*禁止カード/Forbidden Cards [#s56fb3d4]
 基本的に、[[デッキ]]([[エクストラデッキ]]、[[サイドデッキ]]を含む)に入れる事のできる[[同名カード]]の枚数は合計3枚までですが、公式大会などで行われる公式の[[デュエル]]では、その大会形式によって「[[リミットレギュレーション]]」と呼ばれるルールが設定されており、[[デッキ]]に入れる事のできる[[カード]]の枚数が制限される事があります。~
 制限には3種類あり、3種類の枠の中に設定された[[カード]]は[[デッキ]]に入れる事ができる[[同名カード]]の最大枚数が設定されています。~

 [禁止カード]~
 設定されている[[カード]]は1枚も使用する事ができません。

 (公式ルールブック マスタールール3対応 バージョン 1.0 より引用)

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 [[04/03/01>禁止・制限カード/2004年3月1日]]の[[制限改訂]]に施行されて以来、多くの[[パワーカード]]が禁止カードに指定されている。~
 特に苦情や批判の対象になりやすい「先攻[[1ターンキル]]」や「[[ループ>無限ループ]][[コンボ]]」の関連[[カード]]には厳しい対応が行われる。~
 最近では、ほとんどの[[デッキ]]に投入され、[[デッキ]]の多様性を損なう[[汎用性]]の高い[[カード]]が指定される傾向も強い。~

 導入後の半年ごとに[[制限改訂]]が行われていた期間には、[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]と[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]の2回を除き、その数を増やし続けた。~
 [[リミットレギュレーション]]が導入されてからは、期間が短くなったこともあり、数が増えない[[制限改訂]]も見られるようになり、[[コンセプトデュエル]]や特定の公式大会で限定的に禁止カードになるカードも出てきた。~

-通常は[[準制限カード]]や[[制限カード]]から段階的に[[制限強化]]された後に指定されるが、例外も存在する。~
[[1ターンキル]]や[[ループ>無限ループ]][[コンボ]]の原因となる[[カード]]が、一気に禁止カードになる傾向が強い。~
また、1[[デュエル]]中に1回しか使えない[[効果]]を持つ[[カード]]は[[デッキ]]に一枚しか入れないことが多いため、[[制限>制限カード]]・[[準制限>準制限カード]]にしても意味がないという理由でいきなり禁止カードにされる。~
[[無制限カード]]から一気に禁止カードに指定された[[カード]]は以下の16枚。~
--[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]([[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]])
--[[《刻の封印》]]([[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]])
--[[《カオス・ソーサラー》]]([[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]])※現在は[[無制限カード]]
--[[《デビル・フランケン》]]([[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]])※現在は[[無制限カード]]
--[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]([[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]])※現在は[[無制限カード]]
--[[《イレカエル》]]([[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]])
--[[《マスドライバー》]]([[11/03/01>禁止・制限カード/2011年3月1日]])
--[[《フィッシュボーグ−ガンナー》]]([[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]])
--[[《グローアップ・バルブ》]]([[12/03/01>禁止・制限カード/2012年3月1日]])
--[[《スポーア》]]([[12/03/01>禁止・制限カード/2012年3月1日]])※現在は[[無制限カード]]
--[[《炎征竜−バーナー》]]([[13/09/01>リミットレギュレーション/2013年9月1日]])
--[[《水征竜−ストリーム》]]([[13/09/01>リミットレギュレーション/2013年9月1日]])
--[[《地征竜−リアクタン》]]([[13/09/01>リミットレギュレーション/2013年9月1日]])
--[[《風征竜−ライトニング》]]([[13/09/01>リミットレギュレーション/2013年9月1日]])
--[[《魔導書の神判》]]([[13/09/01>リミットレギュレーション/2013年9月1日]])
--[[《ゼンマイハンター》]]([[14/04/01>リミットレギュレーション/2014年4月1日]])

-制定されて以降、現在まで禁止カードに指定され続けている[[カード]]は以下の4枚。~

--[[《八汰烏》]]
--[[《サンダー・ボルト》]]
--[[《ハーピィの羽根帚》]]
--[[《王宮の勅命》]]

//-1年以上連続して禁止カードに指定されている[[カード]]
//議論により、この項目は削除が決定しました。
//該当スレ:ttp://yowiki.yugioh-portal.net/bbs/read.cgi?no=1132

