詰めデュエル †
あるデュエルの局面から、そのターン終了時までにデュエルの勝利条件を満たすことを目的とする、一人用プレイのこと。
公式なルールが存在するわけではないが、ゲーム作品などでは下記のルールで行われる事が多い。
- お互いのフィールド上・手札・墓地・デッキ・除外されたカードとライフポイントは全て問題毎に規定されている。
- 自分のメインフェイズ1から開始し、そのターンのエンドフェイズ終了時までにデュエルに勝利しなければならない。
- 通常デュエルと異なり、以下のカードも全て公開情報として扱う。
- 相手フィールド上にセットされたカード
- 相手の手札
- お互いのデッキの内容、およびそれらのカードの順番
- 裏向きで除外されたカード
- 既にセットされた罠カードは「前のターンからセットされていたカード」として扱う。
よって、発動条件さえ満たせばいつでも発動できる。
どのカードから使用していくかを考えたり、カードの効果をしっかり把握する必要があるため、プレイングの勉強にはなる。
しかし難易度が高くなるにつれて、10枚近くもの手札やフィールド上のカードを扱ったり同一カードを4枚以上使用したりと、実戦の範疇を超えてしまうことも多々あるため、行う際はプレイングの練習やカードの知識の補充用として利用するとよいだろう。
また、インターネット上では相手のカードのみ指定され、自分は一定条件以内で全てのカードを使えるという、膨大なカードの知識が必要な難問も存在する。
- 由来は将棋における「詰め将棋」や、囲碁における「詰め碁」から。
「詰め将棋」とは、盤上の駒と持ち駒があらかじめ決まっている状態で、王手を繰り返し相手の王を詰める(王手を次の一手で解除することが不可能な状態にする)ものである。
「詰め碁」とは白黒の石が置かれた囲碁の盤面のと、手番が示され、どのように打てば自分の石を生きにもちこめるか、または相手の石を殺すことができるかを考えるものである。
今では、将棋や遊戯王に限らず、様々なゲームや遊びで「詰め○○」が楽しまれている。
- 公式動画「カリスマ研究生がゆく!」のコーナーでは研究生二人向けの実技試験、デュエルカリスマ仮免許試験(動画内では(仮)スマ試験とも)で登場した。
研究生二人向けの実技試験の時はナレーションで詰めデュエルについての説明がなされており、下記の内容と同様、詰めデュエルが公式でも認知されていることが伺える。
- 原作・アニメにおいて―
アニメ5D's公式サイトのデュエルワンポイントレッスン「TURN-79」において、詰めデュエルが2本掲載された。
そのうち1本は、その翌週のアニメ5D's内でセキュリティのコンピューター内部に侵入するための鍵となる詰めデュエルとして登場した。
また、後にイリアステルの情報を探る鍵として、詰めライディングデュエルが登場。
なお、これらを見ると、セットされた相手のカードは、非公開状態のようである。
- アニメZEXALでも宝石店等の警備装置として使用されており、強盗が掃除ロボットにクリアさせて大量の宝石を盗み出した。
- アニメARC-Vの公式サイト内「熱血!デュエル塾」では、将棋塾で教えられている項目として登場した。
- 詰めデュエルは当然「解けなければならないもの」であるが、中には作問の間違いで正しい答えが出てこない問題(《ご隠居の猛毒薬》)や、ゲームの仕様ミス(《サクリファイス》・《奈落との契約》)を利用しないと解けない問題もある。
特に後者で覚えた誤った裁定を、実戦において使わないようには注意が必要である。
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