*ネタ [#cfaca013]
 笑いや面白おかしい話題の種になるもの。~
 「−[[カード]]」「−[[デッキ]]」という形で用いられる。~

 強い[[カード]]や[[カテゴリ]]、[[デッキ]]は実用性の面で話題になるが、こちらは弱さや[[コンボ]][[成功率>確率]]の低さ等が話題となりやすい。~
 特に漫画やアニメで活躍した[[モンスター]]が、その知名度や人気に反して[[デュエル]]シーンにおける実力や[[性能>汎用性]]が低い場合、そのギャップがネタにされる事が多い。~
 [[《ラーの翼神竜》]]や[[《機皇神龍アステリスク》]]等、[[OCG]]化に際して著しい弱体化を経た[[モンスター]]は特にネタにされやすい。~

 それ以外でネタとなりやすいのは、[[イラスト]]に特徴があったり、他の[[カード]]の[[イラスト]]で出番がある[[カード]]である。~
 [[《戦士ダイ・グレファー》]]や[[《成金ゴブリン》]]等が代表的だろう。~

 現在ネタ扱いされている[[カード]]も、その後に登場する[[カード]]によってネタから脱却する場合がある。~
 今では[[専用デッキ>【ワイト】]]が組まれるほどの[[《ワイト》]]も、[[《ワイトキング》]]が登場する前は完全なネタ扱いだった。~
 [[《青眼の白龍》]]も、[[生け贄]]ルールの導入後は実用的な[[サポートカード]]が登場するまではファンアイテムとしての地位に甘んじていたのである。~

-ネタから脱却した[[カード]]と[[サポートカード]]の例~
--[[《もけもけ》]]→[[《怒れるもけもけ》]]
--[[《折れ竹光》]]→[[《魂を吸う竹光》]]
--低[[レベル]][[融合モンスター]]→[[《簡易融合》]]・[[《魔導サイエンティスト》]]

-実用性の低い「ネタ[[カード]]」をメインとして据えた[[デッキ]]は「ネタ[[デッキ]]」と呼ばれる。~
同様に面白さを追及しているデッキには「[[ファンデッキ]]」もあるが、あちらは[[サポートカード]]が存在する等、[[デッキ]]のコンセプトに実用性があるものを指す。~

--ネタ[[デッキ]]の例としては、ポケモンに名前や姿の似た[[《炎帝テスタロス》]]・[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]・[[《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》]]等を詰め込んだ【ポケモン】や、[[《スカルライダー》]]・[[《カオスライダー グスタフ》]]等を[[《凶暴化の仮面》]]・[[《ビッグバン・シュート》]]で強化して戦う【仮面ライダー】等の類が挙げられる。~
//他にもアニメ版DMのドーマ編のモンスターを意識した[[《ガーディアン・エアトス》]]・[[《アイアン・ハート》]]・[[《オレイカルコス・シュノロス》]]・[[《オレイカルコスの結界》]]・[[《シルバー・フォング》]]・[[《魔導戦士 ブレイカー》]]・[[《ゴキボール》]]・[[《カタパルト・タートル》]]・[[《凡骨の意地》]]・[[《バーサーカー》]]等。【ドーマ編】~
これらは[[カード名]]の統一性や強い[[シナジー]]がないため、ネタ[[デッキ]]の域を出ることは不可能であろう。~
一方で[[カテゴリ]]化されてはいないが、[[属性]]・[[種族]]を統一しやすいためにある程度戦えるネタ[[デッキ]]も存在する(例:[[TAG FORCEシリーズ>ゲーム付属カード#vc7f2530]]の【亀】等)。~

--[[カード]]単体だけではなく、ギャグや話題性を意識した[[コンボ]]等もネタとして扱われる。~
[[《荒野の女戦士》]]を[[相手]]に[[送りつけ]]、[[《戦士ダイ・グレファー》]]で[[攻撃]]し、[[《二者一両損》]]の[[イラスト]]を再現するのがその例である。~

--[[禁止カード]]を1枚ずつ投入して作った[[デッキ]]もある種のネタ[[デッキ]]と言える。~
[[《サンダー・ボルト》]]・[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]]のような[[パワーカード]]から、[[《レスキューキャット》]]・[[《イレカエル》]]のような[[リクルート]]対象が不在のため[[壁]]にしかならない[[カード]]、[[《魔導書の神判》]]・[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]のような[[ブラフ]]にしかならないような何もできない[[カード]]まであり、一筋縄では回せない。~
//[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]は出せない訳ではないので

-ネタデッキは「勝負に勝つ」というコンセプトとは違ったベクトルでカードゲームを楽しむ[[デッキ]]とも言える。~
対戦相手をも思わず笑顔にさせてしまう様な[[デッキ]]こそ、真のネタデッキといえるのかも知れない。~
とはいえこれらの[[デッキ]]を使うとしても、真剣勝負の場で使うならば本気で[[デュエル]]でき、出来る限り勝ちを狙える[[デッキ]]を作成したいところである。~
真剣勝負を楽しみたい人の中にはネタに偏重した[[デッキ]]を敬遠する人もいるので、使用する場合は場の空気を読むようにしたい。~

