*&ruby(グラディアルビースト){剣闘獣};/Gladiator Beast [#m25a9524] [[GLADIATOR'S ASSAULT]]で初登場した「剣闘獣」と名のついた[[モンスター]]群。~ 属する[[モンスター]]の[[種族]]・[[属性]]に統一性はないが、その多くが以下の共通する[[効果]]を持つ。~ このカードが「剣闘獣」と名のついたモンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、 ○○する(事ができる)。 このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時にこのカードをデッキに戻すことで、 デッキから「剣闘獣○○」以外の「剣闘獣」と名のついたモンスター1体を 自分フィールド上に特殊召喚する。 [[戦闘]]後に自身を[[デッキ]]に戻し、[[効果]]を[[発動]]した剣闘獣と[[同名>同名カード]]でない剣闘獣を[[デッキ]]から[[特殊召喚]]するというもの。~ 多くの剣闘獣はこの方法で[[特殊召喚に成功した]]場合にのみ[[効果]]を発揮し、そのままだと[[バニラ]]同然の[[モンスター]]である。~ なお、自身を[[デッキ]]に[[戻す]]のは[[コスト]]なので、[[《スキルドレイン》]]の影響下でもこの[[リクルート]][[効果]]は[[発動]]することができる。 -[[リクルート]][[効果]]は[[任意発動>任意効果]]の[[誘発効果]]で、[[戦闘]]することで[[効果]]を発揮するが、[[特殊召喚]]は[[エンドステップ]]に行われる。~ つまり[[ダメージステップ]]での[[発動]]ではないので、[[《激流葬》]]や[[《奈落の落とし穴》]]なども[[発動]]することができる。 -[[テキスト]]には明記されていないが、[[バトルフェイズ]]終了時に[[フィールド]]に[[表側表示]]で存在していなければならない。~ そのため[[戦闘破壊]]されたり、[[効果]]で[[破壊]]・[[除外]]・[[バウンス]]されている場合は[[効果]]を使うことができない。 -[[発動条件]]は「[[戦闘]]を行った」なので、[[直接攻撃]]や[[相手]][[ターン]]の[[バトルフェイズ]]で[[攻撃]]されても[[効果]]は[[発動]]できる。~ [[戦闘破壊]]を防いで[[ダメージ]]を0にする[[《和睦の使者》]]や、[[《収縮》]]などの[[コンバットトリック]]関連の[[カード]]と相性がいい。~ --「[[戦闘]]を行った」とは、ただ[[攻撃]]したりされたりするのではなく、[[戦闘]]を成立させることではじめて満たされる。~ よって[[《ネクロ・ガードナー》]]や[[《バトルフェーダー》]]で[[攻撃]]を[[無効]]にされた場合は[[効果]]は使えない。 -[[戦闘]]を行った剣闘獣が2体以上いる場合、[[効果]]は[[チェーン]]を組むのでなく、任意の順番で個々に処理を行うことになる。~ 剣闘獣の[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[モンスター]]の[[誘発効果]]が[[発動]]した場合、新たに[[チェーンブロック]]が作られ、続けてそちらを処理する。 -[[コントロール奪取]]した剣闘獣が[[効果]]を使う場合、現在の[[コントローラー]]が[[発動]]するか否かを決める。~ [[発動]]した場合は、本来の[[持ち主]]の[[デッキ]]に戻し、[[コントロール奪取]]した[[コントローラー]]の[[デッキ]]から剣闘獣を[[特殊召喚]]する。 -特定の剣闘獣の[[リクルート]][[効果]]でなければ、[[特殊召喚]]することができない[[上級]]剣闘獣も何体か登場している。~ 現在は[[《剣闘獣ホプロムス》]]指定の[[《剣闘獣スパルティクス》]]と、[[《剣闘獣ディカエリィ》]]指定の[[《剣闘獣アレクサンデル》]]が存在する。 -別の剣闘獣を[[リクルート]]する[[効果]]を持たないのは、[[《剣闘獣トラケス》]]・[[《剣闘獣オクタビウス》]]・[[《剣闘獣ヘラクレイノス》]]の3体。~ なお[[《剣闘獣セクトル》]]は他の剣闘獣とは違い、自身を[[デッキ]]に戻さずに剣闘獣を[[リクルート]]する[[効果]]を持っている。 -特定の剣闘獣を含む剣闘獣を何体か[[デッキ]]に[[戻す]]ことで[[特殊召喚]]できる、特殊な[[融合モンスター]]が存在しているのも特徴。~ 現在のところ、[[《剣闘獣ベストロウリィ》]]・[[《剣闘獣ラクエル》]]・[[《剣闘獣スパルティクス》]]をそれぞれ指定したものが存在する。 --[[リクルート]][[効果]]と同様に、元々の[[持ち主]]が[[相手]]の剣闘獣を、[[融合素材]]として[[デッキ]]に[[戻す]]ことができる。~ [[【剣闘獣】]]の[[ミラーマッチ]]では、[[相手]]の[[《洗脳−ブレインコントロール》]]や[[《精神操作》]]を十分に警戒しなければならない。 --[[フィールド]]上の剣闘獣を[[融合素材]]として[[デッキ]]に[[戻す]]が、この時[[セット]]状態の剣闘獣も[[戻す]]ことができる。~ [[《月の書》]]や[[《奈落の落とし穴》]]に邪魔されずに[[《剣闘獣ガイザレス》]]らを[[特殊召喚]]できるのは大きな強みである。 -[[モンスター]]だけでなく、サポートする[[魔法・罠カード]]にも「剣闘獣」と名のついた[[カード]]が多数存在している。~ これにより、[[《剣闘獣エクイテ》]]・[[《剣闘獣サムニテ》]]・[[《休息する剣闘獣》]]などの[[効果]]の有用性も高くなっている。 --[[サポートカード]]の中には、剣闘獣にのみ装備することができる[[闘器]]と名のついた[[装備魔法]]シリーズも存在する。~ こちらの詳細や特徴については、[[《剣闘獣スパルティクス》]]や[[闘器]]のページを参照。 -[[英語名]]から、「剣闘士(グラディエーター/gladiator)+獣(ビースト/beast)」が[[名前>カード名]]の由来だと推測できる。~ 剣闘士とは古代ローマの戦士のことで、アンフィテアトルムという円形劇場で、彼らや猛獣の戦いが見世物として繰り広げられていた。 --「剣闘獣」の後に続くカタカナ表記の[[名前>カード名]]は、剣闘士の種類の呼び名として使われていたものである。~ [[《剣闘獣ムルミロ》]]の様にそのまま引用しているもの、[[《剣闘獣ホプロムス》]]の様に実際の呼び名を一部改変しているものとがある。~ --[[上級以上の剣闘獣>上級モンスター]]は、古代ローマやヨーロッパで活躍した歴史上の英雄や皇帝の名前が[[カード名]]になっている。 -剣闘士が戦う相手の1つだった「猛獣」は、[[《スレイブタイガー》]]などといった形で、この[[カテゴリ>カードの名前]]をサポートする[[モンスター]]として登場。~ また直接的な関係性はないが、[[カード名]]や剣闘獣との[[シナジー]]面で関連する[[《スパルタクァの呪術師》]]なども存在している。 -[[《剣闘獣ガイザレス》]]を始めとし、[[必須カード]]となる[[モンスター]]のほとんどが軒並み低[[レアリティ]]なのもこの[[カード]]群の魅力。~ [[カード]]資産によって[[デッキ]]の強さに大きな差異が生まれなかった点も、[[【剣闘獣】]]が流行した要因の1つと言える。 -「マスターガイド2」によると、時を越えて[[コロッセウム>《剣闘獣の檻−コロッセウム》]]から解放された闘士達であると説明されている。~ 元々は敵同士だった剣闘獣達は、同じ境遇の中で協力することを誓ったと書かれている。 -コナミのゲーム作品において―~ [[遊戯王デュエルモンスターズ &ruby(ワールド){World}; &ruby(チャンピオンシップ){Championship}; 2008>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2008/]]では、[[《休息する剣闘獣》]]・[[《パリィ》]]などにバグが存在する。