テーマにのっとって構築されたデッキ。
「宝玉獣」をテーマとした【宝玉獣】、「機械族」をテーマにした【機械族】、除外をテーマにした【除外ビートダウン】などテーマを持ったデッキのことを言う。
はっきりとした定義はなく、プレイヤーがテーマを想定して作ったデッキは総じて「テーマデッキ」と呼んでも差し支えはない。
原作・アニメのキャラクターのデッキを模したファンデッキもテーマデッキの一種である。
同様に、あらかじめテーマを固めることを想定してデザインされたデザイナーズデッキもこちらに含まれる。
以前はコンボが必要なテーマデッキよりもテーマを特に持たない【スタンダード】の方が強力であった。
そのため、「テーマデッキ」と言う呼び名は「勝利を求めないデッキ」のようなニュアンスで用いられることも少なくなかった。
最近ではサポートカードの充実によりテーマデッキでもメタデッキに対抗できるだけのパワーを持ったデッキが多くなっている。
よって現在はこうしたデッキの種類の定義は単純に強さの優劣には直結しない場合が多く、境界も線引きが難しくなっている。
１ターンキルなどもきちんとテーマを考えてから組んでいるという点では「テーマデッキ」の一種とも見ることができる。
このように個々のカード単体のパワーよりも、コンボ性やシナジーを重視したデッキが多いのが特徴。
デッキ全体の流れが固まっている故にメタにはまると極端に弱いものも多いが、うまく流れを掴んだ時には圧倒的な展開力や爆発力を発揮するものが少なくない。
『デッキ集』にデッキ例が掲載されているので、参考にするとよい。