*&ruby(かいじゅう){壊獣};/Kaiju [#top] [[EXTRA PACK 2016]]で[[カテゴリ]]化された「壊獣」と名のついた[[カード]]群。~ 属する[[モンスター]]は全て[[最上級モンスター]]で構成されており、[[特殊召喚モンスター]]の[[《対壊獣用決戦兵器スーパーメカドゴラン》]]を除いて以下の共通する3つの[[ルール効果]]を持つ。~ (1):このカードは相手フィールドのモンスター1体をリリースし、 手札から相手フィールドに攻撃表示で特殊召喚できる。 (2):相手フィールドに「壊獣」モンスターが存在する場合、 このカードは手札から攻撃表示で特殊召喚できる。 (3):「壊獣」モンスターは自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。 [[《対壊獣用決戦兵器スーパーメカドゴラン》]]のみ[[相手]][[フィールド]]への[[特殊召喚]]はできないが、それ以外は他の壊獣とほぼ同様である。~ (1)の[[ルール効果]]により、[[相手]][[モンスター]]を[[リリース]]して[[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]する。~ この[[リリース]]は「[[特殊召喚のための手順>コストを払う#SummonCost]]」であり[[効果]]ではないため、[[効果を受けない]][[耐性]]を無視して[[除去]]が可能。~ この[[特殊召喚]]は「条件による[[特殊召喚]]」であり、[[特殊召喚]]が[[宣言]]されたならば、いかなる[[カード]]であってもこの[[リリース]]自体を止めることはできない。~ ([[《神の宣告》]]等「条件による[[特殊召喚]]」を[[無効]]にする[[カード]]は当然発動できるが、[[特殊召喚]]を[[無効]]にしてもこの[[リリース]]は防げない。)~ 対抗するには、[[《虚無空間》]]や[[《生贄封じの仮面》]]などを事前に[[発動]]して[[特殊召喚]]・[[リリース]]そのものを禁止するしかない。~ (1)の方法で[[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]した後は、(2)の[[効果]]によって別の壊獣を[[自分]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]できるようになっている。~ これらの特性上、[[最上級モンスター]]でありながら比較的[[腐り>腐る]]にくい。~ また、この他にも、[[壊獣カウンター]]を[[コスト]]として[[発動]]できる固有の[[効果]]も持つ。~ [[ステータス]]が高い上に[[相手]][[フィールド]]の[[壊獣カウンター]]も利用でき、さらに[[相手]][[ターン]]でも[[効果]]を使える壊獣もいる。~ そのため、[[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]する壊獣の選択は慎重に行い、できる限り[[相手]][[ターン]]まで温存させないようにしたい。~ -[[相手]][[モンスター]]を[[特殊召喚のための手順>コストを払う#SummonCost]]で[[リリース]]する(1)の[[効果]]は、上述の通り[[除去]]としては最高クラスの性能である。~ そのため[[壊獣カウンター]]に関する[[効果]]を無視して、単なる[[除去]][[カード]]として[[デッキ]]に搭載されていることも多い。~ 単体性能だけでなく、[[攻撃力]]が一番低い[[《海亀壊獣ガメシエル》]]は[[《トレード・イン》]]に対応し、[[《多次元壊獣ラディアン》]]は[[《闇の誘惑》]]に対応するなど、[[シナジー]]の強い[[カード]]と併用出来る点でも優秀である。~ 全く同じ用途で[[サイドデッキ]]に搭載されていた[[《サタンクロース》]]は完全に出番を奪われることになってしまった。~ --登場直後は[[モンスター]]のみを採用した[[サイドデッキ]]要員という立場だったが、しばらくすると[[《妨げられた壊獣の眠り》]]と共に[[メインデッキ]]から採用する価値のある[[出張]]パーツとして評価されるようになり、【〇〇壊獣】といった複合[[デッキ]]で[[環境]]にも現れるようになった。~ -[[【ゴーレム】]]とは基本コンセプトが似ているため、[[《所有者の刻印》]]や[[《洗脳解除》]]ともやはり相性が良い。~ 6[[属性]]全てに存在しているので、各[[霊使い]]を主軸とした[[デッキ]]にはその[[属性]]の壊獣を採用しやすい。