*マスタールール(11期) [#top]
 BEFORE:[[新マスタールール]]

 [[OCG]]第11期が始まる2020年4月1日より施行されるルール。~
 公式サイト等では「''マスタールール(2020年4月1日改訂版)''」と呼ばれている。~

**[[新マスタールール]]との違い [#chigai]
 これまでに公表されている、ルールの変更点は以下の通り。~

-''[[融合モンスター]]・[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]を[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]する場合、[[リンクモンスター]]の[[リンク先]]になっていない[[メインモンスターゾーン]]に[[特殊召喚]]することが可能''となる。~
また、従来どおり[[エクストラモンスターゾーン]]に[[特殊召喚]]する事もできる。~

--[[ペンデュラムモンスター]]・[[リンクモンスター]]を[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]する場合のルールは[[新マスタールール]]と同様。~
[[エクストラモンスターゾーン]]か、[[リンク先]]となっている[[メインモンスターゾーン]]にしか出せない。~

***変更されるルールに関する[[裁定]] [#saitei]

-「[[エクストラデッキ]]から[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]を出す場合、最初の1体は[[エクストラモンスターゾーン]]に出さなければならない」といった指定はない。~

-1人の[[プレイヤー]]が使用できる[[エクストラモンスターゾーン]]は原則1つだけというルールに変更はない。~
両方の[[エクストラモンスターゾーン]]を1人の[[プレイヤー]]が使用できるのは、[[エクストラリンク]]が成立した場合に限られる。~

--なお、[[エクストラリンク]]成立時であっても、[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]を[[メインモンスターゾーン]]に[[特殊召喚]]する事は制限されない。~

-[[エクストラデッキ]]から[[《デビル・フランケン》]]等正規の方法以外で[[特殊召喚]]する場合や、「[[召喚条件]]を無視して[[特殊召喚]]」を行う場合であっても、[[特殊召喚]]可能な場所は正規の[[特殊召喚]]と同じである。~
[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]は[[エクストラモンスターゾーン]]か[[メインモンスターゾーン]]の好きな箇所に、[[ペンデュラム>ペンデュラムモンスター]]・[[リンクモンスター]]は[[エクストラモンスターゾーン]]か[[リンク先]]となっている[[メインモンスターゾーン]]に出す。~

-[[融合・シンクロ・エクシーズモンスターかつペンデュラムモンスターであるカード>ペンデュラムモンスター#extra_start]]について。~
[[エクストラデッキ]]に裏側で存在する場合は、通常の[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]と同様、[[エクストラモンスターゾーン]]と[[メインモンスターゾーン]]のどちらにも出せる。~
[[エクストラデッキ]]に表側で存在する場合は[[ペンデュラムモンスター]]のルールが適用され、[[エクストラモンスターゾーン]]か、[[リンク先]]となっている[[メインモンスターゾーン]]にしか出せない。~

**マスタールール(11期)の[[デュエルフィールド]] [#playingfield]
//環境によってワクを区切る線が表示されない場合があるため、メインモンスターゾーンや魔法・罠ゾーンの色は1マスごとに敢えてずらしています。
 これまでに公表された限りでは、[[デュエルフィールド]]には変更なし。~

CENTER:[[相手]][[フィールド]]
|CENTER:BGCOLOR(#E0C192):[[デ>デッキゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#A3B8F8):[[P>ペンデュラムゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#ACDCB8):[[魔>魔法&罠ゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#58FA82):[[魔>魔法&罠ゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#ACDCB8):[[魔>魔法&罠ゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#F7A1A1):[[P>ペンデュラムゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#BEABF5):[[ED>エクストラデッキゾーン]]|
|CENTER:BGCOLOR(#AFAFAF):[[墓>墓地]]|CENTER:BGCOLOR(#FAAC58):[[メ>メインモンスターゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#F3E2A9):[[メ>メインモンスターゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#FAAC58):[[メ>メインモンスターゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#F3E2A9):[[メ>メインモンスターゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#FAAC58):[[メ>メインモンスターゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#ACDCB8):[[フ>フィールドゾーン]]|
|>||CENTER:BGCOLOR(#DF8FFF):[[EM>エクストラモンスターゾーン]]||CENTER:BGCOLOR(#DF8FFF):[[EM>エクストラモンスターゾーン]]|>||
|CENTER:BGCOLOR(#ACDCB8):[[フ>フィールドゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#F3E2A9):[[メ>メインモンスターゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#FAAC58):[[メ>メインモンスターゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#F3E2A9):[[メ>メインモンスターゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#FAAC58):[[メ>メインモンスターゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#F3E2A9):[[メ>メインモンスターゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#AFAFAF):[[墓>墓地]]|
|CENTER:BGCOLOR(#BEABF5):[[ED>エクストラデッキゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#F7A1A1):[[P>ペンデュラムゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#58FA82):[[魔>魔法&罠ゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#ACDCB8):[[魔>魔法&罠ゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#58FA82):[[魔>魔法&罠ゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#A3B8F8):[[P>ペンデュラムゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#E0C192):[[デ>デッキゾーン]]|
CENTER:[[自分]][[フィールド]]

|>|>|>|CENTER:凡例|h
|CENTER:BGCOLOR(#FAAC58):[[メ>メインモンスターゾーン]]|[[メインモンスターゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#ACDCB8):[[フ>フィールドゾーン]]|[[フィールドゾーン]]|
|CENTER:BGCOLOR(#DF8FFF):[[EM>エクストラモンスターゾーン]]|[[エクストラモンスターゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#AFAFAF):[[墓>墓地]]|[[墓地]]|
|CENTER:BGCOLOR(#58FA82):[[魔>魔法&罠ゾーン]]|[[魔法&罠ゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#E0C192):[[デ>デッキゾーン]]|[[デッキゾーン]]|
|CENTER:BGCOLOR(#F7A1A1):[[P>ペンデュラムゾーン]]|[[ペンデュラムゾーン]]としても使用可能な[[魔法&罠ゾーン]]|CENTER:BGCOLOR(#BEABF5):[[ED>エクストラデッキゾーン]]|[[エクストラデッキゾーン]]|

