*デッキの変遷 [#ne1a6ade]

このページには、各時代での流行したデッキ・モンスターについてを記す。

#contents

**デッキ・カードプールの変遷 [#waa19160]
***第1期 [#l24b80ec]
[[墓地]]に[[モンスター]]を送って[[《死者蘇生》]]する[[デッキ]]から[[除去]]しては殴るといった[[デッキ]]へと徐々にシフト。~
途中から[[効果モンスター]]が加わり、ゲームの幅が加速的に広まっていった。

-ちなみに、この頃は「エキスパートルール」と「公式ルール」の2種類が存在していた。~
現在のルールとの主な相違点は、以下の通り。
--エキスパートルール
---[[サイドデッキ]]は10枚
---マッチ戦が「1勝2分け」の場合、マッチ戦はお互いに引き分け
---どちらかの[[デッキ]]がなくなった場合、その時点でライフポイントの多いプレイヤーが勝利
---手札枚数に上限がない
---先攻1ターン目に[[ドロー]]ができない
--公式ルール
---「エキスパートルール」の相違点に加えて…
---[[魔法カード]]及び[[罠カード]]は、1ターンに1枚しか場に出すことができない
---[[上級モンスター]]・[[最上級モンスター]]の[[召喚]]に[[生け贄]]を必要としない
---[[融合召喚]]を行う場合、[[融合素材]]は両方ともフィールドにいなくてはならない

―主なカード
-《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》:単純な攻撃力で《青眼の白龍》を始めとする他を圧倒
-《ゲール・ドグラ》:登場当初は正規手順で召喚されていない融合モンスターも[[蘇生]]できた
-《陽気な葬儀屋》:「最上級モンスターを捨てる→[[蘇生]]」の流れ
-《死者蘇生》:説明不要
-《強欲な壺》:説明不要
-《サンダー・ボルト》:説明不要
-《ブラック・ホール》:説明不要
-《聖なるバリア−ミラーフォース−》:説明不要
-《落とし穴》:この時代はモンスター除去罠が少なかった
-……等

―主力モンスターの攻撃力の推移
-下級モンスター:1200〜~
[[レア>Rare]]の《深淵の冥王》、[[ウルトラレア>Ultra]]の《アクア・マドール》などが主力。

-上級モンスター:1700〜~
《アサシン》とか《マキャノン》とか。この頃は《レオ・ウィザード》もそこそこ。~
《デーモンの召喚》はもちろん、《カース・オブ・ドラゴン》がとんでもない強さだった…マジで。

***第2期 [#lab6bbf3]
ハンデスデッキ、《生還の宝札》を用いた1ターンキルが主流。~
終盤には【八汰ロック】が加わったりと、ある意味暗黒時代の始まりとも言えた…~
~
魔法・罠にアイコンが採用されより分かりやすくなった。~
トゥーンやスピリットといった特殊な効果モンスター群も登場。

-この時代に「新エキスパートルール」が成立。~
なお、もう一つ「ジュニアルール」というルールが存在していた。
--ジュニアルールの特徴
---魔法・罠は必ず場にセットしてからでないと使えない~
(場における魔法・罠は1枚まで)
---魔法・罠は1ターンに1枚しかセットできない
---速攻魔法は手札から使えない
---誘発即時効果を持つモンスターの効果を手札から使えない

―主なカード
-《強引な番兵》:ハンデス三種の神器その1
-《押収》:ハンデス三種の神器その2
-《いたずら好きな双子悪魔》:ハンデス三種の神器その3
-《黒き森のウィッチ》:最強のサーチカードその1
-《クリッター》:最強のサーチカードその2
-リクルーター:この頃から既に戦闘破壊へのアンチテーゼとして認識されていた
-《キラー・スネーク》:最高の手札コストカード
-《人造人間−サイコ・ショッカー》:説明不要
-《王宮の勅命》:説明不要
-《サンダー・ボルト》:説明不要
-《ハーピィの羽根帚》:説明不要
-《強欲な壺》:説明不要
-《天使の施し》:説明不要
-《大嵐》:説明不要
-《八汰烏》:【八汰ロック】地獄を引き起こした最大の戦犯
-……等

―主なデッキ
-【スタンダード】~
-【八汰ロック】~
-【エクゾディア】~
-【デビル・フランケン】 ~

―主力モンスターの攻撃力の推移 
-下級モンスター:1800〜~
《ランプの魔精ラ・ジーン》とか《メカ・ハンター》とか。~
《ヂェミナイ・エルフ》《ブラッド・ヴォルス》の黄金時代。

-上級モンスター:2500〜~
《デーモンの召喚》や《サイバティック・ワイバーン》の時代。~
お金のない人は《半魚獣・フィッシャービースト》で頑張っていた。

***第3期 [#hd292173]
ハンデスから「《第六感》+【カオス】」へと流行が変化。~
そして最凶の【サイエンカタパ】【デッキ破壊1キル】【現世と冥界の逆転】【デビル・フランケン】【ラストバトル!】という超暗黒時代。~
大会では1ターンキルや【カオス】、強力ハンデスデッキが列をなして襲ってきた。~
~
《魔導戦士 ブレイカー》《異次元の女戦士》《同族感染ウィルス》《魂を削る死霊》等の強力なカードがこの時代に登場。~
つまり、現在の主力のほとんどはこの時代で出現することになった。~
~
なお…迷走に次ぐ迷走の果てに壊れカードが満載された時代でもある。~
[[墓守]]、ユニオン、ガーディアンが加わるもそれをフォローするには至らず…

