ピン挿し †
あるカードを1枚だけデッキに投入すること意味する用語。
ピン刺し、ピン差し、1枚挿しとも呼ばれる。
コンセプトのあるデッキでは、同一種のカードを複数枚投入することが多い。
特定のコンボを決めるには、特定のカードをドローしなければならないからだ。
しかし、以下のような理由でピン挿しが行われることがある。
- 2枚・3枚と同一種のカードを複数デッキに入れることは積むと言う。
2枚投入した場合を「2枚積み」、3枚投入した場合を「3枚積み」。
故に「ピン積み」、「1枚積み」といった表現は間違いである。
- 基本的にデッキに多様性や対応力を持たせる事を目的とした行為である。
デッキの理想的な上限枚数には限度があるので、安定性や確実性と天秤にかける事になり、プレイヤーの構築力が問われる。
ドローに影響は与えないものの、エクストラデッキの構築も同じ傾向を持つ。
- デッキの戦略的意図に関係なくピン挿しを行う場合もある。
個人の思い入れなどにより、実用性を度外視して特定のカードを投入したい場合が挙げられるだろう。
- 特定の状況に応じたカードを複数種類ピン挿しして置き、それらをサーチカードで使い分ける戦術を「シルバーバレット」と言う。
吸血鬼や狼男に対して、一発の銀の弾丸が必殺の武器となる事から名付けられたネーミングである。
状況に応じて様々な剣闘獣をリクルートして戦う【剣闘獣】は、このシルバーバレットがコンセプトのデッキと言っても過言ではない。
《増援》が無制限の時代は【戦士族】でも似たような事が行われていたが、制限カードとなった現在は多種多様な融合を行える【E・HERO】以外ではあまり見られなくなった。
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