ドローフェイズ/Draw Phase †
一番初めに行われるフェイズです。
このフェイズでターンを進めているプレイヤー(以後ターンプレイヤーと呼びます)は、自分のデッキの一番上からカードを1枚引きます。
デッキにカードがなく、カードが引けなかった場合は負けとなってしまいます。
ドローを行った後からスタンバイフェイズに移るまでの間に、罠と速攻魔法を発動することが可能です。
(公式ルールブック Version 3.0 より引用)
ただし、《魔王ディアボロス》の効果にチェーンして《サイクロン》《天罰》等を発動することは可能である。
→《王宮の弾圧》と《サイクロン》の関係
また、《火之迦具土》で暗黒界が捨てられたりした場合も、この時点でチェーンブロックが発生する。
- 原作・アニメにおいて―
アニメGXの「ヘルカイザーvs鮫島師範」戦において、ヘルカイザーはデッキの一番上からドローしていない(作画ミスによる)。
また、ミスターTに敗れダークネスの幻覚の中に囚われた万丈目が「デッキの上から2枚目のカードをドローする」行動に出た。
万丈目の行為はセカンド・ディールと呼ばれるイカサマである。
- 漫画GXの「万丈目vsデイビット」戦において、万丈目がドロー前に罠カード《舞い降りる竜》を発動し、手札から《プレアリー・ドラゴン》を特殊召喚した。
しかしOCGではドロー前に罠カードを発動することは基本的にできない。
ただしこれは演出上のものであり、前のターンやドロー後に発動していても結果は変わらなかった。
- アニメ5D'sの「アキvsミスティ」(2戦目)ではミスティがお互いのドローフェイズにターンプレイヤーがドローしたカードを確認し、そのカードをデッキに戻す永続魔法が登場した。
アニメ公式サイトのデュエルワンポイントレッスンでも紹介されている。
具体的なドローフェイズの処理の順番 †
- ドローフェイズ開始時(ドローを行う前)
他のタイミングと異なり、後述する特殊な場合を除いてクイックエフェクトは発動できない。
まず、《サイバーデーモン》や《破滅へのクイック・ドロー》の手札0枚判定を行う。
判定を行うだけで、チェーンブロックが発生するのはドロー後である。
次に、《火之迦具土》の効果を処理する。
これもチェーンブロックを作るのは前のターンの戦闘ダメージ発生時である。
このタイミングでチェーンに乗る処理は《魔王ディアボロス》のデッキトップ確認の誘発効果のみである。
これにチェーンする形でのみ、「ドローする前に」罠カードや速攻魔法を発動することが出来る。
- ドロー
カードを一枚ドローする。
もちろん強制。
《閃光の宝札》が二枚あれば、二枚ドローする。
前々ターン、前ターンに《罰ゲーム!》(の一番目の効果)を発動されていた場合、ドローできない。
「代わりに手札に加える」系のカード(下に一覧)は、ドローできる枚数分手札に加えられる。
エクゾディアが揃った場合、他のカードの処理をせずに勝利する。
《サイレント・マジシャン LV4》に魔力カウンターを乗せる処理、
《サイバー・エスパー》によるピーピング、ウイルスによる手札破壊などが発生する。
ウイルスによって破壊されたドローカードの誘発効果は次のタイミングで他のカードと共に処理する。
- ドロー後
基本的にはここからクイックエフェクトを発動できる。
《凡骨の意地》・《はたき落とし》・《D−HERO ダッシュガイ》などの処理タイミング。
《閃光の宝札》以外の追加ドローカードは、ここでチェーンブロックを作って追加ドローする。
《王宮のお触れ》や《マクロコスモス》など、影響の大きい永続罠もここで発動することが多い。
- ドローフェイズ終了
お互いに優先権を放棄することを確認して、ドローフェイズを終了する。
スタンバイフェイズへ。
関連リンク †
―自分のドローフェイズをスキップするカード
―相手のドローフェイズをスキップするカード
―通常のドローの代わりに別の行動をするカード