-以下は関連[[カード]]が禁止になったため、多くの大会では本来の用法で使用できなくなった[[カード]]である。~
補記は強引に使用する方法である。~
--[[《避雷針》]]:[[セット]]して[[《非常食》]]などの[[コスト]]にすることは可能
--[[《グリフォンの翼》]]:[[セット]]して[[《非常食》]]などの[[コスト]]にすることは可能
--[[《壺盗み》]]:[[セット]]して[[《非常食》]]などの[[コスト]]にすることは可能
--[[《光と闇の洗礼》]]:[[セット]]して[[《非常食》]]などの[[コスト]]にすることは可能
--[[《強欲な壺の精霊》]]:[[効果]]を使用しないで[[モンスター]]として使用することは可能
--[[《壺魔神》]]:[[効果]]を使用しないで[[モンスター]]として使用することは可能
--[[《ガーディアン・エルマ》]]:[[セット]]し、[[反転召喚]]以外の方法で[[リバース]]すれば[[表側表示]]に留まれる。
--[[《聖獣セルケト》]]:[[《進撃の帝王》]][[適用]]中や[[《アンデットワールド》]]と[[《アンデット・スカル・デーモン》]]が出ていれば[[表側表示]]に留まれる。
--[[《E・HERO バブルマン・ネオ》]]:[[《青天の霹靂》]]で[[特殊召喚]]可能。
--[[《クリッチー》]]:[[《幻想召喚師》]]または[[《デビル・フランケン》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]する。
--[[《音楽家の帝王》]]:[[《簡易融合》]]または[[融合素材代用モンスター]]を使用することで[[融合召喚]]可能。

-多くの大会において[[デッキ]]に投入できない[[カード]]なので、入手しやすく価格も低くなりやすい。~
[[《死者蘇生》]]等のように多くの[[下位互換]][[カード]]が存在しながら[[制限復帰]]した例もあるので、あらかじめ入手しておいても良いだろう。~

-しかし、第9期になってからは、[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]のように[[エラッタ]]される形で禁止カードから[[制限緩和]]および解除されるカードが出てくるようになった。~
2015/01/01からは禁止から解除されるカードの内、6枚が[[エラッタ]]されるため、今後も[[エラッタ]]という形での制限緩和がされる場合もある。~

-[[ショップデュエル]]のうち、「[[ノーリミットデュエル>ショップデュエル#nolimit]]」は[[リミットレギュレーション]]なしで行われるため、これらの[[カード]]を使用できる。~
ただし、店が独自に定めた禁止・制限リストに基づいて行われる場合もあるため、全ての[[ノーリミットデュエル>ショップデュエル#nolimit]]大会で禁止カードを使用できる訳ではない。~

-実質的に禁止[[カード]]である[[カード]]として、「[[使用不可カード>リミットレギュレーション#c5bcbcd5]]」が存在する。~
これらの殆どは大会用に製作された[[プロモカード]]である。~

//-小学3年生以下をターゲットにしたイベント「[[はじめて対戦会]]」では禁止カードの使用が認められている。~
//また、2012年10月より「公認カジュアル大会」において、禁止カードを1枚だけ[[デッキ]]に入れられる「禁止カード1枚追加デュエル」が開催される。~
//これらの事から、禁止カードに指定されても上記の様な「完全に使い道がない[[カード]]」はなくなったと言える。~
//また「公認カジュアル大会」内の「禁止カード1枚追加デュエル」開催に併せてか、2013年3月号のVジャンプ誌面上及びVジャンプWEB内にてトス之助vsジョークによる「禁止カード1枚追加デュエル」が行われた。~

-原作・アニメにおいて―~
「決闘者の王国編」「バトルシティ編」においては、直接相手の[[ライフ]]に[[ダメージ]]を与えたり[[モンスター]]を[[破壊]]したりする[[魔法カード]]が禁止カードに指定されていた。~
ただし前者であれば[[《フォース》]]が、後者であれば[[《殺虫剤》>《トゲトゲ神の殺虫剤》]]や[[《エネミーコントローラー》]]、[[《千本ナイフ》]]が使用されているシーンも見られる。~

--アニメGXでは、[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]]が禁止カードに指定され、[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]は[[制限カード]]であったようだ。~
[[放送当時の制限リスト>禁止・制限カード/2004年9月1日]]も、これと一致していた。~

