ送られた]]あと「[[ドロー]]」する[[効果]]が入り、処理終了時は[[墓地へ送られた]]タイミングではなくなっている。

--[[《混沌の黒魔術師》]]を[[《ディメンション・マジック》]]で[[特殊召喚]]した場合は「[[墓地]]の[[魔法カード]]を回収する[[効果]]」と「[[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]」を両方[[発動]]することはできない。
---「[[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]」を[[発動]]しない事を選択。~
→「[[特殊召喚]]した」というタイミングのまま。~
→「[[特殊召喚]]した」タイミングなので、「[[特殊召喚に成功した]]時に[[墓地]]の[[魔法カード]]を回収できる」という[[任意発動]]の[[誘発効果]]を[[発動]]できる。
---「[[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]」を[[発動]]する事を選択。~
→「[[モンスター]]を[[破壊]]した」直後のタイミングになる。~
→「[[特殊召喚]]した」後というタイミングは何もせずに通り過ぎた事になる。~
→「[[特殊召喚]]した時」というタイミングは既に通過しているため、「[[墓地]]の[[魔法カード]]を回収する[[効果]]」は[[発動]]できない。~

>同じタイミングで[[強制効果]]を持つ[[《墓守の呪術師》]]を[[《ディメンション・マジック》]]で[[特殊召喚]]するケースについても説明しておく。~
[[強制効果]]であるが故、[[一連の効果]]の途中に条件を満たしてもその後改めて[[発動]]する。
---「[[《ディメンション・マジック》]][[発動]]→[[効果]]処理」~
→「[[《ディメンション・マジック》]]の処理終了後に[[《墓守の呪術師》]]の[[効果]]で新たに[[チェーンブロック]]作成」~
([[《ディメンション・マジック》]]で[[破壊]]を行う・行わないに関わらず、この[[チェーンブロック]]が作られる)

-[[任意効果]]のタイミングを逃さない場合について。~
従来ならタイミングを逃しうる事例でも、タイミングを逃さない場合があり、それはおおよそのテキストで判断できる。
--「〜された''時''、〜できる」~
[[チェーン]]2以降で処理をされたり、[[一連の効果]]で余分な処理が入った時にはタイミングを逃す。~
多くのカードはこちらだと思っておいて間違いはない。~
例としては[[《引きガエル》]]・[[《代打バッター》]]・[[《E・HERO エアーマン》]]・[[《ユベル》]]等。~
[[魔法・罠カード]]の[[カードの発動]]・[[効果の発動]]の[[発動]]タイミングを逃す時と同じ処理と考えればいいかもしれない。
--「〜された''場合''、〜できる」~
---「[[シンクロ召喚]]の[[シンクロ素材]]に使われて[[墓地へ送られた]]時」などの条件は、[[シンクロ召喚]]で[[モンスター]]がフィールドに出ることを挟むので従来はタイミングを逃しうる事例だったが「〜場合」なのでタイミングを逃さない。~
[[《ダーク・スプロケッター》]]・[[《ファラオの化身》]]など。~
---[[《古代の機械究極巨人》]]・[[《シャーク・ザ・クルー》]]等は、[[チェーン]]2で[[破壊]]されて条件を満たそうと、[[《ソウルテイカー》]]等で後で別の処理が入ろうと「〜場合」なのでタイミングを逃さず発動する。~
他には[[《ダーク・ホルス・ドラゴン》]]・[[《植物連鎖》]]・[[《ワタポン》]]等もある。
---[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]・[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]は[[チェーン]]3以降で[[カウンター罠]]が[[発動]]された場合でも、「〜場合」なのでタイミングを逃さない。~
--また、[[MASTER GUIDE3>書籍付属カード#u27ba37e]]のルールQ&Aのタイミングを逃す?逃さない?の記述にも「〜場合」の[[効果]]はタイミングを逃さないと解説されている。~
//↓日付不明のため、念のためCO.少なくともマスターガイド3よりは古い裁定でしょう
//しかし、OCG事務局によれば、これは統一ルールではなく、あくまでも[[カード]]毎の裁定らしい。~
--「場合」の[[テキスト]]でもタイミングを逃す[[カード]]について。~
[[《墓守の長》]]は「場合」の[[テキスト]]だがタイミングを逃す。~
これは「[[任意効果]]は全てタイミングを逃す」とされていた時代に作られ、まだ[[エラッタ]]が行われていない[[カード]]だからである。~
ゲームでは[[テキスト]]が「場合」から「時」に修正されている。~
また、[[《凡骨の意地》]]・[[《漆黒のトバリ》]]・[[《神速の具足》]]の[[テキスト]]も紛らわしい。~
「[[ドローフェイズ]]に[[ドロー]]した[[カード]]が◯◯だった場合」という文章だが、[[ドロー]]後他の処理を挟むとタイミングを逃す。~
[[《光神テテュス》]]の[[テキスト]]に従って「[[ドローフェイズ]]に[[カード]]を[[ドロー]]した時、その[[カード]]が◯◯だった場合」と読み替えると良いだろう。~
//テテュスも同様のテキストからエラッタされたカードである為
---かつては[[《インスタント・ネオスペース》]]は「場合」の[[効果]]だがタイミングを逃すとされていた。~
英語版[[カード]]の[[テキスト]]が"When(時)"から"If(場合)"に[[エラッタ]]された際、タイミングを逃さない裁定に[[裁定変更]]された。~
//その事を考えれば、この[[テキスト]]だとタイミングを逃すことはないのはほぼ確定だろう。~
//--英語版の[[テキスト]]において、日本版で「〜した時」「〜した場合」と明記されているものは、それぞれ「When〜」「If〜」のどちらで始まるかではっきりと区別されている。~
//前述の[[《ダーク・スプロケッター》]]と[[《インスタント・ネオスペース》]]の英語版を比べると分かりやすい。
//http://yugioh.wikia.com/wiki/Sinister_Sprocket
//http://yugioh.wikia.com/wiki/Instant_Neo_Space

