*デッキ切れ [#zcfca16c]
 [[デッキ]]の残り枚数が0になること。~
 [[デュエルの敗北>デュエルの勝利条件]]に直結することであり、[[デッキ破壊]]戦術の最終目標。~
 デッキアウト、デッキレス、ライブラリーアウトとも言う。~

 [[デッキ]]の枚数が0になっても、その時点ではまだ負けにはならず、[[ドロー]]する機会が訪れると負けになる。~
 従って、[[デッキ]]の枚数が0の状態で[[自分]]の[[ターン]]を迎えても、何らかの方法で[[ドローフェイズ]]を[[スキップ]]できれば負けにはならない。~
 例1:前の[[ターン]]に[[《八汰烏》]]の[[効果]]を[[発動]]された~
 例2:[[デッキ]]が残り2枚の時に[[《無謀な欲張り》]]を[[発動]]していた~
 例3:前の[[ターン]]に[[《死者への供物》]]を[[発動]]していた~
 なお、[[ドローフェイズ]]以外であっても、[[カードの効果]]で[[ドロー]]する場合には負けになる。~

-[[自分]]の[[デッキ]]が0枚の時、「[[デッキ]]から[[カード]]を[[ドロー]]する[[カード>カードの発動]]・[[効果の発動]]」は[[空撃ち]]に該当するためできないという裁定が出ている。([[《強欲な壺》]]・[[《成金ゴブリン》]]など)~
同じく、[[相手]]の[[デッキ]]が0枚の時、「[[相手]]に[[デッキ]]から[[カード]]を[[ドロー]]させる[[カード>カードの発動]]・[[効果の発動]]」はできないという裁定が出ている[[カード]]が多い。([[《エンペラー・オーダー》]]・[[《魔宮の賄賂》]]など)~

--ただし、[[強制効果]]で[[デッキ]]が0枚の[[相手]]に[[ドロー]]を強要する事は可能であり、その[[強制効果]]の[[トリガー]]となる行為を行う事にも制限はない。~
たとえば、[[《大盤振舞侍》]]で[[攻撃]]したり、[[《悪魔の偵察者》]]や[[《メタモルポット》]]などを[[反転召喚]]する事で、[[相手]]をデッキ切れで敗北させる事は可能である。~
[[攻撃]]や[[反転召喚]]自体はただの行動であり、それによってどんな[[効果]]が誘発されようと関係ないためである。~

---類例として、[[相手]][[フィールド]]上の[[モンスター]]が[[相手]]の[[デッキ]]枚数より多い状態で[[《皆既日蝕の書》]]を[[発動]]することは可能。~
[[相手]]は[[エンドフェイズ]]までに[[裏側守備表示]][[モンスター]]の数を減らさなければデッキ切れで敗北となる。~

--なぜか[[《手札抹殺》]]は[[相手]]の[[手札]]が[[相手]]の[[デッキ]]より多い場合も[[発動]]できるという裁定が出ている。~
古くから[[《手札抹殺》]]だけはこの裁定であり、かつては[[【デッキ破壊1キル】]]で利用されていた。~
なお、[[自分]]の[[デッキ]]が切れる状況では発動できない。~

--[[お互い]]に[[デッキ]]が5枚未満の状態で[[《メタモルポット》]]を[[リバース]]させた場合、両者同時にデッキが切れたとして[[引き分け]]になる。~

-[[デッキ]]の枚数が4枚以下の時に[[《ニードルワーム》]]や[[《ネクロフェイス》]]の[[効果]]を受けても負けにはならない。~
これらの[[カードの効果]]は「[[ドロー]]」ではないからである。~
もっとも、次の[[ドローフェイズ]]までに勝利するか、[[デッキ]]を[[回復]]させないと確実に敗北する。~

-デッキ切れの敗北は、上記のように[[ドローフェイズ]]を[[スキップ]]して防ぐ事ができるが、[[《焔虎》]]等の「[[通常のドロー]]を行う代わりに◯◯する」という[[効果]]では防ぐ事ができない。~
これらは[[通常のドロー]]が可能な場合にのみ[[発動]]可能な[[効果]]であり、[[デッキ]]が0枚の場合はそもそも[[ドロー]]自体が行えないため「代わりに」[[効果]]を[[発動]]する事ができなくなるためである。~

-[[新エキスパートルール]]導入前は、片方の[[プレイヤー]]がデッキ切れになった場合、その時点で[[ライフポイント]]が多いほうを勝者としていた。~
現在は[[DUEL TERMINAL]]のスピード[[デュエル]]においてこのルールが採用されている。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画・アニメを通じてデッキ切れで敗北したデュエリストは、「バトルシティ編」における「闇遊戯vs人形」戦の人形、アニメGXにおける「十代vsエックス」戦のエックスの2人しか存在しない。~
[[デッキ破壊]]を主戦術としたデュエリストは多いものの、いずれもデッキ切れで勝利をつかむには至っておらず、上記の2人は遊戯と十代が[[相手]]の[[カード]]を利用して咄嗟の機転でデッキ切れに追い込んだものである。~

--「デッキ切れで敗北したデュエリスト」は少ないが、「[[デッキ]]が0枚になったデュエリスト」は意外と多い。~
アニメ5D'sの「遊星vsジャン」戦では、遊星の[[デッキ]]が0枚の状態でジャンに[[ターン]]を回す事となったが、ジャンが[[魔法カード]]《&ruby(スピードスペル){Sp};−タイラント・フォース》の[[効果ダメージ]]で決着を付けようとしたために辛うじて逆転勝利を収めた。~
「アポリアvsZ-ONE」戦のアポリアは自らの[[デッキ]]を0枚にする事で次の[[ターン]]に特定の[[カード]]を確実に[[ドロー]]しようとしたが、[[《時械神ラツィオン》>《Z−ONE/モンスターC》]]に[[墓地]]の[[カード]]を全て[[デッキ]]に[[戻され>戻す]]失敗している。~
漫画ZEXALの「カイトvs飛車角」戦では、カイトが[[デッキ]]から3枚[[ドロー]]するかわりに、その他の[[デッキ]]の[[カード]]をすべて[[墓地へ送る]][[魔法カード]]《絶望の宝札》を使用している。

//--遊戯王Rにおける「城之内vs北森玲子」戦では、[[【デッキ破壊】]]を使用する北森玲子が「[[デッキ]]の[[カード]]が0枚になってもその時点では敗北しないが、次の[[ドロー]]時に負けが決定する」というルールを城之内に教える変わったシーンが見られる。~

-コナミのゲーム作品において―~
DMシリーズにおいては[[手札]]を5枚までしか持つことが出来ず、[[ターン]]開始時にすでに[[手札]]が5枚ある場合、[[ドロー]]自体行われない。~
なので、[[手札]]を使わなければ[[デッキ]]の枚数を減らさずに保つことができ、デッキ切れを回避できる。~
ちなみにCPUは[[手札]]の[[カード]]を1枚も使えない場合、1枚捨ててくるので毎[[ターン]]必ず[[ドロー]]が行われる。~
よって([[相手]]の[[デッキ]]を把握していて)現在の場札だけで負けない場合、あえて[[手札]]を全く使わずに[[相手]]のデッキ切れを狙うことも可能である。~

**関連リンク [#u055b576]
-[[デュエルの勝利条件]]
-[[デッキ破壊]]([[デッキデス]])

-[[用語集]]