ドロー/Draw †
自分のデッキの一番上のカードを引いて手札に加える事を指します。
ドローフェイズで行うドロー以外にも、カードの効果によってドローをする場合があります。
(公式ルールブック バージョン 1.0 より引用)
- 引き分けの事を、「ドロー」ということもある。
両者およびジャッジの合意の上でその試合を引き分けとする行為は「インテンショナル・ドロー」と呼ばれる。
遊戯王OCGには規定がないが、これが許可されているカードゲームでは、お互いに既に大会の予選通過が確定した場合の予選最終ラウンドや他者の結果によって団体戦の勝敗が確定した場合に行われる事がある。
- テキスト上では「デッキから○枚ドローする」と表記されることが多いが、ルール上デッキ以外の場所からドローすることはできない。
- ドローフェイズ=自分のターンになるという事を示すからか、戦闘と並びアニメ内では重要視されており、作画や声優の演技にも気合を入れられることが多い。
例としては、アニメZEXALIIの「ナッシュvsIV」戦にて、IVの最終ターンのドローの際に光の軌跡でIVと刻まれる演出がなされている。
- また、アニメ作品ではドローの際にデュエリストが跳び上がる演出がなされることが多いが、アニメZEXALでは実際に跳び上がっているらしく、着地するシーンが描写されている。
- 狙ったカードをドローできる事が、ある種のステータスとして描かれている場面も多い。
アニメDMの「遊戯vsアテム」戦では、イシズから「アテムは自分の欲すカードを自在に引き当てる事ができる」と説明された。
アニメGXでは十代や万丈目などの素のドロー力が強い人物の事を橘一角が「天然ドローパワーを持つ」と評しており、羨む描写が見られる。
漫画版GXでも「十代のドローは最強」と評されており、特に最終戦「十代&万丈目vsMr.マッケンジー(トラゴエディア)」戦では、《マアト》の効果と千年アイテムの力で、逆転に必要なカードを宣言しつつ6連続ドローしている。
アニメZEXALシリーズでは任意のカードをドロー(または創造)する「シャイニングドロー」「ダークドロー」「バリアンズ・カオス・ドロー」が存在する。
「シャイニングドロー」の口上ではこの能力を「最強デュエリスト」に必要なものだとしている。
- また、原作・アニメDMの舞は小細工で、漫画版5D'sのアキは超能力で次にドローするデッキトップのカードを予見している(後者は「予見する引き札」と称されている)。
これらは別に狙ったカードを引いているわけではないのだが、対戦相手やギャラリーは狙ったカードを引かれているかの様にタネを見破るまで思い込まされていた。
- 引きの良さは訓練によって鍛えられるらしく、アニメGX、ZEXAL、ARC-Vではドローの特訓を行う、または行わせるシーンが見られる。
また、アニメGXの大山の様に滝に打たれながら練習したり、アニメZEXALのアリトとギラグの様に肉体に負荷をかけた状態でドローの素振りをする描写もある。
Vジャンプweb内の「ガガガ学園放送部」「【幻獣機】紹介」の回ではこれらをネタにしたアイカワの発言(滝に打たれてドローの修行を行っていた)に対して「そのうちシャイニングドローを使いだす危険性あり」と字幕でツッコミが入れられた。
- 一方で、デッキとの絆、想いの強さがドローに影響するとの描写も度々見られる。
主人公が劇中最強クラスのデュエリストである理由を違和感がなく表現できるため、設定として組み入れやすいのだろう。
上記のような「訓練でドロー力が磨かれる」描写とは一見矛盾するようだが、何度もドローすることでデッキへの愛着が深まると考えれば共存は可能であり、実際に両方の描写がある作品も多い。
アニメGXの「十代vs橘一角」戦はこの描写に丸々一話を使っており、《一撃必殺!居合いドロー》を中心にしたロマンに溢れたデッキを組んだもののデッキが回らず「死神のカード」の呪いに頼った橘に、十代が「デッキを信じる心」を説いている。
- 劇場版『遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』では、海馬が《オベリスクの巨神兵》を何と地面からドローしている(詳細はあちらのページを参照)。
このシーンは非常に印象的であり、スタッフや公式サイドからも「地面からドロー」と例えられた他、海馬役の津田氏は見どころとして挙げている。
自分がドローを行う †
相手がドローを行う †
条件を満たすプレイヤーがドローを行う †
※通常のドローに関しては、通常のドローを参照。
―自身
―自分のドロー
―相手のドロー
―お互いのドロー
その他のドローに関連するカード †
関連リンク †