*デュエル/Duel [#fbf73573]
 このカードゲームでは[[相手]]と対戦して、1回勝負がつくことを「デュエル」と呼んでいます。~
 [[相手]]との対戦では、このデュエルを3回行って勝者を決めます。~
 このデュエルの3回勝負を[[マッチ]]と呼びます。~
 マッチでは先に2勝した[[プレイヤー]]が勝者となります。~
 1勝2分けの場合は1勝した方が勝者です。~
 また1勝1敗1分け、3分けの場合、その[[マッチ]]は引き分けとなります。~

**デュエルの準備 [#a0b95623]
+対戦[[相手]]とあいさつをしたら、[[自分]]の[[デッキ]]をよく[[シャッフル]]して対戦[[相手]]に渡しましょう。~
おたがいに[[相手]]の[[デッキ]]を受け取ったら、それをかるく切り混ぜます。~
この行為を「[[カット]]」といいます。~
+[[カット]]がすんだらおたがいに[[デッキ]]を[[持ち主]]に戻し[[フィールド]]上の[[デッキゾーン]]に置きます。~
また、[[融合モンスター]]、[[シンクロモンスター]]、[[エクシーズモンスター]][[カード]]を使用する[[プレイヤー]]は、[[エクストラデッキ]]を[[エクストラデッキゾーン]]に置いてください。~
+お互いに、[[相手]]の[[サイドデッキ]]の[[カード]]枚数が15枚以下であることを[[確認]]します。~
このとき[[カード]]は裏向きのままでかまいません。~
また、1デュエル目以降、[[デッキ]]と[[サイドデッキ]]の[[カード]]を入れ替えた場合にも、枚数を[[確認]]してもらいます。~
+ジャンケンをして、勝者が先攻後攻を選択します。~
なお、次のデュエルの先攻後攻の選択権は、前のデュエルの敗者にあります。~
最後に、[[自分]]の[[デッキ]]から5枚[[カード]]を引いてください。~
これがデュエル開始時の[[手札]]となります。~

 (公式ルールブック バージョン 1.0 より引用)

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-現実のデュエルは、アニメのそれとは異なる部分が多いため、注意が必要。~
--[[モンスター]]を[[守備表示]]で[[通常召喚]]する場合、基本的には[[裏側守備表示]]となる。~
--互いの[[プレイヤー]]の[[ライフポイント]]は8000からスタートする。~

-[[マッチ]]の中の1デュエルは1セットと呼ばれることが多い。~

-[[ドローフェイズ]]に入る時の発言はただ「[[ドロー]]」と言うのが無難。~
アニメでは[[モンスター]]を[[召喚]]して即座に[[攻撃]]する場合が多いが、現実には[[優先権]]や各[[フェイズ]]の[[確認]]・[[宣言]]等に気を使う必要がある。~
[[優先権]]は理解するまでに時間が掛かる場合があるが、普段から[[宣言]]・[[確認]]する必要があるのは[[バトルフェイズ]]開始と[[ターン]]終了時程度。~
[[相手]]が[[スタンバイフェイズ]]の開始・終了を[[宣言]]しない意思を表明した場合、[[プレイ]]する[[カード]]は[[自分]]から[[宣言]]したい。~
~
[[《収縮》]]や[[《突進》]]等[[チェーン]]可能なタイプの[[戦闘]]補助系[[カード]]を使う場合は、[[ダメージステップ]]程度は[[確認]]しておかないと不利になる危険がある。~
[[相手]]の[[スタンバイフェイズ]]まで[[巻き戻し]]て[[《マインドクラッシュ》]][[《ダスト・シュート》]]等を使う者もいるので、あらかじめ進行形式は決めておきたい。

-原作では激しい口調で行われることの多いデュエルであるが、公式デュエルの場合、[[宣言]]・[[公開情報]]の[[確認]]等を敬語で行う者が多い。~

-カードゲームの世界に用語として出現したのは、『マジック:ザ・ギャザリング』が初である。即ちトレーディングカードゲーム自体の初期から使われている由緒正しい言葉なのだ。~
遊戯王OCG以外でも多くのカードゲームで対戦の事は「デュエル」と言われる。

-「デュエル」という単語自体を[[コナミ>KONAMI]]は2004年に商標登録しているようだ。~
これにより「デュエル」というワードを使用していたTCG「デュエルマスターズ」は、自身のTCGの略称も兼ねて「デュエマ」という固有名詞を使用するようになった。~

