詰めデュエル †
あるデュエルの局面から、そのターン終了時までにデュエルの勝利条件を満たすことを目的とする、一人用プレイのこと。
公式なルールが存在するわけではないが、ゲーム作品などでは下記のルールで行われる事が多い。
- お互いのフィールド上、手札、墓地、デッキ、除外されたカードとライフポイントは全て問題毎に規定されている。
- 自分のメインフェイズ1から開始し、そのターンのエンドフェイズ終了時までにデュエルに勝利しなければならない。
- 通常デュエルと異なり、以下のカードも全て公開情報として扱う。
- 相手フィールド上にセットされたカード
- 相手の手札
- お互いのデッキの内容、およびそれらのカードの順番
- 裏向きで除外されたカード
- 既にセットされた罠カードは「前のターンからセットされていたカード」として扱う。
よって、発動条件さえ満たせばいつでも発動できる。
どのカードから使用していくかを考えたり、カードの効果をしっかり把握する必要があるため、プレイングの勉強にはなる。
しかし難易度が高くなるにつれて、10枚近くもの手札を扱うことを強いられることもあり、実戦の範疇を超えてしまうことも多々ある。
またインターネット上では相手のカードのみ指定され自分のカードは与条件以内で全てのカードを使えるという膨大なカードの知識も必要な難問も存在する。
- 語源は将棋における「詰め将棋」や、囲碁における「詰め碁」から。
「詰め将棋」とは、盤上の駒と持ち駒があらかじめ決まっている状態で、王手を繰り返し相手の王を詰める(王手を次の一手で解除することが不可能な状態にする)ものである。
「詰め碁」とは白黒の石が置かれた囲碁の盤面のと、手番が示され、どのように打てば自分の石を生きにもちこめるか、または相手の石を殺すことができるかを考えるものである。
- コナミのゲーム作品において―
最近の作品の多くには、詰めデュエルが多数収録されている。
初歩的なコンボを扱うものから高度なプレイングを要求されるものまで、難易度は様々である。
また、World Championship 2007及び2008では、Wi-Fi通信にて新たな詰めデュエルをダウンロードできるサービスも行っている。
ちなみに、初めて詰めデュエルが収録された遊戯王デュエルモンスターズ5 エキスパート1では「D−TACTICS」という名称だった。
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