―主なカード
-《魔導戦士 ブレイカー》:使い易さ効果共に優秀すぎる効果モンスターその1
-《異次元の女戦士》:使い易さ効果共に優秀すぎる効果モンスターその2
-《同族感染ウィルス》:使い易さ効果共に優秀すぎる効果モンスターその3
-《魔導サイエンティスト》:【サイエンカタパ】地獄の主犯格
-《怒れる類人猿》:攻撃力1900通常モンスター価値暴落の原因
-《混沌帝龍 −終焉の使者−》:圧倒的破壊力を秘めるその効果
-《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》:その恐るべき攻撃能力の高さ
-《混沌の黒魔術師》:優秀な魔法回収効果と[[除外]]効果
-《地砕き》《サンダー・ブレイク》:《死者への手向け》等を潰した単体除去の代表格
-《第六感》:暗黒時代を助長した最凶のドローカード
-……等

―主なデッキ
-【スタンダード】~
-【カオス】~
-バーン~
-【八汰ロック】~
-【サイエンカタパ】~
-【デッキ破壊1キル】~
-【現世と冥界の逆転】~
-【デビル・フランケン】 ~

―主力モンスターの攻撃力の推移 
-下級モンスター:1900〜~
《ニュート》とか《怒れる類人猿》とか。攻撃力がややインフレ気味。~
《ヂェミナイ・エルフ》らは《デーモン・ソルジャー》らによってリストラ。

-上級モンスター:1900〜~
《天空騎士パーシアス》、《ヴァンパイア・ロード》、《人造人間−サイコ・ショッカー》が鎬を削っていた。~
その一方で、《デーモンの召喚》らはほぼ完全に姿を消した。

***第4期 [#sa410b71]
《サイバー・ドラゴン》、《死霊騎士デスカリバー・ナイト》、ガジェットを主とする「モンスターの効果に注目したデッキ」が良く見られた。~
第4期の前半期はまだ《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》が存在し【カオス】全盛期最後の姿である【変異カオス】が猛威を振るっていた。~
そんな中、第2期〜第3期の一部カードは禁止されるも、残ったカードや新カードにより強力なロック・コンボが…~
→【トランス】【MCV】~
~
原作が終了し、アニメからのカードが主なパック収録カード。~
中期から終期では【雑貨貪欲ターボ】、【黄泉帝】、【獅子黄泉帝】などが流行。~

―主なカード
-《サイバー・ドラゴン》:汎用性の高すぎるカードその1
-《月読命》:汎用性の高すぎるカードその2
-《突然変異》:凶悪な融合モンスターをお手軽に召喚する極悪魔法
-ガジェット:脅威のハンド・アドバンテージモンスター群
-「帝」シリーズ:カードプール増加による生け贄確保手段の増加により台頭
-《黄泉ガエル》:永続魔法・永続罠をあまり使わないデッキでは優秀すぎる自己再生モンスター
-《貪欲な壺》:ほぼ2枚目以降の《強欲な壺》
-暗黒界:それほど目ただなかったが、フィールド荒らしの定番になった
-《ヴィクトリー・ドラゴン》:大会を荒らしたマッチキルの元凶
-各種リクルーター:モンスター戦線維持の要
-……等

―主なデッキ
-【現世と冥界の逆転】~
-【三原式】~
-【変異カオス】~
-【ガジェット】~
-【黄泉帝】~
-【Vドラコントロール】~
-【雑貨貪欲ターボ】~
-【サイカリバー】~
-【リクルーターカオス】~
-【デビル・フランケン】 ~

―主力モンスターの攻撃力の推移 
-下級モンスター:1600〜~
攻撃力の高さよりも効果を重視する時代だった。

-上級モンスター:2400〜~
「帝」が基準と思われる。攻撃力の高さよりも便利さ、使いやすさを重視する傾向。

***第5期 [#zcadb9ed]
2006年度日本代表最終選考会では、【ガジェット】が上位を埋め尽くした。~
いきなり登場した《未来融合−フューチャー・フュージョン》、《オーバーロード・フュージョン》、《キメラテック・オーバー・ドラゴン》の3枚による【未来オーバー】も猛威を振るっている。~
~
しかし、まだまだ始まったばかりの第5期。~
今後のデュエルシーンがどうなっていくのかは、誰にも予測不能である。

―主なカード
-ガジェット:勢力の衰えを見せない脅威のハンド・アドバンテージモンスター群
-《サイバー・ドラゴン》:説明不要の万能アタッカー
-《天使の施し》:《強欲な壺》の代わりに禁止カードより制限復帰。~
ただし、《天使の施し》は禁止→制限→禁止→禁止→制限を行ったりきたりしているので、確定はできない。
-……等

