*ビーステッド [#top] [[DARKWING BLAST]]で[[カテゴリ]]化された「ビーステッド」と名のついた[[モンスター]]群。~ 属する[[モンスター]]は全て[[ドラゴン族]]で統一されている。~ -[[通常召喚モンスター]]は全て[[レベル]]6の[[闇属性]]・[[攻撃力]]2500・[[守備力]]2000で統一されており、以下の共通[[テキスト]]を持つ。~ (1)は特定条件下で[[誘発即時効果]]となる[[起動効果]]、(2)は[[誘発効果]]となっている。~ このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分または相手の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを除外し、このカードを手札から特殊召喚する。 相手フィールドにモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。 (2):(固有の誘発効果) |CENTER:|CENTER:|CENTER:|c |[[カード名]]|固有[[効果]]の誘発条件または必要な[[コスト]]|[[効果]]| |[[《深淵の獣サロニール》]]|自身が[[墓地へ送られた]]場合|[[デッキ]]から[[同名>同名カード]]以外の[[ビーステッド]]か[[烙印]]を[[墓地へ送る]]| |[[《深淵の獣ドルイドヴルム》]]|自身が[[フィールド]]から[[墓地へ送られた]]場合|[[相手]]の[[特殊召喚]]された[[モンスター]]1体を[[墓地へ送る]]| |[[《深淵の獣バルドレイク》]]|[[相手]]が[[儀式>儀式モンスター]]・[[融合>融合モンスター]]・[[S>シンクロモンスター]]・[[X>エクシーズモンスター]]・[[リンクモンスター]]を[[特殊召喚]]した場合&br;自身以外の[[自分]][[フィールド]]の[[光>光属性]]・[[闇属性]]を[[リリース]]|その[[特殊召喚]]された[[モンスター]]1体を[[除外]]| |[[《深淵の獣マグナムート》]]|自身が[[特殊召喚に成功した]]場合|[[エンドフェイズ]]に[[同名>同名カード]]以外の[[ドラゴン族]]を[[サーチ]]| --意識されたかは不明だが、(1)の[[効果]]は登場時期(2022年7月)における[[環境]][[主流デッキ]]の[[【ティアラメンツ】]]への[[メタ]]として機能している。~ 2022年夏の[[環境]]では、1〜2種類の[[闇属性]]のビーステッドのみが[[出張]]採用されているケースが見られる。~ -[[特殊召喚モンスター]]は全て[[光属性]]で統一されており、特定の[[モンスター]]を[[リリース]]する事でのみ[[手札]]・[[墓地]]から[[特殊召喚]]できる[[召喚条件]]を持つ。~ -公式サイトの[[DARKWING BLAST]]紹介ページでは『光を嘲り、闇をも欺く。混沌を支配する竜の軍勢「&ruby(ビーステッド){深淵の獣};」!!』と紹介されている。 --一部が[[《凶導者アルベル》]]の[[フレイバー・テキスト]]と一致しており、アルベルと関係が深いことが窺える。~ -[[通常召喚モンスター]]は、現実の神話・伝承における怪物がモチーフと思われる名を持ち、肩書きは「深淵の獣」と書いて「ビーステッド」と読む。~ 一方で[[特殊召喚モンスター]]は、[[《アルバスの落胤》]]を中心としたストーリーの登場人物を連想させる名を持ち、肩書きは「深淵の獣」と書いて「ザ・ビーステッド」と読む。~ 同じ当て字で「The」の冠詞の有無が分かれるという意味深なネーミングだが、[[カード]]名を[[宣言]]する際には注意したい。~ --[[イラスト]]では[[通常召喚モンスター]]は生物的な肉体を持ち、鎖と拘束具のような装飾が見られる点で共通している。~ 一方で、[[特殊召喚モンスター]]は金属質の装甲で全身を覆った機械的な見た目をしており、対照的なデザインをしている。~ -[[カテゴリ]]名と属する[[モンスター]]の[[レベル]]を考えると、[[「黙示録の獣(ザ・ビースト)」・「獣の数字」>《真竜皇V.F.D.》]]を意識していると思われる。