*永続効果/Continuous Effect [#p13849b2]
 その[[モンスター]]が[[フィールド]]上で[[表側表示]]になっている限り、[[効果]]が継続します。~
 この[[効果]]には[[発動]]のタイミングはなく、[[モンスター]]が[[表側表示]]で[[フィールド]]に出現した時点で[[効果]]は[[適用]]され、存在しなくなった時点で[[効果]]が無くなってしまうのが特徴です。~
 有効に活用するためには、[[戦闘]]などでこの[[カード]]がすぐ[[破壊]]されないような工夫をしましょう。

-例…この[[カード]]が[[モンスターゾーン]]に存在する限り、〜する。

 (公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.0より引用)

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 基本的に[[モンスター]]の[[効果]]の分類ではあるが、[[永続魔法]]・[[永続罠]]の効果も永続的な効果であり、多少の違いはみられるが同列に扱われる部分は多いので記述後半でこれらも扱う。

-モンスターの永続効果の具体例は―
<
+[[チェーンブロック]]を作らない[[ステータス]]変化の[[効果]]。
//+「[[効果]]の[[発動]]」等を条件にした[[強制効果]]。
+[[チェーンブロック]]を作らない[[ルール介入]]型の[[効果]]。
+[[2回攻撃]]、[[全体攻撃]]、[[直接攻撃]]を行う[[効果]]。
+[[戦闘破壊]]されないなど[[破壊]]耐性の[[効果]]。

-[[モンスターゾーン]]に[[表側表示]]で存在している限り[[適用]]される[[効果]]である。~
[[裏側表示]]になったり、[[フィールド]]上から[[離れる]]とその時点で[[効果]]が[[適用]]されなくなる。~
[[装備魔法]][[カード]]扱いなどで[[魔法&罠ゾーン]]に[[表側表示]]で存在している場合には[[適用]]されない。~
[[マスタールール3]]では分かりやすいように「この[[カード]]が[[モンスターゾーン]]に存在する限り〜」という表記になっている。~

--[[チェーンブロック]]を作らない[[効果]]でも、[[ダブルコストモンスター]]などの[[裏側表示]]でも[[適用]]される[[効果]]や、[[《E・HERO ネクロダークマン》]]などの[[フィールド]]上以外で[[適用]]される[[効果]]は永続効果にはならない。~
どの効果の種別にも分類されない[[効果]]([[ルール効果]])と呼ばれる。~
//--[[墓地]]で永続効果のように[[適用]]される[[《E・HERO ネクロダークマン》]]の[[召喚]]補助[[効果]]や[[《幻獣クロスウィング》]]の強化効果、[[《ハーピィ・クィーン》]][[《ワイト夫人》]]などの名前変更の効果があるが、これらは[[ルール効果]]として分類する。

-永続効果を持つ[[モンスター]]が[[戦闘破壊]]される場合、その永続効果は「[[戦闘破壊]]確定まで」有効である。~
--[[融合召喚]]された[[《古代の機械究極巨人》]]が、[[セット]]された[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]を[[攻撃]]したとする。~
この場合[[リバース]]時の[[誘発効果]]([[特殊召喚]]されている[[《古代の機械究極巨人》]]を[[破壊]])を解決する時点で[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]は[[戦闘破壊]]されることが確定している。~
([[リバース]]時の[[誘発効果]]は、「[[戦闘]]結果・[[リバース]]・[[戦闘破壊]]確定。」時([[ダメージ計算]]後)に行う。[[ダメージステップ]]参照)~
つまり、[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]の永続効果「[[特殊召喚]]できない」は無い物として扱うので、[[《古代の機械巨人》]]は[[特殊召喚]]できる。(08/11/02)
--[[自分]]の[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]が[[相手]][[モンスター]]に[[戦闘破壊]]される時、[[戦闘ダメージ]]を受けた時点で[[《ダメージ・コンデンサー》]]を発動できる。~