~ ただし、上記の通り壊獣は1体しか[[コントロール]]できないので、こちらの[[フィールド]]にも壊獣を出すか、それを行わずに[[コントロール]]を取り戻すかの二択となる。~ --既存の[[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]するタイプの[[モンスター]]と違い[[通常召喚]]権を消費せず、3000を越える高い[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]もいる。~ このため、[[《アマゾネスの剣士》]]等との[[コンボ]]が行いやすくなっている。~ -壊獣[[サポートカード]]のうち、「壊獣」[[魔法・罠カード]]をサポートしているのは[[《壊獣の出現記録》]]のみである。~ [[《壊獣の出現記録》]]は[[同名カード]]をサポート対象から除いているので、事実上この[[カテゴリ]]に含まれていない。~ -海外版の時点ではKaiju[[モンスター]]はすべて[[レア>Rare]]で、[[サポートカード]]も[[《妨げられた壊獣の眠り/Interrupted Kaiju Slumber》>《妨げられた壊獣の眠り》]]の[[スーパーレア>Super]]が最高[[レアリティ]]となっている。~ [[同弾>Clash of Rebellions]]で共に初登場した[[Kozmo>Kozmo]]は多くの[[カード]]が[[ウルトラレア>Ultra]]や[[シークレットレア>Secret]]に設定されており、[[レアリティ]]に大きな格差がある。~ 似た傾向が、同じく海外先行[[カテゴリ]]にして同じ弾に収録され続けた[[Burning Abyss>彼岸]]と[[U.A.>U.A.]]にも見られる。~ 一方、日本語版では[[レアリティ]]が底上げされ、[[《怒炎壊獣ドゴラン》]]に至ってはパッケージイラストも飾っている。 -「壊獣」というのは「怪獣」のもじりだろう。~ [[相手]][[フィールド]]に怪獣が出現し、それを倒すべく[[自分]][[フィールド]]にも怪獣が現れるという構図は、日本の怪獣映画でおなじみの展開である。~ [[英語名]]の「Kaiju」という言葉は、海外の怪獣映画ファンが日本独自の怪獣と日本以外の怪獣映画に登場するモンスターを区別するために使っていたもので、昔から一部の外国人にも通じる表現ではあった。~ 近年は「パシフィック・リム」など海外の映画作品等でも「Kaiju」が使われる例が増えてきており、徐々にメジャー化してきている。~ --海外版で「Kaiju」として登場し、日本語版では「''壊''獣」という表記になっている。~ [[相手]][[モンスター]]を[[除去]]する事から[[破壊]]と怪獣を掛けたのだろうか。~ なお、読み方は「かいじゅう」で問題ないのだが、検索をかける際等には注意。~ ---余談だが、壊獣[[カテゴリ]]成立時までの[[OCG]][[カード]]の中に「怪獣」[[カード]]は存在していない。~ //↑これいるか?書くなら彼岸とか他のカテゴリにも書くことになるんじゃ //怪獣という普通の表記ではなく壊獣という固有の名前を使った理由としてだと思います //「怪獣」があるならそれを避けて「壊獣」という固有の名前を使った理由になるけど、ないなら別に壊獣である必要ないよな //他に理由としては検索でヒットしやすくなるためというのもあると思います 憶測になるので書けませんが --[[種族]]はバラバラに設定されているが、現在のところ[[獣族]]や[[獣戦士族]]の「壊''獣''」はいない。~ -2016年9月2日〜9月8日までの公式サイトのワンプッシュ投票では、[[【壊獣】]]と[[【Sin】]]が比較されている。~ いずれも高[[レベル]]で[[特殊召喚]]が容易な[[モンスター]]を主軸とする共通点はあるものの、それ以外の関係性は薄い。~ 恐らくは、同年の7月29日から上映されている映画「シン・[[ゴジラ>《怒炎壊獣ドゴラン》]]」に引っ掛けた名前ネタだろう。~ デュエリスト通信でも「[[相手]][[フィールド]]にも乱入する新(侵!?)シリーズ」と同作を意識したような[[ネタ]]がみられる。~ //半角と全角の数字を同時に使用すると見づらいです --因みに[[《KYOUTOUウォーターフロント》]]を擁する[[【壊獣】]]と[[Sin]][[モンスター]]の相性は悪くない。~ [[《Sin サイバー・エンド・ドラゴン》]]の[[攻撃力]]はどの壊獣[[モンスター]]よりも高いため、送り付けた壊獣を処理するのに役立ってくれる。