暗黒の侵略者

 BEFORE:混沌を制す者
 NEXT:天空の聖域
 2003年7月17日発売。
 略号は「307」。
 パッケージイラストは《混沌の黒魔術師》が務めている。

 既存のカードのリメイクやパロディのカードが大量に収録されている。
 その数実に22枚、半分とまではいかないが相当の数である*《-/XX-Saber Gardestrike》 [#af60127f]

Effect
LV5/EARTH/Beast-Warrior/ATK2100/DEF1400
If you have 2 or more "X-Saber" monsters
in your Graveyard and you control no monsters,
you can Special Summon this card from your hand.
日本語翻訳
効果モンスター
星5/地属性/獣戦士族/攻2100/守1400
自分の墓地に「X−セイバー」と名のついたモンスターが2体以上存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。

 海外版のAncient Prophecyで登場する地属性獣戦士族上級モンスター
 墓地フィールドの両方が条件を満たしている時に特殊召喚可能な半上級モンスターである。

 リリース1体のモンスターとしては《サイバー・ドラゴン》と同程度の攻撃力であり、通常召喚するにはやや心許ない。
 また、相手フィールド上の状況は問わないものの自分フィールド上にモンスターがいると特殊召喚の条件を満たせないため追撃にも不向きである。
 墓地での条件から初手での展開にも向かないため、劣勢時の切り替えし要員だろう。
 このカード特殊召喚した後、下級X−セイバー召喚すれば、《XX−セイバー フォルトロール》特殊召喚へと繋げる事ができる。
 チューナー通常召喚すればシンクロ召喚にも繋がる。

関連カード

収録パック等


 また、爬虫類族獣族昆虫族海竜族魚族炎族獣戦士族鳥獣族恐竜族植物族といったマイナー種族が多いことも特徴。

 先の「混沌を制す者」程ではないが、強力モンスターが豊富に収録されたパック。
 強力な効果を持つ《混沌の黒魔術師》《暗黒のマンティコア》が今回の目玉か。
 儀式召喚を主軸とするデッキには必須カードとなる《マンジュ・ゴッド》も収録。
 ノーマルにも【アンデット族】の主力《龍骨鬼》にはじまり、バーンのエース《ステルスバード》が出現。
 また、【ビースト】のきっかけとなった《激昂のミノタウルス》も登場。
 【水属性】に革命を起こした《海竜−ダイダロス》《ギガ・ガガギゴ》《水陸両用バグロス Mk−3》などが収録。
 さらに《暗黒ドリケラトプス》《ハイパーハンマーヘッド》等の恐竜族も脇を固めている。

 魔法では除外されたモンスターを複数再利用するコンボに適したカード《次元融合》が登場した。
 また、単体除去の主力である《地砕き》や、【水属性】を更にサポートする《サルベージ》が登場。
 引き分けを《破壊輪》以外の方法でも身近なものへと変えた《自爆スイッチ》も忘れてはならない。
 その他いぶし銀なところで、《聖鳥クレイン》《強制脱出装置》も見逃せない。

 後々の登場カードによって才能を開花させたカードが多く、大器晩成なカードが多かったパックと言えるだろう。

収録カードリスト

レアリティ無表記のカードはNormal
※カードのレアリティについては各リンク参照

関連リンク