遊戯王カードWiki - フレイバー・テキストのバックアップ(No.42)

フレイバー・テキスト †

　フレーバー・テキストともいう。
　通常モンスターのテキスト欄に書かれている、ルールに干渉しないテキストの通称。
　フレイバー（Flavor）とは香り、匂いのこと。
　味気ない通常モンスターに文字通り香り付けをするテキストという意味である。
　テキストの内容は、そのカードの雰囲気やゲームの世界観をあらわすもので、ただの数字の世界でないことを教えてくれる。

　要するにテキスト欄を埋めるための文章なので、カードの効果がある効果モンスターや魔法・罠カードには存在しない。
　その他のモンスターのカードの効果や使用法の説明は「ルール・テキスト」と呼ばれることがある。

このカードゲームのフレイバー・テキストは「Magic: the Gathering」や「デュエル・マスターズ」等とは趣が違い、ほとんどモンスターの説明しか書かれておらず、世界観の説明は主に魔法・罠カードのイラストで行っている。
公式用語の「モンスター情報」の通り、モンスター図鑑的な役割が主となっている。

OCG初期のカードは通常モンスターが多かったため、様々なフレイバー・テキストを見る事ができた。
しかし、同時に初期特有の低ステータスのせいで、フレイバー・テキストの内容と明らかに釣り合わないカードも多い。

磁石の戦士シリーズが現在最もフレイバー・テキストが短い通常モンスターである。
逆に、《Ａ・マインド》が現在最もフレイバー・テキストが長い通常モンスターである。

原作・アニメにおいて―
磁石の戦士シリーズは効果だったものがOCGではフレイバー・テキストになった。
アニメにおいて、モンスターがキャラクターとして登場する場合、フレイバー・テキストと性格が大きく異なっていることがある。（《暗黒界の騎士ズール》など）
アニメ5D'sにおいてカーリーの使用する「占い魔女」シリーズは、ここに「運勢」「ラッキーナンバー」「ラッキーカラー」「ラッキーアイテム」といった占いの内容が書かれており、DUEL TERMINALでも出現する。
カーリーが実際に占いに使用しているのも劇中で見られる。
アニメ5D's公式サイトのデュエルワンポイントレッスンでは、実際に「フレーバーテキスト」という言葉を用いて説明をしていた。
また、5D'sにおける「クロウvs屑山鉄蔵」で登場した、《キッズ・ジャンク》のテキストではそのモンスターの特徴ではなく、そのモンスターからのメッセージが記されている。このテキストの内容は、「いつかオレだって、父ちゃんみたいに強くなるぜ！」