--この二つを区別するために、「''時の[[任意効果]]''」と「''場合の[[任意効果]]''」とそれぞれ呼ぶこともある。~
これに「''[[強制効果]]''」をくわえて、以下のように考えておくとよい。
---「''時の[[任意効果]]''」はタイミングを逃す可能性がある。
---「''場合の[[任意効果]]''」と「''[[強制効果]]''」はタイミングを逃さない。

-昔は「タイミングを逃す」関連のルールは明確には整備されていなかった。~
このルールを明確にする必要が出てきた経緯については、[[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]を参照。

-基本的に[[永続効果]]の[[効果の適用]]はタイミングを逃す要因にはならない。~
例えば、「[[モンスター]]の[[攻撃力]]・[[守備力]]を変化させる永続的[[効果]]」、「[[《マクロコスモス》]]の[[墓地へ送る]][[カード]]を[[除外]]する[[効果]]」が該当する。~
これらの[[効果]]は[[チェーンブロック]]を作らず、これが原因でタイミングを逃す事態は発生しない。~
また、「[[宝玉獣]]の[[永続魔法]]化する[[効果]]」などの[[ルール効果]]も同様である。~
~
ただし、[[《ヴィシャス・クロー》]]の[[効果]]など[[チェーンブロック]]を作らない複数の処理が連続して[[適用]]された場合はタイミングを逃す事がある。~
以下の事例については[[調整中]](12/03/29)~
--[[《天空の聖域》]]・[[《天空聖者メルティウス》]]が存在する状態で[[《魔宮の賄賂》]]を使用した場合、[[《便乗》]]が[[発動]]できるかどうか。~
--[[《スクラップ・ドラゴン》]]に[[自分]][[モンスター]]が[[破壊]]された直後、[[相手]]の[[《スクラップ・シャーク》]]が[[自壊]]した場合に[[《道連れ》]]が[[発動]]できるかどうか。~