―主なデッキ
-【ダークカオス】~
-【バブーン】~
-【ガジェット】~
-【サイカリバー】~
-【未来オーバー】~
-【次元ビートダウン】~
-【デビル・フランケン】 ~
-【パーミッション】

―主力モンスターの攻撃力の推移
-下級モンスター:1500〜~
リクルータークラスの攻撃力に勝てるかどうか。~
しかし、同じ下級でももう一つ「2100」という分水嶺が存在している。~
2100とはすなわち「《サイバー・ドラゴン》に殴り勝てるか?」である。

-上級モンスター:2400〜~
やはり、「帝」シリーズが基準となっている。~
3300の通常召喚・特殊召喚可能なモンスターやらそれを軽く超える融合モンスターやらがいるため、そこから先は大して差がなかったりする。

**遊戯王OCGの歴史 [#v9ccfb4a]
//パックの発売時期なども加えてみました
//原作などの展開(「バトルシティ編」に入ったなど)ぐらいも軽く書いておけば過去の記録に役立つかと
//禁止・制限の改訂での移り変わりも
***第1期 [#fe90ef06]
-1999年2月4日 [[Vol.1]]発売
--《落とし穴》が当時最強の罠カードだった。
-1999年3月18日 [[STARTER BOX]]発売
--最大攻撃力を誇る《青眼の白龍》と最強のモンスター除去《サンダー・ボルト》が登場した。
-1999年3月 [[BOOSTER1]]発売(詳細な発売日は不明)
-1999年3月1日 [[BOOSTER1]]発売
-1999年3月27日 [[Vol.2]]発売
--《死者蘇生》と《光の護封剣》が登場。
-1999年5月 [[BOOSTER2]]発売(詳細な発売日は不明)
-1999年5月27日 [[Vol.3]]
--エクゾディアのパーツやリバース効果モンスター、そして《強欲な壺》が初登場。
-1999年7月 [[BOOSTER3]]発売(詳細な発売日は不明)
--《血の代償》が初登場。
-1999年7月22 [[Vol.4]]発売
-1999年8月 [[BOOSTER4]]発売(詳細な発売日は不明)
--《天使の施し》が初登場。~
《ヂェミナイ・エルフ》・《メカ・ハンター》も登場したが、当時は「生け贄召喚」のルールがなかったので注目されなかった。
-1999年9月23日 [[Vol.5]]発売
--《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》の登場により《青眼の白龍》は攻撃力1位の座を奪われる。
-1999年10月 [[BOOSTER5]]発売(詳細な発売日は不明)
-1999年11月18日 [[Vol.6]]発売
--カウンター罠初登場。~
《クリッター》と《黒き森のウィッチ》の登場により【エクゾディア】が高速化。
-1999年12月 [[BOOSTER6]]発売
-1999年12月 [[BOOSTER6]]発売(詳細な発売日は不明)
--ついに《デビル・フランケン》登場。
-制限改訂[[2000/04/01>禁止・制限カード/2000年4月1日]]
--現在の禁止・制限カードの常連に規制がかかる。
***第2期 [#p22248d3]
-2000年4月20日 [[Magic Ruler −魔法の支配者−]]発売
--第2期の幕開け。~
「ハンデス三種の神器」《苦渋の選択》《サイクロン》など後の禁止・制限カードが登場。~
《マハー・ヴァイロ》黄金期。
-制限改訂[[00/05/15>禁止・制限カード/2000年5月15日]]
--《強奪》にのみ規制が掛かり「ハンデス三種の神器」は放置。
-2000年7月13日 [[Pharaoh's Servant −ファラオのしもべ−]]発売
--トゥーンとリクルーターが初登場。
-制限改訂[[00/07/15>禁止・制限カード/2000年7月15日]]
--「ハンデス三種の神器」に規制が掛かる。
-制限改訂[[00/08/15>禁止・制限カード/2000年8月15日]]
--《巨大化》が制限カードに。
-2000年9月28日 [[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]]発売
--《人造人間−サイコ・ショッカー》などが初登場。~
各種[[蘇生]]カード、《補充要員》の登場で《苦渋の選択》、【エクゾディア】の危険性が認知され始める。
-2000年12月14日 [[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]]発売
--《サウザンド・アイズ・サクリファイス》《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》などが初登場。
***第3期 [#s2000844]
-2002年5月16日 [[新たなる支配者]]発売
--第3期の開始。~
「[[墓守]]」シリーズ、《魂を削る死霊》、《タイムカプセル》、《名推理》などが登場。~
***第4期 [#g125a08d]
-2004年5月27日 [[SOUL OF THE DUELIST]]発売
--第4期のスタート。~
最強のレベルアップモンスター「ホルスの黒炎竜」シリーズが登場。~
 デッキジャンルでは、ガジェットが一風を制した
***第5期 [#y83c2e3b]
-2006年5月18日 [[POWER OF THE DUELIST]]発売
--第5期の始まり。~
【未来オーバー】ギミックの成立により、環境は混沌の一途を辿ることに。~
そのせいもあり、最強クラスのガジェットに拍車がかかることに…
//以下追記求む

**関連リンク [#yd1637ef]
-[[デッキ集]]