遊戯王カードWiki - 御巫のバックアップ(No.14)

御巫(みかんこ) †

　デッキビルドパックアメイジング・ディフェンダーズでカテゴリ化された「御巫」と名のついたカード群。
　属するモンスターは全て元々の攻撃力・守備力が共に０で統一されている。

カテゴリ全体の傾向としては装備魔法に重点を置いており、カテゴリ内でも複数の装備魔法を擁する。
- 《御巫の誘い輪舞》以外の装備魔法は装備モンスターに効果破壊耐性を付与する効果を持つ。

下級モンスターはレベル３で統一されており、以下の共通のテキストを持つ。

このカード名の(2)の効果は１ターンに１度しか使用できない。
(1)：このカードが装備カードを装備していない場合
このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは０になり、
装備している場合、このカードは戦闘では破壊されず、
このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
(2)：（装備カードに関する効果）

カード名	属性	種族	(2)の効果
《剣の御巫ハレ》	炎	戦士族	装備カードが装備された場合、御巫装備魔法をサーチ
《鏡の御巫ニニ》	水	魔法使い族	装備カードが装備されている相手ターンに、相手モンスターをエンドフェイズまでコントロール奪取

ステータスは貧弱だが、装備カードを装備している場合に戦闘破壊耐性とダメージ反射が適用される。
（なお、装備カードを装備していなければ耐性は無く、ダメージも反射ではなくシャットアウトに留まる。）
また、儀式モンスターの《オオヒメの御巫》は下級モンスターとは異なり、装備カードを装備していなくても戦闘破壊耐性とダメージ反射を持つ。
これにより、自爆特攻が有用なダメージソースとして機能する他、攻撃を強要するカードとも相性が良い。

カテゴリ名の「御巫(みかんこ)」は「御神子」とも書き、「宮中の神事で神に奉仕する女性（巫女）」を意味する。
なお、「みかんなぎ」の読み方で上記神事に携わる「朝廷の律令制での女官職」および「明治政府の神祇省の女性職」が存在した。
また、イラストで「蜜柑(みかん)」の断面のような紋が見られることから鑑みるにダブルミーニングになっているのだろう。

同じカード名モチーフで《森羅の蜜柑子シトラ》が存在していた。

属するモンスターの固有名は、全て日本神話の最高神である「天照大神」に関わる神や人物からとられている。
また、下級モンスターの冠詞にある「剣」と「鏡」は、「三種の神器」からの連想だろう。

属する装備魔法のカード名には「舞」という文字が共通で入る。
下級モンスターが装備魔法を装備することで効果を発揮することから、巫女が舞うことで神を憑依させて神託を得る「神がかりの儀式（巫女舞・巫女神楽）」を見立てたものだろう。
儀式モンスターの《オオヒメの御巫》は同様の効果を既に持っていることから、巫女神楽を通して神がかりの状態にあることが推察できる。

イラストに《剣の御巫ハレ》が描かれている装備魔法は大和言葉から取られたカード名に対して、《鏡の御巫ニニ》が描かれている装備魔法は西洋舞踊から取られたカード名で統一されている。

下級モンスターが装備魔法を付けることで漸く真価を発揮する効果から、同音異義語の「未完」とも掛けているのかもしれない。

デッキビルドパックアメイジング・ディフェンダーズの公式サイトでは、『競い磨いた御巫神楽。舞姫たちの晴れ舞台！』というフレーズと共にこのカテゴリを紹介している。

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