--アニメ5D'sでは、セキュリティ隊員のみが使用可能な「ポリスモンスター」や、デュエルアカデミア教師のみが使用可能な「ビンテージモンスター」が存在する等、禁止カードとは少々違う「使用制限」ルールがある。~

--[[OCG]]における禁止カードとは少々意味合いが異なるが、デュエルディスクが認識さえすれば基本的にどんな[[カード]]を使ってもいいらしく、世界に1枚しかない[[カード]]や作り出した[[カード]]であっても問題なく[[デュエル]]が続行されている。~
アニメARC-Vでは「遊矢vsストロング石島」戦で[[手札]]に戻された[[カード]]が書き換えられて再び[[フィールド]]に出された際、([[ペンデュラム召喚]]を含め)怪しんでいたが、「システム上エラーは出ていない」と言われた際に即座に納得していた。~
一方でアニメDMにおいては、ジークが公式大会使用不可[[カード]]である[[フィールド魔法]]《シュトロームベルクの金の城》を大会主催者側のサーバーに侵入して使用可能にしているシーンも見られる。~

-コナミのゲーム作品において―~
2004年以前は発売時点の制限リストをコピーするだけだったのだが、[[04/03/01>禁止・制限カード/2004年3月1日]]の[[制限改訂]]で禁止カードが設けられて以降は、様々な工夫が行われている。~
ゲーム内の時間を切り替えることでリストがオリジナルのものに更新されたり、発売時点までのリストを使用できるようにする等していたが、昨今では、「発売時点のリストを再現し、ゲームが進行すると全禁止カードの中から[[デッキ]]に1枚だけ入れられるようになる」という方式をとっている。~

--TAG FORCEシリーズにおいては、[[《賢者の石−サバティエル》]]・《幻魔の扉》・[[《狂戦士の魂》]]の様に始めから禁止カードに指定された[[オリジナルカード]]が登場している。~
さらに同シリーズでは2以降からプレイヤーが禁止カードを入れるとコンピューターの[[デッキ]]が変わる(通称禁止デッキ)システムをとっている。~
2ではプレイヤー同様の禁止カードを1枚入れた[[デッキ]]だったが、3以降は[[制限>制限カード]]・[[準制限カード]]も含めリストを大幅に無視するキャラクターも存在し、禁止カードを3枚積みしているケースもある。~
//2では相手も禁止カードを1枚入れた[[デッキ]]だったが、3では禁止・制限・準制限を合計3枚無視している(タニヤなど一部のキャラクターを除く)。~
//さらに4では数は決まってないと大幅にエスカレートし、たとえばジャックの場合はなんと合計14枚も無視しているうえ、禁止カードの3枚積みも4種類ある。~
//5ではD1キャラで禁止・制限を無視しているのは三皇帝のみで、それぞれプラシドは5枚、ルチアーノは22枚、ホセは27枚、禁止・制限を無視している。~
//なお、D2キャラは3と同じく基本的に3枚となっている。~
また、5・6では[[《ツンドラの大蠍》]]のみが禁止カードとなっている事実上の[[禁止・制限カード]]の全解除リストをダウンロードする事ができる。~
禁止カードが1枚だけ指定されているのは上記の禁止[[デッキ]]との対戦条件を満たせなくなるからと思われる。~

--[[DUEL TERMINAL]]では、[[OCG]]では禁止カードに指定されている[[カード]]でも問題なくスキャンできる。~

--ゲーム作品で世界大会などを行う場合、[[OCG]]の裁定と食い違っていたりバグが存在したりする[[カード]]が大会の際に禁止カードとされることがある。~

--[[遊戯王オンライン]]DUEL ACCELERATORにも独自の禁止・制限リストが存在するが、一方で一切の[[禁止・制限カード]]がない「Unlimited」という状態での[[デッキ]]構築が可能になった。~
無論通常の[[デュエル]]では使用できないが、ある一定回数勝利したCPUキャラを相手に、または相手との合意があった場合のみ使用できる。~

**関連リンク [#ka38386a]
-[[禁止・制限カード]]
//--[[禁止カード]]
--[[制限カード]]
--[[準制限カード]]

--[[無制限カード]]

-[[大会用語集]]
-[[公式ルールブック:http://www.yugioh-card.com/japan/howto/rule_book.php]]