遊戯王カードWiki - ドライトロンのバックアップ(No.26)

ドライトロン/Drytron †

　デッキビルドパックジェネシス・インパクターズでカテゴリ化された「ドライトロン」と名のついたカード群。
　属するモンスターは全て機械族の特殊召喚モンスターで統一されており、水属性の《天極輝士－熊斗竜巧α》・《天極輝艦－熊斗竜巧》を除いて光属性である。
　また、元々の攻撃力は儀式モンスターは4000、それ以外は2000で統一されている。

メインデッキの特殊召喚モンスターの内、儀式モンスターと《天極輝士－熊斗竜巧α》以外レベル１・攻撃力2000・守備力０で統一されており、以下の共通テキストを持つ。

このカードは通常召喚できず、「ドライトロン」カードの効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：自分の手札・フィールドから、このカード以外の「ドライトロン」モンスター
または儀式モンスター１体をリリースして発動できる。
このカードを手札・墓地から守備表示で特殊召喚する。
その後、（任意で適用できる固有効果）。
この効果を発動するターン、自分は通常召喚できないモンスターしか特殊召喚できない。

カード名	固有効果
《竜輝巧－バンα》	儀式モンスター１体をサーチ
《竜輝巧－ラスβ》	除外された「ドライトロン」モンスター１体を墓地に戻す
《竜輝巧－エルγ》	同名カード以外の攻撃力2000の「ドライトロン」モンスター１体を蘇生
《竜輝巧－ルタδ》	手札の儀式モンスターか儀式魔法を公開して１枚ドロー
《竜輝巧－アルζ》	儀式魔法１枚をサーチ

属する魔法・罠カードにも、上記の共通効果と同様に、効果発動ターンは通常召喚できないモンスターしか特殊召喚できない制約を持つものが複数見られる。
- 儀式召喚を補助する魔神儀やドラグマ、特殊召喚モンスターを大量に墓地へ送る【推理ゲート】との混合で過剰にカードパワーが上がるのを避けた制約と思われる。
  間違われやすいが、通常召喚可能なモンスターを通常召喚することは制限されないため、《マンジュ・ゴッド》などとの併用は可能。

この制約はあくまで特殊召喚を制限するものであるため、この制約中に《名推理》や《モンスターゲート》は発動できない。
しかし、先に発動した《名推理》で《古代の機械巨人》のような通常召喚可能で特殊召喚できないモンスターや宣言されたレベルのモンスターを墓地へ送った場合は、その後にこの制約を持ったカードの効果を発動できる。

属する儀式モンスターは「メテオニス」の名を冠し、レベル12・攻撃力・守備力4000で統一されている。
ドライトロンのモデルや《流星輝巧群》の表記からすると、「メテオニス」の由来は「メテオ（流星）」＋「ドラコニス（りゅう座）」だろう。

多くのカードが「竜輝巧」と書いて「ドライトロン」と読ませている事から、カテゴリ名は「ドラゴン」＋「ライト（輝き）」＋「トロン」の３単語を合わせた造語であると思われる。

クリストロンとは種族や結晶状のデザインを持つ点が共通し、カテゴリ名の読みと漢字表記の双方も類似する関係にある。

りゅう座をモチーフにしており、儀式モンスター以外のモンスター及び《竜輝巧－ファフニール》はりゅう座を構成する星の名前に関連したカード名となっている。

デッキビルドパックジェネシス・インパクターズの公式サイトでは、「星列に眠る記憶、覚醒(めざめ)の刻(とき)―」というフレーズとともに、「特殊召喚モンスターを次々と展開しながらその効果でキーカードを手札に揃え、切り札の儀式モンスターへつなぐ」シリーズであると紹介している。

原作・アニメにおいて―
漫画OCGストラクチャーズの「尚磨vsダーク黒田」（２戦目）においてダーク黒田が使用。
尚磨はベアルクティを使用したため、（おおぐま座＆こぐま座vsりゅう座ということで）「星座をモチーフにしたデッキ同士のデュエル」とコメントされている。
なお、このデッキの作成に関してはとある事情から月子も協力しており、彼女の使用する【宣告者】から《宣告者の神巫》や《サイバー・エンジェル－弁天－》を借り受け採用している。

奇しくも、この対戦がVジャンプで連載されている時期に発売となるBURST OF DESTINYでは、この両カテゴリに属する《天極輝艦－熊斗竜巧》が登場している。
この点も踏まえると、始めから設定面で共通点を持たせた上でデザインされたカテゴリなのだと思われる。

ギャラリーからは、「結構動いたのに手札が一向に減らない！どうなってるんだよ【ドライトロン】は！？」と、その継戦能力の高さを評価されている。

漫画GXに登場する丸藤亮はこのカード群同様にりゅう座をモチーフにした機械族のサイバーモンスターを使用している。
デッキビルドパックジェネシス・インパクターズに再録された《エマージェンシー・サイバー》は、単なるシナジーだけでなく、このような縁もあるだろう。

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