「下位」とは低い順位のこと。
また「互換」とは互いに取り替えがきくこと。
「下位互換」とは互いに役割を同じにして(取り替えがききながら)明らかに一方が劣る場合をいう。
具体的には「同じ能力でありながら攻守が低い」「同じ攻守でありながらデメリットを持つ」「同じ能力でありながら発動条件が厳しい」等のこと。
禁止・制限カードになったものの代用として、意識的に下位互換としてデザインされたカードが作られることは珍しくない。
実際は、コンボやシナジーを考えると、下位互換のカードが勝ることもあり、あくまで一つの指標としか言えない。
例えば、同じ効果で攻撃力が低ければ戦闘に対しては弱くなるが、攻撃力が低ければ《奈落の落とし穴》に引っ掛からなかったり、《クリッター》やリクルーター等でサーチできたりするからである。
カテゴリ?や種族・属性のサポートを採用したデッキにおいては、単体で劣ってもそこに属する方がメリットとなるケースも多い。
また、現在はシンクロモンスター・エクシーズモンスターの存在により、レベルが違うだけでも使い勝手が変わってくるようになった。
「似た効果だが、一方のカードよりも使いにくい」だけで下位互換とは呼ばない。
例えば《マスドライバー》と《キャノン・ソルジャー》の比較が挙げられ、この場合ダメージ効率は後者の方が良い。
しかし、《マスドライバー》は魔法カードであるため通常召喚の権利を使わない等、他のカードとのシナジーを考えずとも《キャノン・ソルジャー》に勝る点を持つので下位互換ではない。
例として以下のものを挙げる。
《上位互換カード》⇒《下位互換カード》