*ライフコスト [#top] [[コスト]]の1種であり、[[ライフポイント]]を消費する[[コスト]]の俗称。~ [[手札コスト]]よりは負担が軽い場合が多いが、[[ライフポイント]]は勝利・敗北に直結する数値であり、払った[[ライフポイント]]のせいで敗北を喫するということも珍しくはない。~ また、[[ライフポイント]]は[[手札]]と違い自然に[[回復]]するものではないため、[[ライフポイント]]が僅かだと[[発動]]できない死に札になる可能性がある[[デメリット]]がある。~ -「[[ライフポイントを払う]]」・「[[効果ダメージ]]を受ける」・「[[ライフポイントを失う]]」事は完全に別物である。~ [[《ピケルの魔法陣》]]などで[[自分]]の支払うライフコストを0にすることはできない。 -[[ライフポイント]]の半分を払う[[コスト]]などで[[ライフ]]に小数点以下の数が発生した場合、小数第一位を四捨五入する。~ 例えば[[ライフ]]が125のときに[[コスト]]として半分を支払うと、125の半分の62.5の小数第一位を四捨五入し残り[[ライフ]]は63となる。~ 滅多にないことだが、[[ライフポイント]]が1のときに[[コスト]]として半分支払うと、0.5の小数第一位を四捨五入して結局1のまま、となる。~ そのため、残り[[ライフ]]が1の状態での[[《神の宣告》]]は、[[ノーコスト]]で殆どの行動を[[無効]]化するという、最強の[[カウンター]][[カード]]と化す。 -維持系のライフコストには「任意の[[維持コスト]]」と「強制の[[維持コスト]]」の2種類が存在する。~ --「任意の[[維持コスト]]」の場合、それを支払うタイミングで「支払って維持する」か「支払わずに[[自壊]]させる」の2択を選ぶことができる。~ --「強制の[[維持コスト]]」は支払わないという選択がなく、強制的に[[コスト]]を払い続けなくてはならない。~ [[自分]]の[[ライフポイント]]がライフコストよりも低い時はその[[カード]]が[[破壊]]されるだけだが、[[自分]]の[[ライフポイント]]と[[コスト]]が等しい時、ぴったり払い、敗北することになる。~ -ライフコスト[[カード]]を大量に使用する[[デッキ]]、及び戦術を「スーサイド」と言う場合がある。~ 英単語の「suicide(自殺)」が由来であり、自殺行為な[[デッキ]]と言う意味で使われる。~ 他のTCGではライフコスト[[カード]]を使用する他、速攻型の[[デッキ]]であることも条件の一つに入る。~ 第2期に登場し、[[制限カード]]になったこともある[[《お注射天使リリー》]]はそういった戦術の象徴である。~ 第1期に登場した[[デメリット]][[アタッカー]]の[[《ダーク・エルフ》]]や[[《地雷蜘蛛》]]が最古の[[カード]]だろう。~ 遊戯王[[OCG]]の[[デッキ]]では[[【死皇帝の陵墓】]]や[[【サイキック族】]]、[[【デビル・フランケン】]]などがある。~ -[[コスト]]の中では特に軽く、序盤や中盤でも比較的使いやすいことから、[[コスト]]がある[[カード]]の中では採用率が高い傾向にある。~ [[OCG]]では[[ライフ]]が8000あったとしても、[[1ターンキル]]などであっという間に0になってしまう場合が多く、それならば[[ライフ]]を減らして活かした方が良いという考えも多い。~ 事実、[[《神の宣告》]]や[[《デビル・フランケン》]]などの膨大なライフコストのはずの[[カード]]も[[環境]]で大いに活躍し、規制されている事を見ても明らかであろう。~ --ただし、[[【フルバーン】]]や[[【チェーンバーン】]]等の[[バーン]][[デッキ]]を[[相手]]にした場合は一転して[[重い]][[コスト]]となる。~ 2017年世界大会・小学生の部の決勝戦における[[《コズミック・サイクロン》]]はその最たる例と言えよう(詳細はあちらのページを参照)。~ -第6期から登場した[[サイキック族]]は、登場してしばらくの間はライフコストを要求する[[カード]]の割合が非常に高く、[[種族]]の特徴でもあった。~ 第7期以降は[[ガスタ]]を始め、あまりライフコストを要求しない[[サイキック族]][[モンスター]]が増えた為、現在ではその様な印象も相対的に薄れている。~ -原作・アニメにおいて―~ 原作では、[[《魂の綱》]]・[[《エネミーコントローラー》]]・[[《死霊操りしパペットマスター》]]([[OCG]]では2000)等1000ポイントのライフコストを払う[[カード]]が多く登場している。