メタを張る †
「高次の〜、超越した〜」といった意味を持つ接頭語の「メタ(meta-)」に由来するTCG用語。
特定のカード、あるいはデッキを対策すべき仮想敵とし、有利にデュエルを行えるようにカード選択、デッキ構築をすること。
転じて「流行している主流デッキを対策する」「環境にデッキを適応させる」等という意味で使われる。
- 大会等では主流デッキを含めて流行が存在し、環境次第で単体では十分に強いカードも効果を発揮しない事がある。
そうした事が起こらないよう、主流デッキに有効なカード(メタカード)を採用したり、活躍できる場面が少ないカードをメインデッキから外したりするのである。
- 時にははたから見れば疑問に思えるようなデッキ構築をしたり、アンチシナジーとなるカードを採用する事もある。
もちろん、そればかりを優先してデッキの力自体が落ちるのでは本末転倒である。
特に9期以降のパワー・デュエルスピードのインフレにより、それまでの様なメタが機能し辛くなっており、より慎重な判断が求められるだろう。
効率よくメタを張るには、日々変化する環境に対する深い洞察、カードの知識、効果的な戦術に加えてメタカードを上手く自分の手札やフィールドに揃える工夫が必要である。
- 遊戯王Rにおけるウィラー・メットや百野真澄の行為がまさに「メタを張る」という行動だった。
百野は城之内とデュエルすることになった仲間に、彼に勝てるよう構築されたデッキを手渡した。
百野自身が遊戯とデュエルする際も、彼は遊戯のデッキに対してメタを張ったデッキを使用した。
また、Rで登場した三邪神は三幻神へのメタカードとしてデザインされており、天馬兄弟が闇遊戯の三幻神入りデッキと対峙した際は神にメタを張った構築の邪神デッキを使用した。
- 漫画・アニメ共に三沢は十代のデッキに対抗して融合召喚を封じる戦法をとっていた。
- コナミのゲーム作品において―
ゲーム作品では相手のデッキが判明していることが多く、こちら側のカードプールがあまり増えないため、必然的にメタを張る構築にするのが有効となる。
またTFSPでのユート等、《融合禁止エリア》といった特定のメタカードを大量投入しているキャラクターもいる。
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