-基本的に、トリガーを[[コスト]]で行った場合はタイミングを逃す事になる(その[[コスト]]支払いによる[[効果]]の処理が挟まる為)。~
[[《代打バッター》]]は良い例である。~
しかしごく少数だが例外も存在する。
--[[《トリプル・ヴァイパー》]]の[[永続効果]]で[[《引きガエル》]]を[[コスト]]にしても、[[《引きガエル》]]はタイミングを逃さない。~
(前述の通り、[[永続効果]]はタイミングを逃す要因にはならない)
//--[[《セブン・ソード・ウォリアー》]]の[[起動効果]]の[[装備カード]][[墓地]]送りは[[コスト]]だが[[誘発効果]]の方のトリガーとなり得る。~
//([[《セブン・ソード・ウォリアー》]]の[[起動効果]]に[[効果処理>効果解決時]]が存在しない為)
//コストではなく効果に裁定変更された?(11/03/31)

-[[発動]]と[[効果]]を[[無効]]にされない限り、[[不発]]であっても[[効果]]処理は行われたことになる。~
詳しくは下記の具体例参照

-以下の事例で、混同を起こさないように注意。
--[[《スキルドレイン》]]中に[[《キャノン・ソルジャー》]]で[[《代打バッター》]]を[[リリース]]したとする。~
この時、[[《キャノン・ソルジャー》]]の[[効果ダメージ]]は[[無効]]になっている訳だが、[[効果ダメージ]]を与えるはずの処理自体は発生するのでやはりタイミングを逃すことになる。
--「[[チェーン]]1:[[《ソウルテイカー》]][[対象]][[《ユベル》]]」「[[チェーン]]2:[[《サンダー・ブレイク》]][[対象]][[《ユベル》]]」と[[チェーン]]を積んだとする。~
この場合、「[[チェーン]]1の[[《ソウルテイカー》]]」は[[対象]]不在のため[[不発]]となるが、あくまで[[《ソウルテイカー》]]は「[[不発]]」であり[[発動]]は有効なのでタイミングを逃すことになり、[[《ユベル》]]の[[効果]]は[[発動]]できない。
--「[[チェーン]]1:[[《地砕き》]]」「[[チェーン]]2:[[《魔宮の賄賂》]]」と[[チェーン]]を積んだとする。~
この場合、「[[チェーン]]1の[[《地砕き》]]」の[[発動]]と[[効果]]が[[無効]]になり、最後の効果処理が[[ドロー]]であるため、[[セット]]された[[《便乗》]]を[[カードの発動]]をすることができる。~
//上記三つとも(08/06/06)に電話回答です
--[[《歯車街》]]の[[発動]]に[[チェーン]]をした[[カード]]の[[効果]]によって[[《歯車街》]]が[[破壊]]される場合。~
[[《マジック・ジャマー》]]で[[無効]]にし[[破壊]]した場合、[[効果]]処理によって[[《歯車街》]]の[[発動]]が[[無効]]になる為、[[チェーン]]1にて[[発動]]した[[《歯車街》]]の[[効果]]処理を行うことなく、[[チェーン]]処理が終わる。~
よって、[[《歯車街》]]が[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]事によって[[効果]]処理が終わっている為、[[アンティーク・ギア]]と名の付く[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する事ができる。~
一方[[《サイクロン》]]の[[効果]]によって[[破壊]]された場合、[[発動]]が[[無効]]になっていないため、[[チェーン]]1の[[効果]]処理が続く。
そのため[[《歯車街》]]は[[発動]]タイミングを逃し[[発動]]する事ができない。~

>つまり

--「[[効果]]だけを[[無効]]」にした場合 → タイミングを逃す
--「[[不発]]」の場合 → タイミングを逃す
--「[[発動]]を[[無効]]」にした場合 → タイミングを逃さない

-かつて[[カード]]記載の効果による「[[シャッフル]]」はタイミングを逃す要因になる解釈の[[カード]]([[《おろかな埋葬》]]など)もあったが現在ではその要因とはならない裁定が出ている。~
詳細は[[シャッフル]]を参照。