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-[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]を並べる際に[[リンクモンスター]]が不要となり、これらの[[カード]]を使用する[[デッキ]]に対して追い風となる改定である。~

--基本的には[[マスタールール3]]までと同じ仕様に戻った形だが、[[エクストラモンスターゾーン]]も含む6枠分使えることで、大量展開[[コンボ]]は当時より強化されている。~
また、10期に登場した[[カード]]には[[リンクモンスター]]の下準備が必須となる前提で調整されたパワーカードも多く、総じて全盛期以上の動きが可能となる。~

--[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]の中でも、その[[効果]]によりさらに[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]するものは大幅に使い勝手が改善された。~
[[《バハムート・シャーク》]]・[[《アルティマヤ・ツィオルキン》]]等は[[マスタールール3]]時代同様の運用が可能となり、[[《剣闘獣総監エーディトル》]]等もそれら同様の運用が可能となる。~
また、複数体の[[モンスター]]を[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]する[[《覇王の逆鱗》]]等も大幅に強化される。~

--「[[発動]]するとその[[ターン]]中特定の[[特殊召喚]]しかできない」制約を持つ[[カード]]も大きく強化される。~
[[エクシーズ召喚]]以外を封じる[[《希望皇オノマトピア》]]や、[[シンクロ召喚]]以外を封じる[[《ジャンク・スピーダー》]]は、[[新マスタールール]]下では[[効果]]の使用後に[[リンクモンスター]]を出して[[リンク先]]を確保する事ができず、展開した[[モンスター]]を余らせてしまう事態がよく見られた。~

--[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]を複数体並べることによる[[コンボ]]も行いやすくなる。~
[[シンクロモンスター]]同士で[[シンクロ召喚]]を行う「アクセルシンクロ」や、[[《No.33 先史遺産−超兵器マシュ=マック》]]と[[《No.36 先史遺産−超機関フォーク=ヒューク》]]を並べての[[1ターンキル]]などが該当する。~

--[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]を主力とする漫画・アニメキャラクターの[[ファンデッキ]]を組む上でも嬉しい改定と言える。~
これらのキャラクターが本来使用していなかった[[リンクモンスター]]が不要となり、より原作のイメージに近い[[デッキ]]の構築が可能となる。~
(この点はジャンプフェスタ2020でもアピールポイントの1つとして公式から言及されている。)~

-[[エクストラモンスターゾーン]]が[[効果]]に関連する[[《機巧蹄−天迦久御雷》]]や縦列の[[カードの位置]]を参照する[[《鉄騎龍ティアマトン》]]等は使い勝手がやや悪化することとなった。~
[[新マスタールール]]時代は[[エクストラモンスターゾーン]]の使用率が極めて高いためにその列の[[メタ]]が有効であったが、どの列が使われるかは読みが難しくなる。

--依然として[[リンクモンスター]]軸の[[デッキ]]も多いため、これらによる[[メタ]]は全くの無駄ではない。~
また、[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]を軸とする場合でも、[[効果]]を目当てに[[リンクモンスター]]を引き続き採用する[[デッキ]]も存在する。~

-[[エクストラデッキ]]からの[[ペンデュラム召喚]]は引き続き[[リンク先]]にしか行えないため、[[【ペンデュラム召喚】]]系[[デッキ]]は引き続き[[リンクモンスター]]の活用を余儀なくされる事となった。~
もっとも、[[ペンデュラム召喚]]した[[ペンデュラムモンスター]]を素材に[[融合>融合モンスター]]・[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]を出し、それを[[リンク先]]ではない[[メインモンスターゾーン]]に置くことで[[リンク先]]を開ける、という運用が可能となったため、[[【ペンデュラム召喚】]]系[[デッキ]]も戦略の幅は広がったと言えるかもしれない。~
//イグナイトはサーチからリンク先確保できる動きがデッキにあるし、アモルファージも動けるから名指しする意味なし

-相対的に見て[[リンクモンスター]]及び[[リンク召喚]]の重要度が[[新マスタールール]]に比べて低下している。~
[[リンク召喚]]中心のアニメVRAINSの放送が第10期で終了し、マスタールール(11期) の導入とほぼ同時期に始まる新アニメ遊戯王SEVENSとコナミの新カードゲーム「ラッシュデュエル」の登場を踏まえると、遊戯王[[OCG]]における[[リンクモンスター]]の販売促進期間に一区切り付けた意味合いもあると思われる。~

**関連リンク [#link]
-[[公式ルール]]
-[[エキスパートルール]]
-[[新エキスパートルール]]
-[[ジュニアルール]]
-[[マスタールール]]
-[[マスタールール2]]
-[[マスタールール3]]
-[[新マスタールール]]

-[[データベース]]

-[[公式解説ページ>https://www.yugioh-card.com/japan/howto/masterrule2020/]]