遊戯王カードWiki - 引き分けのバックアップ(No.12)

引き分け/Draw †

　お互いのライフポイントが同時に０になった場合は引き分けとなります。

（公式ルールブック ver.1.2より引用）

　遊戯王OCGでは引き分けが存在する。
　ルールブックでは引き分けの条件は上記の通り「ライフポイントが同時に０になった時」とされているが、厳密にはいくつかのパターンがある。
　「お互いが同時に勝利条件を満たす、または同時に敗北条件を満たす」事が引き分けの条件と考えてよい。

引き分けとなる状況 †

お互いのライフポイントが同時に０になった場合
- 最も発生しやすい引き分け。
  主に《火炎地獄》などのお互いにダメージを受けるバーン効果、および《自爆スイッチ》によって発生する。
  戦闘ダメージによってお互いのライフポイントが０になる事はほとんどないが、戦闘ダメージをお互いに受ける処理を行うカード（《サクリファイス》等）を用いた場合のみ発生する。
お互いにデッキが０枚の状況で同時にドローを行った場合
- お互い同時にドローを行う《メタモルポット》などで発生する。
お互い同時にエクゾディアパーツが揃った場合
- 《一時休戦》などのお互い同時にドローするカードや、お互い同時にサーチを行う《冥界の使者》を用いた場合に発生する。
《ラストバトル！》の効果で引き分けになった場合

意図的に引き分けに持ち込む行為について
- 《火炎地獄》などのバーンカードを、お互いのライフがダメージよりも下回っている状態で発動する事は可能。
- 《一時休戦》・《手札断殺》などのドローカードを、デッキの枚数がドローする枚数を下回っている状態で発動する事は不可能。
  これは「デッキ枚数より多くドローを行う行為」が空撃ちに該当するためである。
  - ただし、お互いのデッキ枚数が４枚以下の状態で《メタモルポット》をリバース（反転召喚）する事は可能。
    この場合、お互いに５枚のドローができないため引き分けとなる。

マッチ戦において１勝１敗１引き分け、または３引き分けの場合、エキストラデュエルを行い勝敗を決する。
ただし、スイスドロー方式の大会ではマッチ自体を引き分けとする。

基本的には意図して狙わない限り引き分けは発生せず、実際のデュエルで発生する引き分けはほとんどの場合《自爆スイッチ》によるものである。
現在は禁止カードであるが、《破壊輪》は現役時代ほとんどのデッキに搭載されており、なおかつお互いに大ダメージを与える事が可能なため、大会でも引き分けを頻発させていた。
《破壊輪》が禁止カードに指定されているのはその除去・バーン性能の高さもさることながら、僅差のデュエルがほとんど引き分けになってしまうという点も大きい。
また、《ラストバトル！》も《昇霊術師ジョウゲン》が除去を受けたりした際にしばしば引き分けを引き起こしていた。

原作・アニメにおいて－
原作・アニメにおいても引き分けとなる事は珍しい。
ただ、「負けたらどちらかの命（またはカード等）が奪われる」等のデュエルがアニメでは存在するため、そういった場合に引き分けとなる事が比較的多い。
その中でも有名な引き分けは、「バトルシティ編」の「表遊戯vs洗脳城之内」。
このデュエルは敗者が海に沈められるデスマッチ状態であり、先に遊戯が城之内を庇って自らのライフポイントを０にし海中に没した。
この直後にマリクの洗脳から解かれた城之内は、遊戯のフィールドの《真紅眼の黒竜》に自らを攻撃するよう命じ、《真紅眼の黒竜》の攻撃で自らもライフポイント０となった。
ただし、ルール上は城之内の勝ちになるため、厳密には引き分けとは言えないが。

原作で発生した引き分けはこの１戦のみであるが、アニメでは「ドーマ編」の「海馬vsアメルダ」（１戦目）を皮切りに時折引き分けが発生している。
「十代vsカイザー亮」（２戦目）や「クロウvsブレイブ」や「アストラルvsカイト」など、両者の実力が拮抗している際に引き分けとなる傾向が強い。

コナミのゲーム作品において―
NIGHTMARE TROUBADOURでは、上記の「表遊戯vs洗脳城之内」戦を再現しており、遊戯の代わりにプレイヤーが戦って引き分けに持ち込むイベントデュエルがある。

関連リンク †

公式用語集