*下位互換 [#y4161303]
 「下位」とは低い順位のこと。~
 また「互換」とは互いに取り替えがきくこと。~
 「下位互換」とは互いに役割を同じにして(取り替えがききながら)明らかに一方が劣る場合をいう。~
 具体的には「同じ能力でありながら攻守が低い」「同じ攻守でありながら[[デメリット]]を持つ」「同じ能力でありながら[[発動条件]]が厳しい」等のこと。~
 [[禁止・制限カード]]になったものの代用として、意識的に下位互換としてデザインされた[[カード]]が作られることは珍しくない。~

 実際は、[[コンボ]]や[[シナジー]]を考えると、下位互換の[[カード]]が勝ることもあり、あくまで一つの指標としか言えない。~
 例えば、同じ[[効果]]で[[攻撃力]]が低ければ[[戦闘]]に対しては弱くなるが、[[攻撃力]]が低ければ[[《奈落の落とし穴》]]に引っ掛からなかったり、[[《クリッター》]]や[[リクルーター]]等で[[サーチ]]できたりするからである。~
 [[カテゴリ>カードの名前]]や[[種族]]・[[属性]]のサポートを採用した[[デッキ]]においては、単体で劣ってもそこに属する方が[[メリット]]となるケースも多い。~
 また、現在は[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]の存在により、[[レベル]]が違うだけでも使い勝手が変わってくるようになった。~

 「似た[[効果]]だが、一方の[[カード]]よりも使いにくい」だけで下位互換とは呼ばない。~
 例えば[[《マスドライバー》]]と[[《キャノン・ソルジャー》]]の比較が挙げられ、この場合[[ダメージ]]効率は後者の方が良い。~
 しかし、[[《マスドライバー》]]は[[魔法カード]]であるため[[通常召喚]]の権利を使わない等、他の[[カード]]との[[シナジー]]を考えずとも[[《キャノン・ソルジャー》]]に勝る点を持つので下位互換ではない。

例として以下のものを挙げる。~
 例として以下のものを挙げる。~
 《[[上位互換]][[カード]]》⇒《下位互換[[カード]]》
-[[禁止・制限カード]]との比較例。
--[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]⇒[[《カオス・ソーサラー》]]⇒[[《天魔神 エンライズ》]]
--[[《キラー・スネーク》]]⇒[[《リターン・ゾンビ》]]
--[[《黒き森のウィッチ》]]⇒[[《ゴブリンゾンビ》]][[《バイオレット・ウィッチ》]][[《ボタニティ・ガール》]][[《墓守の召喚師》]]
//--[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]⇒[[《ジャッカルの霊騎士》]]
//--[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]⇒[[《大地の騎士ガイアナイト》]]
//効果ありとなしは互換とは言わない気がする。
//シンクロであるだけで既に性質が違いすぎる。やはり完全に同じ土台で比較すべきかと。
//ならやはり効果ありとなしは分けるべき。その理屈だとデメリットアタッカーと《ジェネティック・ワーウルフ》とかいくらでも言えてしまう。
--[[《ネクロ・ガードナー》]]⇒[[《シールド・ウォリアー》]]
--[[《BF−月影のカルート》]]⇒[[《BF−蒼天のジェット》]]
//--[[《BF−疾風のゲイル》]]⇒[[《BF−そよ風のブリーズ》]]
//ゲイル・ブリーズについては議論中

--[[《異次元からの埋葬》]]⇒[[《奇跡の発掘》]]
--[[《大嵐》]]⇒[[《邪神の大災害》]]
--[[《強奪》]]⇒[[《堕落》]][[《薔薇の刻印》]]
--[[《強欲な壺》]]⇒[[《カオス・グリード》]][[《レア・ヴァリュー》]][[《デステニー・ドロー》]]等
--[[《心変わり》]]⇒[[《洗脳−ブレインコントロール》]][[《精神操作》]]
--[[《サンダー・ボルト》]]⇒[[《ライトニング・ボルテックス》]]
--[[《死者蘇生》]]⇒[[《O−オーバーソウル》]][[《奇跡の蘇生》]]
--[[《増援》]]⇒[[《紫炎の狼煙》]]
--[[《早すぎた埋葬》]]⇒[[《再融合》]][[《契約の履行》]]
--[[《光の護封剣》]]⇒[[《悪夢の鉄檻》]]
--[[《ブラック・ホール》]]⇒[[《カオス・エンド》]]