~ 初期[[ライフ]]の4分の1を削るというのは非常に痛く、[[デュエル]]そのものが短期決着になる事もしばしば。~ アニメにおいても調整がしやすいためか、ライフコストを払った結果が結果的に敗因になる事が[[OCG]]よりはるかに多い。~ 例えば、アニメZEXALの「ドロワvsトロン」戦では、ドロワが[[デュエル]]前に[[ライフ]]を8000まで[[回復]]した状態で[[デュエル]]を開始したが、自身の[[永続魔法]]《死蝶の誘い》で合計6000のライフコストを払っている。~ 結局、トロンには合計3000の[[ダメージ]]を与えるだけにとどまり、更には自分も《死蝶の誘い》の[[効果]]で1500[[ダメージ]]を受け合計7500の[[ライフ]]を失ったため敗因になっている。~ --1vs多数の[[デュエル]]で1人側がハンデとして[[ライフ]]を得る場合はライフコストを払う[[カード]]の使用率が高い傾向にある。~ 貰ったハンデを効果的に活かす戦術でもあるが、同時に多数側を勝たせる際に1人側の[[ライフ]]を都合よく減らす事もできるという[[デュエル]]構成の都合でもあるのだろう。~ --アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vsマッハ」戦では、[[永続魔法]]《決断の迷宮》のライフコストを[[永続罠]]《不公平条約》で遊馬に押し付ける[[コンボ]]をマッハが使用したが、遊馬の[[ライフ]]が必要[[コスト]]を下回った事で破られている。~ ちなみに、この回では「[[ライフポイントを払う]]」事と「[[効果ダメージ]]を受ける」事が別であると明言されている。~ --アニメVRAINSのPlaymakerは、[[スキル>スピードデュエル#skill]]「Storm Access」を使うためにライフコストを支払い、自らの[[ライフポイント]]をわざと1000以下にするプレイングをたびたび行なっている。~ また「遊作/Playmaker vs了見/リボルバー」(4戦目)ではPlaymakerが[[ライフポイント]]50の状態から2回[[ライフ]]を半減させる[[コスト]]の[[カード]]を[[発動]]したため、50→25→13と実際に「小数第一位を四捨五入」するかなり珍しい推移を引き起こしている。 -コナミのゲーム作品において―~ [[OCG]]ルール準拠の作品では、殆どの場合ライフコストも[[ダメージ]]の一種として扱われ、ライフを支払った場合はノーダメージボーナスをもらえないことが多い。~ TAG FORCEシリーズでは、ライフコストを払う場合に専用ボイスが存在し、キャラクターによっては大[[ダメージ]]を超える唸り声を上げる。~ また、ライフコストを払い敗北することができない仕様になっている。~ 初期の[[DUEL TERMINAL]]では、対戦[[相手]]が[[《魔の試着部屋》]]、[[《自律行動ユニット》]]、[[《トゥーン・ワールド》]]を[[発動]]すると大[[ダメージ]]を受けた際のカットインが入ってしまっていた。~ 第5弾以降は修正されているが、[[ダメージ]]を受けた時のボイスが入る点は未だに修正されていない。~ --デュエルリンクスには、[[ライフポイント]]が1000以下の場合に次の[[相手]][[ターン]]終了時まで払うライフコストが0になるスキル「ライフコスト0」が存在する。~ また、同ゲームは初期[[ライフ]]が4000のためライフコストの負担は[[OCG]]以上に[[重い]]が、[[ライフ]]が減った場合に使用可能なスキルも多数存在するため、[[ライフ]]を減らす[[メリット]]も大きい。~ 当初からそれを目的として運用された為に登場早々に規制を受けた[[《スター・ブラスト》]]の様な[[カード]]も存在する程である。~ **関連カード [#card] -数値は支払う[[ライフポイント]]の値。