最上級モンスター †
レベル７以上のモンスター全体を指す。
通常召喚するには２体のモンスターを生け贄に捧げる必要がある。
また、生け贄を用いての通常召喚が出来ない特殊召喚モンスターも存在する。
攻撃力・守備力共にレベル５・６の標準を遥かに凌ぐものが多く、戦闘に於いてかなりの優位性を確保する。
しかし、召喚自体が難しく、召喚してすぐ除去されても不利になる為、扱いにくい。
２体の生け贄を揃えるのは普通に戦っていては難しく、生け贄サポート用のカードが必要になる為である。
本体と生け贄確保パーツ、場合によっては更なるサポートカードが必要になり、レベル５〜６に比べて手札事故が多くなる。
召喚に成功しても、ロクにモンスターを破壊できずに一方的に除去されると、かなりのディスアドバンテージを負う。
余程効果が強力であるか、十分に召喚を補助するカードが存在しない限り、デッキへの投入は避けた方が無難。
だが、その召喚の難しさ故に逆に使いこなそうとするデュエリストも多い。
主に召喚補助として使われるカードは以下の通り。
- ダブルコストモンスター
《カイザー・シーホース》《炎を支配する者》等、各属性の最上級モンスターの召喚時、２体分の生け贄に出来る系統。
しかし、攻撃力は1500〜1700であり、それほど場持ちは良くない為、頼り過ぎるのは危険である。
ただ、裏側守備表示でもこの効果は適用されるので有効に使いたい。
攻撃力1500のモンスターならリクルーターによって特殊召喚できるため、最上級モンスターの召喚条件を満たしやすい。
攻撃力1600〜1700のモンスターは蘇生や《血の代償》、防御罠等の補助が重要になってくるだろう。
- 複数展開モンスター
モンスターを特殊召喚する系統。
《素早いモモンガ》は《死皇帝の陵墓》のライフコストも補助出来る。
戦闘で破壊されればすぐ条件が満たせるが、攻撃力が低いものが大半。
そのため単体では壁にしかならない場合が多い。
また、同名カードを展開するものは手札にかさばると十分な数が揃わない。
墓地に送る?必要があるカードも多いため、全体的に除外に弱い。
- 《黄泉ガエル》
スタンバイフェイズ毎に復活し、《おろかな埋葬》でサーチも容易。
だが、場に魔法・罠があると効果が使えず、永続罠・永続魔法・速攻魔法との相性が悪い。
その為、《ポールポジション》《我が身を盾に》等除去回避も使いづらい。
また、召喚出来るのはあくまで１体だけなので、他のモンスターが必要になる。
墓地から召喚される為、除外効果にも無力。
- 《Ｄ−ＨＥＲＯ ダッシュガイ》
墓地に存在する限り一度だけドローしたモンスターを特殊召喚できる。
強力な高レベルモンスターをドローした時、それをそのまま特殊召喚可能。
- 特殊召喚魔法・罠
《デビルズ・サンクチュアリ》《メタル・リフレクト・スライム》《迷える仔羊》《スケープ・ゴート》等、トークン生成カードや罠モンスター。
そこそこのステータスを持つものや、攻撃した相手にダメージを与えるものも多い。
比較的単体で機能し易い部類だが、《砂塵の大竜巻》《王宮のお触れ》等で妨害もされ易い。
《メタル・リフレクト・スライム》なら、守備力3000未満の最上級モンスターを《地砕き》から守る事もできる。
- 《名推理》《モンスターゲート》
デッキから直接召喚出来るので、手間が掛からず手札も減りにくい。
最上級モンスターの召喚を補助するカードとしては、かなり強力な部類に入る。
- 《死皇帝の陵墓》
生け贄を用意する必要が無く、《テラ・フォーミング》でサーチも容易。
ライフコストがあるが、《素早いモモンガ》《神秘の中華なべ》で回復できる。
これを逆手に取り、貫通効果を持つ最上級モンスターを《巨大化》で強化するのも良い。
とは言え、１回の召喚につき2000ライフ払うため、あまり乱用し過ぎると危険。
フィールド魔法なので相手にも利用され、破壊もされ易い。
《巨大化》《神秘の中華なべ》も汎用性が低く、手札事故を招く事がある。
- 《洗脳−ブレインコントロール》《クロス・ソウル》
相手モンスターを除去しつつ、生け贄の確保が出来る。
- 《冥界の宝札》
２体以上の生け贄を捧げる生け贄召喚に成功した時に２枚ドローできる。
- 《軽量化》《カードトレーダー》
手札に複数来た高レベルモンスターを入れ替える。
除去回避のサポートカードも存在する。
具体的な対策カードに関しては、「除去」の項目を参照して欲しい。
- 妥協召喚を内蔵するか、専用召喚補助と併用される事が多い最上級モンスター。
関連リンク †