プレイヤー/Player †
モンスター情報や魔法・罠カードの効果を説明するテキストで使われる用語。
デュエルする者のことであり、「自分」「相手」「お互い」と表現されることもある。
- 原作からの影響や遊戯王以外のTCGをプレイする人と区別する必要がある為か、俗称として遊戯王プレイヤーを「デュエリスト」と呼ぶ場合がある。
また、TCGの公認大会規定では、プレイヤーを指す言葉としてデュエリストが用いられている。
- 原作・アニメにおいて―
各プレイヤーは「決闘者(デュエリスト)」とも呼ばれており、基本的には(実力の程度やその場の状況とは無関係に)デュエルする人という意味で使われている。
その一方で中には「「高い実力を持つ事」や「デュエルに誇りを持っていること」を信条とするキャラクター」が全シリーズを通して時折登場しており、「決闘者(デュエリスト)」の一種の条件であるような描写も見受けられる。
また、5D'sでは、D・ホイールを所持しライディングデュエルを行う決闘者はアニメ版では「D・ホイーラー」、漫画版では「決闘疾走者(ライディング・デュエリスト)」と呼ばれている。
D・ホイールを所持しライディングデュエルを行う決闘者は、アニメ・漫画ARC-Vでも登場している。
- 長いシリーズだけあり、登場するデュエリストの幅は(他のTCGコンテンツと同様)異様に広い。
宇宙人、未来人、超能力者、異世界人、アンドロイド辺りは序の口で、幽霊、吸血鬼、悪魔、人形、お掃除ロボット、サル、イヌ、タヌキ等までデュエルを行っている。
- アニメではプレイヤーに関係するカードが使われる事も多く、OCGの特殊な挙動をするものに比べて物理的に関与するものが多い。
例としてスカイダイビングを効果処理として強要するカードや、(クイズなのに)1分間息を止めなければ1200ダメージを受けるカードなどが挙げられる。
また、《EM五虹の魔術師》のアニメでの効果は、「両プレイヤーに」5つの効果を与えるという非常に特殊なテキストを持っていた。
- アニメ5D'sの詰めデュエルのスタート画面において、「PLAER」と誤植されていた。
「プレイヤーは◯◯しなければならない」カード †
《痛み分け/Share the Pain》
通常魔法
自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する。
相手はモンスター1体をリリースしなければならない。
《禁断の異本/Forbidden Apocrypha》
通常罠
(1):モンスターカードの種類(融合・S・X)を1つ宣言して発動できる。
宣言した種類のモンスターがフィールドに2体以上表側表示で存在する場合、
お互いのプレイヤーはフィールドのその種類のモンスターを全て墓地へ送らなければならない。
上記のような「(プレイヤー)は◯◯しなければならない」というテキストを持つカードについて。
これらのカードは除去を行うが、カードに直接影響を及ぼすのではなく、除去を行う事をプレイヤーに強制する効果として扱われる。
したがって効果を受けているのはカードではなく、これらによる除去はカードの効果によるものとして扱われない。
(《アポクリフォート・キラー》のように除去またはハンデスを相手が選べるカードもあるが、処理は同様である)
これによって以下のような影響が生じる。
- カードの効果を受けない状態のカードであっても影響を受ける。
例:魔法カードの効果を受けない《ホルスの黒炎竜 LV6》は、相手が発動した《痛み分け》でリリースされる。
- カードの効果で墓地へ送られた扱いにならない。
例:カードの効果で墓地へ送られた場合に発動する効果を持つ《シャドール・ファルコン》は、相手の《痛み分け》で墓地へ送られた場合には効果を発動できない。
同様に《漆黒の豹戦士パンサーウォリアー》は効果でリリースされた扱いにならず、《霞の谷のファルコン》は効果で手札に戻った扱いにならない。
- 相手によって墓地へ送られたことにもならない。
例:相手によってフィールドを離れた場合に発動する効果を持つ《ヴェルズ・コッペリアル》は、《痛み分け》で墓地へ送られても効果を発動できない。
- なお、以前、公式では、このような処理を「攻撃宣言のためのコスト」や「攻撃宣言のための手順・条件」と表現していたが、現在このような表現を用いず、「「効果」「コスト」「攻撃宣言の手順・条件」のいずれでもない処理」としている。(17/03/16)
- 「(プレイヤー)は◯◯しなければ〜できない。」というテキストの場合もほぼ同じ意味である。
また、《異種闘争》と《群雄割拠》も正確には、「プレイヤーは◯◯しなければならない」というテキストではないかと考えられる。
《御前試合》の再録前のものと同じようなテキストであり、裁定も上記のような特性にあったものなので、このテキスト記述ルールの設定以前のテキストの不備の可能性が高いからである。
- ただし、次のカードのように、「プレイヤーは◯◯しなければならない」というテキストでもカードの効果で行われる処理か、ルールを追加している効果なのかが曖昧なものも多いので注意が必要である。
- そのほか、似たテキストに「プレイヤーは◯◯を発動できない」というものがあるが、それはそれぞれのカードが受ける効果である。
「発動できない」以外の「プレイヤーは◯◯できない」はプレイヤーが受ける効果であるため注意が必要。
詳しくは効果を受けないを参照のこと。
- ただし、それらのテキストの中には効果外テキストのものも存在しており、それらはプレイヤーが制限を受けることになる。
関連カード †
―プレイヤーにドローさせる効果やダメージを与える効果を持つカードはそれぞれドロー、火力を参照。
―ライフコストを強要するカードはライフコストの該当項目を参照。
―「プレイヤーは◯◯しなければならない」効果を持つカードのうち、処理が効果やコストに当たらないカード
※は「プレイヤーは◯◯しなければならない」というテキストではないが、同様の特徴が見られるカード
―他のカードや効果を発動できなくするカードはロックのページ参照。
関連リンク †