-原作・アニメにおいて―~
「決闘者の王国編」では遊戯の[[《クリボー》]]が「ネタ」のような扱いをしばしば受けているが、ほとんどの[[相手]]はその[[《クリボー》]]を侮ったために窮地に陥ってしまった。~
また、アニメでは遊戯が「城之内君に何となく似てる」という理由から[[《凡骨の意地》]]を所有していた。~

--アニメGXでは初期の万丈目がまさにそれであった([[《地獄の番熊》]] を参照)。~
また、翔や隼人が「アイドル[[カード]]([[手札]]にキープして眺める[[カード]])」と称して[[《雷電娘々》]][[《治療の神 ディアン・ケト》]]を[[デッキ]]に入れている。~
それに対して三沢は否定を続けてきたのだが、皮肉なことにネット上では、それらが[[三沢自身のネタ要素>《白魔導士ピケル》]]となってしまった。~

--アニメ5D'sにおいて、矢薙が使用した《水晶ドクロ》・《アショカ・ピラー》・《カブレラストーン》等オーパーツをモチーフとした【秘宝[[デッキ]]】もネタデッキに該当すると言える。~
専用サポートである《トライアングル−O》、[[コンボ]]が成立する《呪詛返しのヒトガタ》等も投入されていたのでどちらかと言うと[[ファンデッキ]]寄りだが、彼の場合は[[効果]]を読まずに[[イラスト]]と[[カード名]]で投入[[カード]]を決めていたようなので、実質的にはネタデッキだったと言っていいだろう。~
専用サポートである[[通常魔法]]《トライアングル−O》、[[コンボ]]が成立する[[速攻魔法]]《&ruby(のろい){呪詛};返しのヒトガタ》等も投入されていたのでどちらかと言うと[[ファンデッキ]]寄りだが、彼の場合は[[効果]]を読まずに[[イラスト]]と[[カード名]]で投入[[カード]]を決めていたようなので、実質的にはネタデッキだったと言っていいだろう。~
また、チーム・太陽の切り札である《眠れる巨人 ズシン》は、そのあまりにも厳しい[[召喚条件]]から「誰もが持っていながら誰も使わない」典型的なネタ[[カード]]であった。~
しかし、それをあえて戦略の軸とし、遂に[[召喚]]を成功させたことで、それまでチーム・5D's寄りだった大勢の観客を興奮させ、味方につけることとなった。~

--[[カード]]としての性能ではなく、原作やアニメでの活躍からネタとなる[[カード]]も存在する。~
[[《ソニック・ウォリアー》]]や[[《光天使ブックス》]]はその代表例と言えよう。~
[[《狂戦士の魂》]]のようにネタとして人気を持ち続けた結果、[[OCG]]化に辿りついた例も存在する。~

--1話限りのゲストキャラが[[デュエル]]する場合、[[デッキ]]として見るとネタ[[デッキ]]である場合も多い。~
モデルは同じだが、[[シナジー]]という面で見ると皆無であり、エースへの繋ぎがその[[カード]]である意味も薄いことが多いのである。~
もっとも[[ファンデッキ]]との境界はあいまいであり、作中では[[デッキ]]の中の数枚程度しか明らかにならない事が多いため、これは視聴者側からの判断の面も強い。~
この傾向は、[[メインデッキ]]の[[モンスター]]が[[エクシーズ素材]]として活用されるだけの事が多いZEXALでよく見られた。~

--他には、[[コスト]]や[[デッキ]]が確認できる場面で捨てられる[[カード]]でネタが仕込まれている事もある。~
例として小鳥が[[コスト]]で捨てた[[《ゴッドバードアタック》]]等がそれである。~
また、[[デュエル]]以外で一瞬映る[[カード]]にも、ネタが仕込まれている事が多い。~
こういった[[OCG]]プレイヤーへ用意されたネタを楽しむのも、アニメ視聴の醍醐味と言える。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[コナミ>KONAMI]]公認のネタなのか、[[《ワイト》]]や[[《火の粉》]]でトドメを刺すとボーナスがもらえるゲーム作品がある。~
また[[《青眼の銀ゾンビ》]]はDM6で[[カード名]]ネタが使われている(該当ページ参照)。~
[[TAG FORCEシリーズ>ゲーム付属カード#vc7f2530]]では、ネタデッキを使うデュエリストや、シナジーのないネタカードを投入しているデュエリストが幾人か登場する。~
例としては、[[【ダイ・グレファー】>《戦士ダイ・グレファー》]]・【筋肉】・【亀】・【外来魚】・[[《ツンドラの大蠍》]]・[[《タイホーン》]]等。~
メインキャラでは、1の浜口ももえが【イケメン】を組んでいる。~
また、[[公式>KONAMI]]が配信している[[デッキ]]レシピの中には、ネット上で話題になった作品の設定や描写を彷彿とさせる[[カード]]が投入されている[[デッキ]]レシピがある。~
このようにコンセプトの数だけいくつも存在していて、挙げればきりがない。~
//出る度にネタデッキ名を書くとキリがないと思ったので記述変更
//TF4以降にも対応出来るような記述に変更。

**関連リンク [#h0195103]
-[[用語集]]