~ それらの[[効果]]で[[手札]]を[[デッキ]]に[[戻す]]際、なんとBボタンでそれをキャンセルでき、そのまま処理が進んでしまう。~ つまり[[《休息する剣闘獣》]]は、[[発動条件]]を満たせば何も[[デッキ]]に[[戻す]]ことなく3枚も[[ドロー]]できてしまうのである。~ このため、同ゲームの世界大会でのみ使用される[[禁止・制限カード]]リストでは、[[禁止カード]]に指定されている。~ --遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONでは[[【ライトロード】]]と並んで相当の猛威を振るったため、厳しい規制を受けている。~ シーズン11までの[[制限強化]]により、[[《剣闘訓練所》]]を含む主力[[カード]]のほとんどが[[制限カード]]になってしまっていた。~ しかし、[[YO3>遊戯王オンライン]]が稼動して[[シンクロ召喚]]のシステムが取り入れられてからは、これらの[[カード]]の多くが[[制限解除]]されている。 **関連リンク [#p4c67df9] ―「剣闘獣」と名のついた[[モンスター]] -[[《剣闘獣アンダル》]] -[[《剣闘獣エクイテ》]] -[[《剣闘獣サムニテ》]] -[[《剣闘獣セクトル》]] -[[《剣闘獣ダリウス》]] -[[《剣闘獣ディカエリィ》]] -[[《剣闘獣トラケス》]] -[[《剣闘獣ベストロウリィ》]] -[[《剣闘獣ホプロムス》]] -[[《剣闘獣ムルミロ》]] -[[《剣闘獣ラクエル》]] -[[《剣闘獣レティアリィ》]] -[[《剣闘獣アレクサンデル》]] -[[《剣闘獣スパルティクス》]] -[[《剣闘獣オクタビウス》]] -[[《剣闘獣ガイザレス》]] -[[《剣闘獣ゲオルディアス》]] -[[《剣闘獣ヘラクレイノス》]] ―「剣闘獣」に関する[[効果]]を持つ[[カード]]~ -[[《スレイブ・エイプ》]] -[[《スレイブタイガー》]] -[[《休息する剣闘獣》]] -[[《グラディアル・リターン》]] -[[《剣闘訓練所》]] -[[《剣闘獣の檻−コロッセウム》]] -[[《剣闘獣の底力》]] -[[《剣闘獣の闘器グラディウス》]] -[[《剣闘獣の闘器デーモンズシールド》]] -[[《剣闘獣の闘器ハルバード》]] -[[《剣闘獣の闘器マニカ》]] -[[《グラディアル・チェンジ》]] -[[《剣闘獣の戦車》]] -[[《ディザーム》]] -[[《ディフェンシブ・タクティクス》]] -[[《トロイの剣闘獣》]] -[[《パリィ》]] -[[《ハンディキャップマッチ!》]] ―その他のリンク -[[《G・B・ハンター》]] -[[闘器]] -[[【剣闘獣】]] -[[カードの名前]] **FAQ [#l826741b] Q:他の剣闘獣を[[リクルート]]する際に、剣闘獣を[[デッキ]]に[[戻す]]のは[[コスト]]ですか?~ A:はい、[[コスト]]です。~ Q:複数の剣闘獣が[[バトルフェイズ]]終了時に[[効果]]を[[発動]]する場合、[[チェーン]]を組んで処理をするのですか?~ A:いいえ、1つずつ別々に処理を行います。(07/08/02) Q:[[《天罰》]]などで[[リクルート]][[効果]]を[[無効]]にして[[破壊]]する場合、どうなりますか?~ A:[[効果]]は[[無効]]になりますが、[[デッキ]]に戻った剣闘獣は[[破壊]]されません。(07/08/12) Q:「剣闘獣」と名のついた[[融合モンスター]]を[[融合素材]]として[[エクストラデッキ]]に戻し、別の剣闘獣の[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]できますか?~ A:はい、可能です。