--[[《王宮の勅命》]]⇒[[《魔法封印の呪符》]]
--[[《激流葬》]]⇒[[《大落とし穴》]]
--[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]⇒[[《閃光のバリア−シャイニング・フォース−》]][[《細胞爆破ウイルス》]][[《フロッグ・バリア》]]等
--[[《血の代償》]]⇒[[《決戦の火蓋》]]
--[[《転生の予言》]]⇒[[《希望の光》]]
--[[《破壊輪》]]⇒[[《破壊指輪》]][[《デストラクト・サークル−A》]]
--[[《リビングデッドの呼び声》]]⇒[[《正統なる血統》]][[《リミット・リバース》]][[《エンジェル・リフト》]]

-その他の比較例。
--[[《アマゾネスの剣士》]]⇒[[《アマゾネスの格闘戦士》]]
--[[《E−HERO マリシャス・エッジ》]]⇒[[《E・HERO エッジマン》]]
--[[《インフェルニティ・ガーディアン》]]⇒[[《リボーン・ゾンビ》]]
--[[《巨大ネズミ》]]⇒[[《荒野の女戦士》]]
--[[《剣闘獣サムニテ》]]⇒[[《剣闘獣ティゲル》]]
--[[《サイバー・ドラゴン》]]⇒[[《バイス・ドラゴン》]]
--[[《ジェスター・コンフィ》]]⇒[[《リード・バタフライ》]]
--[[《ジェルエンデュオ》]]⇒[[《アルカナフォースVI−THE LOVERS》]]
//--[[《シャクトパス》]]⇒[[《手錠龍》]]
--[[《神獣王バルバロス》]]⇒[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]][[《ギルフォード・ザ・ライトニング》]][[《モイスチャー星人》]]
--[[《スクラップ・オルトロス》]]⇒[[《スクラップ・コング》]]
--[[《スピア・ドラゴン》]]⇒[[《マッド・デーモン》]]
--[[《スフィア・ボム 球体時限爆弾》]]⇒[[《瞬着ボマー》]]
--[[《D.D.クロウ》]]⇒[[《ロスト》]]
--[[《ハネワタ》]]⇒[[《ピケルの魔法陣》]]
--[[《魔導戦士 ブレイカー》]]⇒[[《ハンニバル・ネクロマンサー》]]
--[[《黄泉ガエル》]]⇒[[《サクリファイス・ロータス》]][[《不死武士》]]
--[[《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》]]⇒[[《ホルスのしもべ》]]

--[[《サイクロン》]]⇒[[《一陣の風》]][[《トルネード》]][[《ツイスター》]]
--[[《死者転生》]]⇒[[《死者の生還》]]
--[[《魂の解放》]]⇒[[《墓掘りグール》]]
--[[《昼夜の大火事》]]⇒[[《火あぶりの刑》]]⇒[[《ファイヤー・ボール》]]⇒[[《雷鳴》]]⇒[[《火の粉》]]
--[[《治療の神 ディアン・ケト》]]⇒[[《天使の生き血》]]⇒[[《ゴブリンの秘薬》]]⇒[[《レッド・ポーション》]]⇒[[《ブルー・ポーション》]]⇒[[《モウヤンのカレー》]]
//--[[《ネオスペース》]]⇒[[《コンタクト》]]([[コクーン]]関連において)
--[[《非常食》]]⇒[[《グリフォンの羽根帚》]]
--[[《フォトン・サンクチュアリ》]]⇒[[《迷える仔羊》]]
--[[《魔法効果の矢》]]⇒[[《魔力浄化》]][[《魔力終了宣告》]][[《アーマーブレイク》]]
--[[《魔法石の採掘》]]⇒[[《魔法再生》]]