~ [[《Sin スターダスト・ドラゴン》]]は[[《トレード・イン》]]を[[《怒炎壊獣ドゴラン》]]と共有でき、またどちらも[[《闇の誘惑》]]を[[《多次元壊獣ラディアン》]]と共有できる。~ //-原作・アニメにおいて―~ //-コナミのゲーム作品において―~ **関連リンク [#link] ―「壊獣」と名のついた[[モンスター]]~ ※は「壊獣」に関する[[効果]]を持つ[[モンスター]] -※[[《海亀壊獣ガメシエル》]] -※[[《壊星壊獣ジズキエル》]] -※[[《怪粉壊獣ガダーラ》]] -※[[《対壊獣用決戦兵器スーパーメカドゴラン》]] -※[[《多次元壊獣ラディアン》]] -※[[《怒炎壊獣ドゴラン》]] -※[[《粘糸壊獣クモグス》]] -※[[《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》]] ―「壊獣」と名のついた[[魔法・罠カード]]~ ※は「壊獣」に関する[[効果]]を持つ[[魔法・罠カード]] //《壊獣の出現記録》は除く -※[[《妨げられた壊獣の眠り》]] -※[[《壊獣捕獲大作戦》]] ―「壊獣」に関する[[効果]]を持つ[[カード]] -[[《KYOUTOUウォーターフロント》]] -[[《壊獣の出現記録》]] ―「壊獣」に関する[[カウンター]] -[[壊獣カウンター]] ―その他のリンク -[[ラディアントークン]] -[[【壊獣】]] -[[カテゴリ]] **FAQ [#faq] Q:[[相手]][[フィールド]]の壊獣[[モンスター]]1体を[[リリース]]して[[相手]][[フィールド]]に壊獣[[モンスター]]を[[特殊召喚]]することはできますか?~ A:いいえ。できません。(16/09/10)~ Q:[[自分]][[フィールド]]の壊獣[[モンスター]]1体となんらかの[[モンスター]]1体の計2体を[[リリース]]して壊獣[[モンスター]]を[[表側攻撃表示]]で[[アドバンス召喚]]することはできますか?~ A:いいえ。できません。ただし、[[裏側守備表示]]で[[アドバンス召喚]]することは可能です。(16/09/10)~ Q:[[《洗脳解除》]]と[[《スキルドレイン》]]が存在し、[[自分]][[フィールド]]上に壊獣が存在しています。~ [[相手]][[フィールド]]上に壊獣を[[特殊召喚]]した場合どうなりますか?~ A:[[相手]][[フィールド]]に[[特殊召喚]]された壊獣が、[[《洗脳解除》]]の[[効果]]で[[自分]][[フィールド]]に戻ります。~ 「「壊獣」[[モンスター]]は[[自分]][[フィールド]]に1体しか[[表側表示]]で存在できない」[[効果]]は[[《スキルドレイン》]]で[[無効]]になっているので、2体以上の壊獣を[[自分]][[フィールド]]に[[表側表示]]で存在させる事ができます。(16/09/15) Q:[[自分]][[フィールド]]に壊獣[[モンスター]]が存在しない時に[[墓地]]の壊獣[[モンスター]]を2体以上[[対象]]にして[[《ソウル・チャージ》]]を[[発動]]できますか?~ A:はい、[[発動]]でき、[[対象]]に選択した[[モンスター]]が[[特殊召喚]]されて[[ライフポイント]]を失う処理を行った後に1体になるように他の壊獣[[モンスター]]を選んで[[破壊]]する事になります。(16/09/15) Q:[[自分]][[フィールド]]に壊獣[[モンスター]]が存在しない時に[[ペンデュラム召喚]]で壊獣[[モンスター]]を2体以上[[特殊召喚]]できますか?~ A:はい、壊獣[[モンスター]]を複数[[特殊召喚]]でき、[[特殊召喚]]後に1体になるように他の壊獣[[モンスター]]を選んで[[破壊]]する事になります。(16/09/15) Q:[[自分]][[フィールド]]に[[《怒炎壊獣ドゴラン》]]、[[相手]][[フィールド]]に[[《海亀壊獣ガメシエル》]]が存在する時、[[《造反劇》]]を[[《海亀壊獣ガメシエル》]]を[[対象]]に[[効果]]を[[発動]]できますか?~ それとも「[[フィールド]]に1体しか[[表側表示]]で存在できない」に引っかかり[[発動]]自体ができませんか?~ A:[[発動]]できます。~ ただし、[[コントロール]]が移動した直後に[[《海亀壊獣ガメシエル》]]は[[破壊]]されます。(16/11/02) //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。