-[[破壊]]や[[バウンス]]によって領域を移動する場合は、その処理を行う時「その[[カード]]が持つ永続効果」は無いとして扱う。
--[[自分]]の場に[[《D−HERO Bloo−D》]]、[[相手]]の場に[[《閃光の追放者》]]が居るとする。~
この状況で[[《D−HERO Bloo−D》]]のみが[[破壊]]される場合、[[フィールド]]から移動させる時点で[[《D−HERO Bloo−D》]]の[[効果]]はないものとして扱う。~
つまり《閃光の追放者》の[[効果]]が有効となり、[[《D−HERO Bloo−D》]]は[[除外]]される。
--[[《最終戦争》]]で[[《閃光の追放者》]]と[[《ジェルエンデュオ》]]が同時に[[破壊]]される場合、2体は「[[除外]]される事無く、[[墓地]]に行く」。~
2体の移動は同時であり、[[フィールド]]から移動させる時点で[[《閃光の追放者》]]の[[効果]]は無いものとして扱うからである。

-「[[モンスター効果]]の分類」である。~
だが、「[[魔法・罠カード]]の処理で、[[効果モンスター]]の永続効果と類似する処理を行う行為」を指して「永続効果」と表現することもある。~
→[[永続カード]]~
[[永続罠]]や[[永続魔法]]などの持つ「[[発動]]後の永続的[[効果]]」も、「[[チェーンブロック]]を作らない点」、「破壊された時点で適用されなくなる点」などが同じだからである。
--[[永続魔法]]・[[永続罠]]などの[[適用]]との大きな差異は、これらカードは[[カードの発動]]が最初に必要であるということである。~
[[発動]]が有効にされ、これら[[永続カード]]が「[[表側表示]]で存在する限り、[[ダメージステップ]]であろうとも[[チェーンブロック]]を伴わず有効、適用される」ことから考えて、[[モンスター]]の永続効果とほぼ同じ扱いにできることから以下は[[魔法・罠カード]]の永続効果も同様にあてはまる内容として扱う。

-[[攻撃力]]変化・[[属性]]追加などの永続効果は、「[[召喚]]([[特殊召喚]])に成功したとき」、あるいは[[リバース]]した直後から既に[[適用]]されている扱いである。~
--例:[[《コマンド・ナイト》]][[適用]]中に[[《首領・ザルーグ》]]を[[召喚]]したとする。~
この場合、「[[攻撃力]]1800の[[モンスター]]の[[召喚に成功した]]」として扱うため、[[《奈落の落とし穴》]]を[[発動]]できる。
--例:[[《ワイトキング》]]([[墓地]]に[[《ワイト》]]2体)の[[攻撃力]]は、場に出た瞬間から「?」ではなく2000となる。~
よって、[[召喚]]時に[[《奈落の落とし穴》]]を[[発動]]できる。
--例:[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の[[召喚]]に対して[[《奈落の落とし穴》]]は[[発動]]できない。~
「[[召喚に成功した]]とき」のタイミングが訪れる前に、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の永続効果が[[適用]]されるためである。
--例:[[《レベル制限B地区》]][[適用]]中に[[《光帝クライス》]]を[[召喚]]したとする。~
この場合、[[《レベル制限B地区》]]の永続効果により守備表示に変更された後、[[《光帝クライス》]]の[[誘発効果]]が[[発動]]する。~
--例:[[《紅蓮魔獣 ダ・イーザ》]]は[[セット]]された状態では[[攻撃力]]・[[守備力]]0として扱われる([[攻撃力]]・[[守備力]]?の特徴)。~
しかし、攻撃を受け[[ダメージステップ]]で[[表側表示]]になった直後から[[攻撃力]][[守備力]]変化の[[効果]]が[[適用]]され、大きな[[反射ダメージ]]を狙うことができる。

-重複可能な永続効果は、基本的に重複させて適用する。~
--[[《強者の苦痛》]]や[[《連合軍》]]などは、同名カード2枚でもこれら2枚も重複する。~
この場合、[[モンスター]]の[[攻撃力]]は全てを考慮した数値になる。
--[[《最終突撃命令》]]と[[《レベル制限B地区》]]は重複できない。~
この場合、後から[[発動]]された[[カード]]が持つ[[効果]]を優先する。
---例外として[[《マクロコスモス》]]と[[《王宮の鉄壁》]]が存在している場合、[[発動]]された順番に関係なく[[カード]]はゲームから[[除外]]されない。