~ ―[[トゥーン]]関係 -[[《トゥーン・マーメイド》]](500) -[[《トゥーン・デーモン》]](500) -[[《トゥーン・ドラゴン・エッガー》]](500) -[[《ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン》]](500) -[[《トゥーン・ワールド》]](1000) ―[[デーモン]]関係 -[[《インフェルノクインデーモン》]](500) -[[《ジェノサイドキングデーモン》]](800) -[[《シャドウナイトデーモン》]](900) -[[《ダークビショップデーモン》]](500) -[[《デスルークデーモン》]](500) -[[《ヘルポーンデーモン》]](500) -[[《迅雷の魔王−スカル・デーモン》]](500) -[[《デーモンの巨神》]](500) -[[《プリズンクインデーモン》]](1000) -[[《パーペチュアルキングデーモン》]](500) -[[《デーモンの雄叫び》]](500) ―[[サイキック族]]関係 -[[《ウォールクリエイター》]](500) -[[《カバリスト》]](800) -[[《クレボンス》]](800) -[[《Kozmo−グリンドル》]](500) -[[《Kozmo−シーミウズ》]](1000) -[[《Kozmo−ダーク・ローズ》]](1000) -[[《Kozmo−ドロッセル》]](500) -[[《Kozmo−パーヴィッド》]](500) -[[《Kozmo−フェルブラン》]](500) -[[《Kozmo−フォルミート》]](500) -[[《サイコ・ウォールド》]](800) -[[《サイコ・コマンダー》]](100単位/500まで) -[[《サイコジャンパー》]](1000) -[[《ジェネティック・ウーマン》]](1000) -[[《ディストラクター》]](1000) -[[《テレキアタッカー》]](500) -[[《Dr.フランゲ》]](500) -[[《パワー・インジェクター》]](600) -[[《パンダボーグ》]](800) -[[《メンタルプロテクター》]](500) -[[《メンタルマスター》]](800) -[[《リ・バイブル》]](2000) -[[《Kozmo−ダーク・エルファイバー》]](1000) -[[《ファイナルサイコオーガ》]](800) -[[《マックス・テレポーター》]](2000) -[[《マスター・ジーグ》]](1000) -[[《メンタルスフィア・デーモン》]](1000) -[[《アポート》]](800) -[[《Kozmo−レイブレード》]](800) -[[《サイキックブレイク》]](500) -[[《サイコパス》]](800) -[[《念動増幅装置》]](コスト無視/1000) 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最大でも[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]][[守備力]]分まで) -[[《リチュアの写魂鏡》]](500単位 最低2000、最大5000) ―特殊な数値 -[[《ヴァンパイア・グリムゾン》]]([[破壊]]される[[モンスター]]の数×1000) -[[《ラーの翼神竜》]](100になるよう払う) -[[《SNo.39 希望皇ホープONE》]](10になるように払う) -[[《渇きの風》]]([[ライフポイント]]の差分) -[[《究極・背水の陣》]](100になるよう払う) -[[《ゼアル・アライアンス》]](10になるように払う) -[[《太陽神合一》]](100になるよう払う) -[[《プライドの咆哮》]]([[攻撃力]]の差分) &aname(must); ―ライフコストを[[強要するカード>プレイヤー#must]] -[[《F.A.ウィップクロッサー》]](この[[カード]]の[[レベル]]よりも元々の[[レベル]]または[[ランク]]が低い[[モンスター]]の[[効果の発動]]) -[[《Live☆Twin リィラ》]]([[攻撃宣言]]) -[[《オッドアイズ・グラビティ・ドラゴン》]]([[効果の発動]]) -[[《ヘル・ブランブル》]]([[植物族]]以外の[[召喚]]・[[特殊召喚]]) -[[《通行税》]]([[攻撃宣言]]) -[[《魔力の枷》]]([[召喚]]・[[特殊召喚]]・[[セット]]・[[発動]]) -[[《血の刻印》]]([[維持コスト]]) ―その他の関連カード -[[《解放のアリアドネ》]] -[[《氷結界の浄玻璃》]] -[[《終焉の覇王デミス》]] -[[《パーペチュアルキングデーモン》]] -[[《万魔殿−悪魔の巣窟−》]] -[[《魔力倹約術》]] -[[《キャッシュバック》]] -[[《生命吸収装置》]] **関連リンク [#link] -[[コストを払う]] -[[ライフポイントを払う]] -[[手札コスト]] -[[墓地コスト]] -[[用語集]]