~ --同じ世界観のストーリーの中で、共通のモチーフを用いているものとしては、666項から構成される[[ドラグマ]]の教典「ドラグマ聖文」が存在する。~ -[[通常召喚モンスター]]の固有名は『偽ベロッソス書』に基づいていると見られる。~ 15世紀後半に神学者ヴィテルボのアンニウスによって、バビロニアの歴史学者ベロッソスの史書が発見され、大洪水([[ノアの方舟>《奇跡の方舟》]])の後の歴史とブリテン(イギリス)建国の神話が書かれているとされた。~ 以下の通り、ブリテン建国から5人の王の記述があり、後に歴史家ラファエル・ホリンシェッドが既存のブリテン伝説の2人の王[[アルビオン>《烙印竜アルビオン》]]・ブルータスを付け加える形で流布された。~ しかし、後年にアンニウスによる偽造と判明し『偽ベロッソス書』と呼ばれるようになった(偽書であるため以下の内容は事実ではない)。~ --サモテス(Samothes)(別名は[[ディース>《The suppression PLUTO》]]):[[ノア>《奇跡の方舟》]]の息子ヤペテの子で、洪水後に初めてケルティカ(グレートブリテン島)に上陸したと記述されている。~ --[[マグヌス/マグス(Magus)>《深淵の獣マグナムート》]]:サモテスの子で、賢人[[マギ(Magi)>マギストス]]の祖になったと記述されている。 --[[サロン/サッロニウス(Saron/Sarronius)>《深淵の獣サロニール》]]:マグスの子で、大学を創設し哲学者一派のサロニデス派(Sarronides)の由来となったと記述されている。 --[[ドルイス(Druis/Druiyus)>《深淵の獣ドルイドヴルム》]]:サロンの子で、[[ドルイド(Druid)>《ライトロード・ドルイド オルクス》]]の祖になったと記述されている。 --[[バルドゥス(Bardus)>《深淵の獣バルドレイク》]]:ドルイスの子で、吟遊詩人(Bard)の祖になったと記述されている。~ 以下はホリンシェッドによる、『偽ベロッソス書』以前からの伝説と結びつけた記述。~ ---[[アルビオン(Albion)>《烙印竜アルビオン》]]:[[ポセイドン>《ポセイドンの力》]]の息子の巨人族で、バルドゥスを倒し王になったが、[[ヘラクレス>《剣闘獣ヘラクレイノス》]]に倒された。~ ---ブルータス/トロイのブルータス(Brutus of Troy):アルビオン死後にグレートブリテン島にいた巨人族を倒して王になって、「ブリテン」や「ブリトン人」の由来となった。~ -[[デスピア]]との関係性は不明だが、[[効果]]は全体的にあちらへの[[メタ]]となっている。~ [[デスピア]]は[[光>光属性]]・[[闇属性]]主体の[[融合召喚]]テーマなので、[[通常召喚モンスター]]の(1)を満たしやすく、[[デスピア]]単体では誰も[[《深淵の獣アルバ・ロス》]]に勝てない上に、[[除去]]しようものならその後の[[融合召喚]]自体が封じられてしまう。~ **関連リンク [#link] ―「ビーステッド」と名のついた[[モンスター]]~ ※は「ビーステッド」に関する[[効果]]を持つ[[モンスター]] -[[効果モンスター]] --※[[《深淵の獣サロニール》]] --[[《深淵の獣ドルイドヴルム》]] --[[《深淵の獣バルドレイク》]] --[[《深淵の獣マグナムート》]] -[[特殊召喚モンスター]] --※[[《深淵の獣アルバ・ロス》]] --※[[《深淵の獣ルベリオン》]] ―「ビーステッド」に関する[[効果]]を持つ[[カード]] -[[《復烙印》]] -[[《烙印の獣》]] ―その他のリンク -[[ドラグマ]] -[[トライブリゲード]] -[[スプリガンズ]] -[[烙印]] -[[デスピア]] -[[相剣]] -[[氷水]] -[[セリオンズ]] -[[スプライト]] //-[[ビーステッド]] //-[[《灰燼竜バスタード》]] -[[《凶導者アルベル》]] -[[《深淵竜アルバ・レナトゥス》]] -[[【ビーステッド】]] -[[カテゴリ]] //**FAQ [#faq] //Q:~ //A: //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。