--[[《威嚇する咆哮》]][[《和睦の使者》]]⇒[[《ヒーローバリア》]]⇒[[《ヒーロースピリッツ》]]
--[[《強烈なはたき落とし》]]⇒[[《はたき落とし》]]⇒[[《墓場からの誘い》]]
--[[《クロスカウンター》]]⇒[[《カウンターパンチ》]]
--[[《くず鉄のかかし》]]⇒[[《ダブル・ディフェンダー》]]
//--[[《最終突撃命令》]]⇒[[《レベル制限A地区》]]
--[[《次元幽閉》]]⇒[[《炸裂装甲》]]
--[[《シフトチェンジ》]]⇒[[《地縛霊の誘い》]]
--[[《昇天の角笛》]]⇒[[《ライト・バニッシュ》]]
--[[《立ちはだかる強敵》]]⇒[[《挑発》]][[《アース・グラビティ》]]
//--[[《血の代償》]]⇒[[《闘争本能》]]
--[[《ドレインシールド》]]⇒[[《体力増強剤スーパーZ》]][[《ホーリージャベリン》]]
--[[《八式対魔法多重結界》]]⇒[[《フォースフィールド》]]
--[[《魔宮の賄賂》]]⇒[[《ゴブリンのその場しのぎ》]][[《誤作動》]]
--[[《魔法の筒》]]⇒[[《ディメンション・ウォール》]]
--[[《妖精の風》]]⇒[[《スクラップ・クラッシュ》]]

-単体で比べたときに何の優位点も無い下位互換は、「完全下位互換」と呼ばれることもある。~
特に、[[種族]]・[[属性]]や各種数値の概念がない[[魔法・罠カード]]においては単体の性能以外での特化が難しく、この傾向が強い。~
例として、[[《精神統一》]]は[[《トゥーンのもくじ》]]、[[《フォースフィールド》]]は[[《八式対魔法多重結界》]]、[[《強欲な瓶》]]は[[《八汰烏の骸》]]の「完全下位互換」である。~
ただし、ページ上部にもあるように[[コンボ]]も考慮すれば、[[《強欲な瓶》]]のように[[サポートカード]]の存在から優先する理由も出てくる。~
[[コンボ]]目的でなく使われるとすれば、以下の場合くらいである。
--どうしても4枚目以降が必要になる場合
--[[《マインドクラッシュ》]]等の回避
--[[《撲滅の使徒》]]への対策、または併用
--[[コントロール奪取]]や[[《エクスチェンジ》]]で[[相手]]に渡った時のため
--[[上位互換]]が高価な[[カード]]で、金銭的に余裕がない場合

-また、過去に出た[[通常モンスター]]より攻守が高く、かつ[[効果]]も付属している場合も完全下位互換と呼ばれる場合がある。~
ただし、用途によっては[[通常モンスター]]を優先する場合もあるので、完全とは言い切れない。

//-非常に細かいことを考えれば[[《強制転移》]][[《エクスチェンジ》]]等の存在から完全に性能が下位の互換[[カード]]は存在しない。[[コントロール奪取]]系[[カード]]で[[相手]]に[[カード]]を奪われる場合、性能が劣る[[カード]]を[[相手]]に渡した方が得になるのだ。
//[[上位互換]]にも書かれているけど検証する二枚の[[カード]]以外に[[カード]]を考えない

-原作・アニメにおいて―~
漫画やアニメでは既にOCGで[[上位互換]]があるにもかかわらず、下位互換が多数登場している。~
OCG化の際に強化されているものもあれば、そのまま[[カード]]化されるものも存在する。

**関連リンク [#tbc27324]
-[[上位互換]]
-[[相互互換]]

-[[下位種]]

-[[用語集]]