メタを張る †
特定のカード、あるいはデッキを仮想敵とし、有利にデュエルを行えるようにカード選択、デッキ構築をする事。
元々は接頭語の一つである「高次の〜、超越した〜」といった意味を持つ「メタ(meta-)」に由来する。
転じて、「流行や環境を超越して、より多く勝つ方法」を指すようになった。
特に大会等では主流デッキと戦う事が多くなる。
その中では、単体では十分に強いカードも効果を発揮しない事がある。
そうした事が起こらないよう、メタを張り、対策を行うのである。
時にははたから見れば疑問に思えるようなデッキ構築をしたり、アンチシナジーとなるカードを採用する事もある。
もちろん、そればかりを優先してデッキの力自体が落ちるのでは本末転倒である。
このように考えてデッキを組むことが「メタゲーム」である。
効率よくメタを張るには、日々変化する環境に対する深い洞察、カードの知識、効果的な戦術に加えてメタカードを上手く自分の手札やフィールドに揃える工夫が必要となる。
- 遊戯王Rにおけるウィラー・メットや百野真澄の行為がまさに「メタを張る」という行動だった。
百野は城之内とデュエルすることになった仲間に、彼に勝てるよう構築されたデッキを手渡した。
百野自身が遊戯とデュエルする際も、彼は遊戯のデッキに対してメタを張ったデッキを使用した。
- アニメGXにおける「三沢vs万丈目」戦では、三沢は決闘前の万丈目の発言を元にメタデッキを使用した。
カミューラは手下のコウモリを使って事前に相手のデッキのカードを把握した上で、対策となるカードをデッキに投入した。
「マッドドッグ犬飼vsヘルカイザー亮」戦で犬飼が使用したデッキは、罠カード《酸のラスト・マシン・ウィルス》を中心とした機械族メタデッキだった。
「十代vs空野」では、空野は十代の融合魔法カードを中心とする戦術に対抗するべく【お触れホルス】を使用している。
また、「クロノスvsナポレオン」戦でのナポレオンは「クロノスのデッキを研究してきた」と発言したが、その割には【古代の機械】に対して無意味な《攻撃の無力化》を投入していた。
- 漫画・アニメ共に三沢は十代のデッキに対抗して融合を封じる戦法をとっていた。
―特定のカードに対するメタカード
―特定の行動に対するメタカード
―特定の戦法に対するメタカード
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