*効果の適用 [#g309297b]
 [[発動]]する[[効果]]ではない[[永続効果]]の[[効果]]を受けること。~
 [[魔法カード]]、[[罠カード]]、[[モンスターカード]]において[[永続効果]]を持つ場合、それを「[[発動]]」と表現するのは誤解を生むためその[[効果]]を受けることに対する回避用語(''非公式用語'')。~

-[[永続魔法]]、[[フィールド魔法]]、[[永続罠]]はもちろん[[カードの発動]]をする必要があり、その「効果の適用」は[[効果解決時]]以降となる。

-「効果の適用」は[[チェーン]]を作らず、(基本的に)[[タイミングを逃す]]要因とはならず即座に行われる。~
--[[モンスター]]への[[攻撃力]]増減の[[永続効果]]の「効果の適用」は「あらゆる[[モンスターの召喚]]」後即座に行わる。~
[[《落とし穴》]]、[[《奈落の落とし穴》]]など[[召喚]]時の[[攻撃力]]などを参考にするカードは、「効果の適用」後の数値で判定する。~
しかし、[[《昇天の角笛》]][[《神の宣告》]]等の「[[召喚]]を[[無効]]にする」系統の[[カウンター罠]]・[[誘発即時効果]]は適用前である。

--[[ダメージステップ]]においても即座に「効果の適用」をする。~
---[[攻撃]]を受け、[[リバース]]した[[モンスター]]も[[攻撃力]][[守備力]]変化、[[表示形式]]の変更など[[永続効果]]も即座に適用である。
---[[《摩天楼 −スカイスクレイパー−》]]など[[ダメージ計算]]時、適用される[[永続効果]]は基本的に一番最後になされる。~
故に[[《お注射天使リリー》]]の[[誘発即時効果]]の効果処理後[[《摩天楼 −スカイスクレイパー−》]]の[[攻撃力]]変化、という順になる。~
ただし、全ての[[攻撃力]]が確定しないと計算を行えない[[《邪神アバター》]]・[[《邪神ドレッド・ルート》]]・[[《地球巨人 ガイア・プレート》]](この[[カード]]自身が[[戦闘]]を行う場合)の計算は最後に行う。~
//[[《摩天楼 −スカイスクレイパー−》]]と[[《邪神アバター》]]の関係が不明だけど、やはりアバターが最後かな。
//↑08/07/06に質問してみたが、やはりアバターが最後らしい。流石は邪神、ってところか
//
//--[[《豊穣のアルテミス》]]、[[《天空聖者メルティウス》]]など[[カウンター罠]]の[[効果解決時]]に「効果の適用」がされる[[永続効果]]は、基本的に[[チェーン]]を作らず[[タイミングを逃す]]要因にもならない。~
//特に[[《天空聖者メルティウス》]]は[[永続効果]]の処理時に破壊対象を選ぶかなり例外的な効果であることも注意である。~

--相反する[[永続効果]]の適用は、後発で[[発動]]したものが優先となる。~
例:[[レベル]]4以上の[[モンスター]]に対する[[《レベル制限B地区》]]と[[《最終突撃命令》]]
---[[《スキルドレイン》]][[発動]]下で[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]をフィールドに[[召喚]]した場合はこれにあたらない。~
既に存在する[[《スキルドレイン》]]の「効果の適用」で[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の[[モンスター効果]]を[[無効]]化されているので、「相反する[[永続効果]]」ではない。~
[[《E・HERO ワイルドマン》]][[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]などの、[[罠カード]]の[[効果を受けない]][[モンスター]]も同様である。

--「効果の適用」の前に何らかの[[発動]]をすることは基本的に不可能である。~
---[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]の「効果の適用」でドローした[[《サイクロン》]]が破壊される際、[[速攻魔法]]といえどその発動タイミングは与えられない。~
---[[ドロー]]直後で、発動済みの[[《神の恵み》]]の「効果の適用」の前に[[《シモッチによる副作用》]]などの[[カードの発動]]をすることは出来ない。~
[[《シモッチによる副作用》]]を[[発動]]したい場合は前のターンの[[エンドフェイズ]]以前で[[発動]]しなければならない。~
この[[《神の恵み》]]の回復に対し「効果の適用」をしたい場合は[[《シモッチによる副作用》]]を前のターンの[[エンドフェイズ]]以前で[[発動]]しなければならない。~

-例外的に[[タイミングを逃す]]要因となる[[永続効果]]も存在する。~
[[《豊穣のアルテミス》]]など、[[カウンター罠]]が[[発動]]された時に適用する[[効果]]がそれである。~
ただし、この場合でも例外の例外として[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]などはタイミングを逃さない。~
詳しくは[[タイミングを逃す]]を参照。

-[[《魂を削る死霊》]]の[[自壊]]効果は、一連の効果解決を行った後、「効果対象にされた」事実をもって「効果の適用」がされる。~
[[チェーン]]によって「効果対象にされたこと」自体が[[無効]]になれば効果の適用はなされず、[[自壊]]はしない。~
[[ダメージステップ]]では、途中対象にされても[[ダメージ計算]]後まで[[自壊]]はしない。~

-よくある「効果の適応」という表現は誤りである。~
「[[環境]]に適応する」などが正しい使い方である。~

**関連リンク [#e92c88b5]
-[[モンスター効果の発動]]

-[[カードの発動]]
-[[効果の発動]]

-[[用語集]]