フィニッシャー

 finisher(仕上げる者)の意。
 つまりはこのカードをもって止めを刺す、ゲームを終わらせることを意図して採用するカードの事で、「切り札」とも呼ばれる。
 また事前の想定に関わらず、単に決まり手となったカードを指す場合もある。

 当然のことながらデッキによってフィニッシャーは異なってくるが、遊戯王OCGではライフポイントを0にするという勝利条件から、モンスターがそう呼ばれることが多い。
 一般的には、

  1. 高火力で一気にライフを削りきるタイプのモンスター《火之迦具土》《サイバー・ツイン・ドラゴン》など)や、
  2. 凄まじい干渉力で相手の反撃を許さず、そのまま押し切るタイプのモンスター《スターダスト・ドラゴン/バスター》《光と闇の竜》など)、
  3. 強力な除去能力をもって相手の守りを、ひいては相手の戦略を崩壊させるモンスター(各種の《神獣王バルバロス》など)

 がその任を担う。
 【カオス】で一時代を築きあげた《混沌帝龍 −終焉の使者−》《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》は、これらの最たるものとされる。

 また、《八汰烏》《ヴィクトリー・ドラゴン》は上記のカードとは全く違う角度からのフィニッシュを決める、最高のフィニッシャーと言えよう。
 こうしたカード環境を席巻する力を持つものも多く、制限カード禁止カードに指定されている事も少なくない。

 なお、バーンカードや、デュエルの勝敗を決定づけるロックカードなどもフィニッシャーであると言えるが、こうしたカードに対しては「エンドカード」の呼称が用いられる。

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