-同時に複数の永続効果が[[適用]]され、かつ処理の順序で結果が変わる場合について。~
例1:[[《邪神アバター》]]と[[《邪神ドレッド・ルート》]](両方とも[[裏側守備表示]]状態)を[[《停戦協定》]]で同時に[[リバース]]させた場合~
例2:[[自分]]の[[《D−HERO Bloo−D》]]と[[相手]]の[[《D−HERO Bloo−D》]](両方とも[[裏側守備表示]]状態)を[[《停戦協定》]]で同時に[[リバース]]させた場合
--両方とも同一の[[プレイヤー]]が[[コントロール]]している場合は、その[[コントローラー]]が「どちらを先に[[適用]]するか」を決定する。
--異なる[[プレイヤー]]が1体ずつ[[コントロール]]している場合は、「[[ターンプレイヤー]]の[[コントロール]]する[[モンスター]]の[[効果]]が先」として処理する。

-[[《リビングデッドの呼び声》]]の[[モンスター]]を道連れする[[効果]]等は[[チェーンブロック]]を作らず、永続効果に近い。~
[[チェーン]]解決中であろうと[[ダメージステップ]]であろうと条件を満たした時点で即座に[[適用]]される。
--[[《プレートクラッシャー》]]が自身を[[対象]]とする[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[効果]]の[[コスト]]として[[墓地へ送る]]ならば、その[[効果]]に対し[[《プレートクラッシャー》]]を[[リリースして>リリースする]][[《エネミーコントローラー》]]を[[チェーン]]することはできない。~
これは、[[《プレートクラッシャー》]]の[[効果]][[発動]]を[[宣言]]して[[コスト]]として[[《リビングデッドの呼び声》]]を[[墓地]]に送ったならば、その直後すぐに[[《プレートクラッシャー》]]を[[破壊]]しなければならず、それが終わってから何かを[[チェーン]]することができるようになるためである。~
つまり、[[《エネミーコントローラー》]]を[[チェーン]]して[[発動]]できるタイミングにはすでに[[《プレートクラッシャー》]]が[[フィールド]]に存在しないのである。~

//-一応[[スペルスピード]]は1に設定されているが[[チェーンブロック]]を作らない[[効果]]なので意識する必要はない。~
//[[効果の適用]]のページも参照。
//[[《天罰》]]や[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]では防げないからである。
//永続効果のスペルスピードが1だと書かれた資料が見つからなかったので

-コナミのゲーム作品において―~
OCG準拠でないDM8では、[[フェイズ]]の移行及び[[プレイヤー]]の1回1回の[[プレイ]]毎に永続効果が発生していた。~
そのため、[[プレイヤー]]にとってはとても鬱陶しいものとなっている。

**関連リンク [#h8657721]
-[[効果モンスター]]

-[[モンスター効果]]
--[[リバース効果]]
//--[[永続効果]]
--[[起動効果]]
--[[誘発効果]]
--[[誘発即時効果]]

-[[永続魔法]]
-[[永続罠]]
-[[永続カード]]

-[[効果の適用]]

-[[公式用語集]]
-[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/howto/rule_book.php]]

**FAQ [#t7985959]
Q:[[《六武衆−ザンジ》]]が[[《A・O・J ブラインド・サッカー》]]に[[戦闘破壊]]される状況です。~
  [[《六武衆−ザンジ》]]の「代わりに他の[[六武衆]]を[[破壊]]する[[効果]]」は有効ですか?~
A:[[《六武衆−ザンジ》]]の[[効果]]は、[[戦闘ダメージ]]を受けた時に[[適用]]するかどうかを判定します。~
  その後、[[《六武衆−ザンジ》]]の[[効果]]は[[無効]]となりますが「代わりに他の[[六武衆]]を[[破壊]]する[[効果]]」は既に[[適用]]されているため[[無効]]にならず、代わりに他の[[六武衆]]を[[破壊]]できます。(13/12/18)