-「[[デュアル]]」や「ディエル」といった誤植もよく見かける。~
前者は[[ネタ]]として用いられる場合がある。~

-原作・アニメにおいて―~
「決闘」と表現される場合もある。~
両デュエリストの準備が整った後、「デュエル!」と同時に叫ぶのがデュエル開始の合図となっているようである。~
古代エジプトでは「ディアハ」と発音するらしい(あくまでフィクションであり、実際にこう呼ぶのかは不明)。~

--DMでは、千年アイテム所持者による「闇のゲーム」版の「デュエル」も存在する。~
[[モンスター]]が[[破壊]]されると[[カード]]も消滅したり、[[ライフポイント]]が無くなると実際に死んだりする、まさに恐怖のデュエルであった。~
後に「闇のゲーム」版の「デュエル」はアニメ及び漫画GXと5D'sでも内容を変えた形で登場している。

--アニメ5D'sではD・ホイールに乗って決闘を行うライディングデュエルが存在する。~
このライディングデュエルの場合、自動走行無しのマニュアルモードにおいては第一コーナーを先に曲がったプレイヤーが先攻をとることになっているようだ。~
しかし従来どおりデュエルディスクを使用することもある。~
そちらは作中において「スタンディングデュエル」と呼ばれる。~
これらのデュエルのルールの違いについては[[魔法カード]]を参照。~
またライディングデュエルは漫画5D'sでも登場するがデュエルのルールが上記とは異なる。

--実際のルールでは先攻後攻を選択する権利は[[マッチ]]の二戦目以降を除いてジャンケンに勝つことでしか得られない。~
しかしアニメではコイントスをしたり、たがいに交渉したりなどして決めているあたり、明確なルールがあるわけではないようだ。~
多くのデュエルで「俺の先攻、[[ドロー]]!」等と言って勝手に決めてしまっているように見えるが、単に演出上省いているだけと思われる(「先攻はお前にくれてやる」等と言い後攻を取る[[プレイヤー]]もいる)。~
また、「鬼柳vs巨体男」等クラッシュタウンでのルールでは、西部劇のガンマンのように合図からデュエルディスクを先に準備できたほうが先攻を取れるという決め方だった。~
公式サイトのデュエルワンポイントレッスンによれば「デュエルディスクが先攻後攻を決めてくれる」らしい。~

---アニメGXにおけるカイザー亮の「なぜ先攻を取らない?」やアニメ5D'sのクロウの「[[地縛神]]に対抗するためには先攻を取るしかない」など、アニメにおいては先攻を取る事が[[アドバンテージ]]となると考えているような発言がいくつか見られる。~
実際は[[《サイバー・ドラゴン》]]の存在などからもわかるように、先攻が必ずしも有利であるとは限らないが、最近(2011年3月19日以降)は[[起動効果]]関連のルール変更や[[制限改訂]]により上記のアニメ同様、先攻を取る事が総合的に重要という認識が広まっているのは事実である。~

--5D'sでは、ハラルドが[[《極神聖帝オーディン》]]を手にする前に「デュエル巡礼」という名目の旅をしていた。~
ただし、これは世界が戦争や貧困で苦しむ惨状を知るためであり、実際にデュエルを行ったような描写が存在しない(一応デュエルディスクは装着している)。

--原作では迷宮兄弟との[[タッグデュエル]]、バトルシティ編でのバトルロイヤル等、特殊なデュエルが多数登場した。~
アニメ5D'sでも、神経衰弱デュエルというものが登場している。~

-コナミのゲーム作品において―~
DSソフト「[[WORLD CHAMPIONSHIP 2011>ゲーム付属カード#m11b7abe]]」ではクラッシュタウン内及び同市出身者(トオルを除く)とのデュエルではジャンケンではなく、ランダムに5つ振り分けられた十字キーとボタンの早押しで先攻を決める。~
またスタジアムでのライディングデュエルではレースを行い、「第一コーナーをとった者が先攻」のルールを再現している。

**関連リンク [#wb91e303]
-[[デュエルの勝利条件]]

-[[マッチ]]

-[[タッグデュエル]]

-[[大会用語集]]
-[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/howto/rule_book.php]]