(08/07/31) Q:[[裏側表示]]で存在する剣闘獣を[[融合素材]]として[[デッキ]]に戻し、剣闘獣の[[融合モンスター]]を[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]する事は可能ですか?~ A:はい、[[特殊召喚]]する事が可能です。(08/06/23) Q:[[リクルート]][[効果]]を持つ剣闘獣で[[裏側守備表示]]の[[《スフィア・ボム 球体時限爆弾》]]等を[[攻撃]]した際、[[エンドステップ]]時に[[効果]]を[[発動]]できますか?~ A:はい、[[発動]]することができます。(09/03/09) Q:剣闘獣の[[融合モンスター]]が[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]された場合、[[《神の宣告》]]でそれを[[無効]]にして[[破壊]]する事は可能ですか?~ A:[[チェーン]]を作らない[[特殊召喚]]であるため、可能です。(08/04/29) Q:[[デッキ]]は非[[公開情報]]ですが、[[デッキ]]内に剣闘獣が残っていない場合でも、剣闘獣の[[リクルート]][[効果]]を[[発動]]することはできますか?~ A:いいえ、[[空撃ち]]に相当するので不可能です。誤って[[発動]]してしまった場合は、処理を直前まで巻き戻します。(08/05/01) Q:剣闘獣の[[融合モンスター]]は、[[装備カード]]扱いの剣闘獣を[[デッキ]]に戻し[[特殊召喚]]できますか?~ A:「剣闘獣と名のついた[[モンスター]]」に関しては、[[モンスター]]と指定しているため、[[装備カード]]の剣闘獣は[[デッキ]]に戻せません。(08/06/23)~ また[[《剣闘獣ラクエル》]]([[《剣闘獣ヘラクレイノス》]]の[[融合素材]])等の、[[カード名]]が指定されているものに関しては[[調整中]]です。(09/04/03) Q:剣闘獣の[[効果]]による剣闘獣の[[特殊召喚]]は、[[《神の宣告》]]や[[《昇天の黒角笛》]]で[[無効]]にする事は出来ますか?~ A:[[効果]]による[[特殊召喚]]のため、[[無効]]にする事はできません。(08/08/27) Q:[[剣闘獣]]と名のついた[[モンスター]]の[[効果]]の[[発動]]に対して[[チェーン]]して[[《群雄割拠》]]を[[発動]]されました。~ この場合、[[デッキ]]から異なる[[種族]]の[[剣闘獣]]と名のついた[[モンスター]]を[[特殊召喚]]することはできますか?~ A:異なる[[種族]]の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できます。(09/01/16) Q:[[《禁じられた聖杯》]]の[[効果]]を受けた[[剣闘獣]]は[[リクルート]][[効果]]を[[発動]]できますか?~ A:[[デッキ]]に戻して[[発動]]する自体は可能ですが、その[[効果]]は[[無効]]になり[[リクルート]][[効果]]は適用されません。(09/02/16) Q:[[自分]]の剣闘獣Aが[[戦闘]]を行い、さらに剣闘獣Bが[[直接攻撃]]しようとした時に、[[相手]]が[[《バトルフェーダー》]]を[[特殊召喚]]しました。~ この場合[[バトルフェイズ]]終了時に、[[戦闘]]を行った剣闘獣Aは[[リクルート]][[効果]]を[[発動]]出来ますか?~ A:この場合、剣闘獣Aは[[リクルート]][[効果]]を[[発動]]できます。~ なお剣闘獣Bは[[戦闘]]を行っていないため、[[リクルート]][[効果]]は[[発動]]出来ません。(09/12/04) Q:[[カードの効果]]等で[[攻撃力]]が0になっている剣闘獣で[[直接攻撃]]を行った場合、[[エンドステップ]]に[[効果]]を[[発動]]することができますか?~ A:その場合でも、[[リクルート]][[効果]]を[[発動]]する事ができます。(08/12/20)~