-なお、''「[[同時に複数のカードが発動した場合]]」とはしっかりと区別するように。''~
「[[発動]]」は基本的にタイミングを逃す要因とはならない。~
→詳細は「[[同時に複数のカードが発動した場合]]」を参照のこと。~
//現在のところ例外は[[攻撃宣言]]時の[[誘発効果]]と[[手札誘発]]関連。
以下、「[[同時に複数のカードが発動した場合]]」の例。~
重ねて書くが[[タイミングを逃す]]とは関係がない事例である。
--[[《ライトニング・ボルテックス》]]で2体の[[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]が同時に[[破壊]]される。~
→[[誘発効果]]同士で[[チェーンブロック]]を組み、どちらの[[効果]]も問題なく[[発動]]できる。~
//([[召喚に成功した]]タイミングで[[《落とし穴》]]を複数[[発動]]できるのと同じように。)
--[[《キラー・トマト》]]同士の[[戦闘]]による相殺。~
→2体の[[誘発効果]]で[[チェーンブロック]]を組み、どちらの[[効果]]も問題なく[[発動]]できる。

>同じタイミングで[[発動]]する[[誘発効果]]である場合、片方が[[強制効果]]であろうと、基本的に[[任意効果]]のタイミングを逃す要因にはならない。~

--[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]が存在している時に[[《フォーミュラ・シンクロン》]]を[[シンクロ召喚]]した場合、 いずれの[[ドロー]]する[[誘発効果]]も「[[同時に複数のカードが発動した場合]]」に従い[[チェーンブロック]]を組みタイミングを逃さない([[任意効果]]を[[発動]]をしない選択ももちろん可能)。

>また、[[コスト]]で支払われた時、あるいは[[チェーン]]2以降で発動条件を満たした[[強制効果]]の[[発動]]が、[[任意効果]]の[[発動]]タイミングを逃す要因にはならない。

--[[《ダンディライオン》]]を[[リリース]]して[[《地霊術−「鉄」》]]を[[発動]]、[[《ザ・キックマン》]]を[[特殊召喚]]した場合。~
→[[チェーン]]1:[[《ダンディライオン》]]が[[発動]]したのち、[[《ザ・キックマン》]]の[[効果]]を[[チェーン]]2で発動する。([[発動]]しなくてもよい)~
それ以前に[[発動条件]]を満たした[[強制発動]]の[[誘発効果]]があっても、そのタイミングでの[[任意発動]]の[[誘発効果]]のタイミングは逃さない。

***特定のタイミングに発動が必要なカードについて [#z679f82e]
 「[[破壊された]]時」「[[攻撃宣言]]時」「[[特殊召喚]]時」など、タイミングが限られる[[魔法カード]]・[[罠カード]]は、それと同時に[[誘発効果]]など、[[チェーン]]を組む[[効果]]が[[発動]]しても、その後からタイミングを逃さず[[発動]]できる。

--例~
[[《クリッター》]]を[[リリース]]して[[《氷帝メビウス》]]を[[アドバンス召喚]]、これに[[《落とし穴》]]を[[発動]]する場合。~
「1:[[《クリッター》]]([[強制>強制効果]]の[[誘発効果]])」「2:[[《氷帝メビウス》]]([[任意>任意効果]]の[[誘発効果]])」「3:[[《落とし穴》]](このタイミングで[[発動]]できる[[カード]])」と[[チェーン]]を組んで[[発動]]できる。

 上記の例などで、途中[[任意発動]]の[[カード]]を[[発動]]してもタイミングを逃す要因にはならない。

--例~
[[《氷帝メビウス》]]の[[攻撃宣言]]時に、「1:[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]](このタイミングで[[発動]]出来る[[カード]])」「2:[[《月の書》]](任意で[[発動]]できる[[クイックエフェクト]])」「3:[[《炸裂装甲》]](このタイミングで[[発動]]出来るカード)」と[[発動]]し[[チェーン]]を組むことができる。

 一方で、特定の処理の後に他の処理を行った場合タイミングを逃してしまう。~
これは1つの[[効果]]で順次2つ以上の処理をする[[一連の効果]]が問題になる。

--例~
[[《E・HERO ネクロイド・シャーマン》]]では[[モンスター]][[破壊]]後、すぐ[[特殊召喚]]を行うので、「[[モンスター]]が[[墓地へ送られた]]時」に[[発動]]できる[[《道連れ》]]はタイミングを逃し[[発動]]できない。

 「同時に処理する」[[カード]]も存在し、その場合にはタイミングを逃さない。

--例~
[[《生者の書−禁断の呪術−》]]は[[効果解決時]]の[[除外]]と[[蘇生]]は同時扱いであるが故に[[《リバースディメンション》]]と[[《激流葬》]]などが同時に[[発動条件]]を満たす。~
この両方を(どちらかにもう一方が[[チェーン]]する形で)[[発動]]できる。

 複数の[[チェーン]]が組まれ、その[[効果]]解決の途中に処理された場合も同様にタイミングを逃す。

--例~
「[[チェーン]]1:[[《マインドクラッシュ》]]」「[[チェーン]]2:[[《サンダー・ブレイク》]]」と[[チェーン]]が積まれた場合、逆順処理で[[破壊]]されるのは[[チェーン]]途中であるため[[《蛇神降臨》]]を[[発動]]できない。

 [[発動]]を[[無効]]化する[[カウンター罠]]と[[誘発即時効果]]は、その標的の[[カード]]の[[発動]]の次の[[チェーンブロック]]を必要とするので、複数の[[誘発効果]]が[[チェーン]]を組まれた場合は最後のものにしか[[発動]]できず、[[チェーン]]に途中余分なものを組んでしまうと[[発動]]できなくなってしまう。

--例~
複数の[[誘発効果]]が生じた場合、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]で[[無効]]化するのは[[チェーン]]の一番最後の[[モンスター効果]]だけとなる。
--例~
1:[[《破壊輪》]]、2:[[《サイクロン》]]のように[[チェーン]]を組まれてしまうとその次に[[《地獄の扉越し銃》]]を[[発動]]することが出来ない。
--例~
[[《光と闇の竜》]]([[無効]]化できるかどうかは問わない)がいる時に、[[《大嵐》]]を[[発動]]した場合、直後に[[《光と闇の竜》]]の[[強制発動]]の[[誘発即時効果]]が[[チェーン]]するので[[《マジック・ジャマー》]]をこの[[《大嵐》]]に[[発動]]することは出来ない。

 最後に、当たり前だが、[[スペルスピード]]に反する[[発動]]は出来ない。~
ただし、[[魔法・罠カード]]の[[効果の発動]]の絡む「[[同時に複数のカードが発動した場合]]」には一時的に[[スペルスピード]]が無視される(1,2に限るが)こともあることは注意。

--例
[[《非常食》]]と[[《ゴブリンのやりくり上手》]]を複数伏せてあったが、一つ目[[《ゴブリンのやりくり上手》]]の[[発動]]に[[チェーン]]して[[《盗賊の七つ道具》]]([[スペルスピード]]3)を[[発動]]されると、[[《非常食》]]や他の[[《ゴブリンのやりくり上手》]](いずれも[[スペルスピード]]2)はその後に[[チェーン]]して[[発動]]することは出来ない。

--例
[[ターンプレイヤー]]が[[《ブランチ》]]と[[《バックファイア》]]を[[発動]]して[[適用]]中、[[炎属性]][[融合モンスター]]を[[破壊]]されるとチェーン1:[[《バックファイア》]]、チェーン2:[[《ブランチ》]]の順にチェーンを組む。

-説明文中にもある[[《暗黒魔族ギルファー・デーモン》]]は、このルールを制定する原因となった張本人である。

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]の第10弾以降は「○○はタイミングを逃すので[[効果]]を[[発動]]することができません。」というメッセージが出る。~
(例:[[《ガスタ・ガルド》]]を[[シンクロ素材]]に使用した時など)~

**関連リンク [#k0cd2e6a]
-[[同時に複数のカードが発動した場合]]

-[[任意効果]]

-[[チェーン]]

-[[公式用語集]]