*三幻神 [#ydc821a8]
 [[《オシリスの天空竜》]]・[[《オベリスクの巨神兵》]]・[[《ラーの翼神竜》]]3体の総称。~
 通称「神のカード」。~
 いずれも[[レベル]]10・[[神属性]]・[[幻神獣族]]の[[モンスター]]であり、以下の共通した[[効果]]を持つ。~

 このカードを通常召喚する場合、
 モンスター3体をリリースして召喚しなければならない。
 (1):このカードの召喚は無効化されない。
 (2):このカードの召喚成功時には
 (このカード以外の)魔法・罠・効果モンスターの効果は発動できない。

 3体の[[リリース]]という[[重い]][[コスト]]を必要とするものの、こと[[召喚]]に関しては神に相応しい能力を誇っている。

-[[OCG]]化以前にも、[[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記>ゲーム付属カード#DM4]]に三幻神の[[カード]]が付属していたが、これらは[[OCG]]と体裁が異なる使用不可[[カード]]であった。~
[[モンスター効果]]は書かれておらず、[[テキスト]]欄は[[フレイバー・テキスト]]となっており、枠や背面の色も異なっている。~
フリー[[デュエル]]で使用する場合も、背面が不透明なスリーブに入れ、[[相手]]の了承を得て使うのが望ましい。

--その後、[[Vジャンプ(2009年2月号)>書籍付属カード#VJ2009]]に[[《オベリスクの巨神兵》]]が、[[Vジャンプ(2010年2月号)>書籍付属カード#VJ2010]]に[[《ラーの翼神竜》]]が、[[Vジャンプ(2012年2月号)>書籍付属カード#VJ2012]]に[[《オシリスの天空竜》]]が[[デュエル]]で使用可能な[[カード]]としてそれぞれ付属された。~
枠は[[効果モンスター]]と同じ物に統一され、背面は他の[[カード]]と同様のものになっている。

--[[《オシリスの天空竜》]]が付属された[[Vジャンプ(2012年2月号)>書籍付属カード#VJ2012]]では、三幻神の[[イラスト]]を用いた[[デュエル]]シートも付属された。

--Vジャンプ付属カードとして収録された際には、全て[[イラスト]]が[[DM4付属カード版>ゲーム付属カード#DM4]]から変更された。~
後に[[GOLD SERIES 2014]]にて3枚とも再録されたが、これらは全て[[DM4付属カード>ゲーム付属カード#DM4]]版の[[イラスト]]に回帰している。

-3体とも、[[パスワード]]が存在しない。~
先に登場した[[ゲーム付属カード]]はもちろん、後に登場した[[OCG]]版のものも同様である。~

-各々[[カード名]]がまったく異なるので、このWikiで定義される[[カテゴリ]]としては存在しない。~
しかし、単一の[[効果]]で3体全ての[[カード名]]を指定する[[カード]]として[[《光の創造神 ホルアクティ》]]や[[《ラーの使徒》]]が登場しており、実質的には[[カテゴリ]]に近い[[シリーズカード]]となっている。~
また、[[OCG]]で[[幻神獣族]]の[[カード]]はこれら3枚のみ、[[神属性]]のカードはこれら3枚とそれを指定する[[《光の創造神 ホルアクティ》]]のみとなっている。~
それぞれの原作で[[神属性]]・[[幻神獣族]]であった[[三邪神]]や[[極神]]などは[[OCG]]化にあたり[[属性]]・[[種族]]が変更されている。

-三幻神をモチーフとして作られた[[三幻魔]]と[[三邪神]]も存在する。~
これらは初めから公式の[[デュエル]]で使用可能である。

-原作・アニメにおいて―~
[[ファラオ>《ファラオの審判》]]の墓にある石版より再現された「神のカード」。~
デュエルモンスターズの創造主であるペガサス・J・クロフォードの思惑を越えた超自然的な力を持ってしまったため、彼はこれらの[[カード]]を生み出した事を最大の過ちだったと言い残している。~
ペガサスの依頼を受けたエジプト考古局によって長らく[[王家の谷>《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]に封印されていたが、[[レアカード]]窃盗組織「グールズ」により3枚のうち2枚が盗まれてしまう。~
ここから「神のカード」に纏わる数多のエピソードが生まれる事となる。~
強力な[[耐性]](下記参照)を有しており、その様相をマリクは「[[モンスター]]でなく神だ!」と評している。~
[[相手]][[ターン]]に[[特殊召喚]]しても[[効果]]を使えるが、[[自分]][[ターン]]に[[特殊召喚]]しても[[《ラーの翼神竜》]]以外の神は[[攻撃]]できなかった。~
その代わりに[[相手]]の[[攻撃]](魔法攻撃も含む)を三幻神が代わりに受ける[[効果]]があるようだ。~
「ファラオの記憶編」では幻の召喚獣として登場する。~
最終決戦ではファラオの名の下に三幻神を束ね[[《光の創造神 ホルアクティ》]]を誕生させ、大邪神ゾーク・ネクロファデスとの戦いに終止符を打った。~
//例として遊戯のブラック・マジシャンのロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−への攻撃をオベリスクが防ぐ マリクのラーのオベリスクへの攻撃をオシリスが防ぐなど。~
//漫画ルールが特殊召喚したモンスターは攻撃できないというルールがあるだけ。融合モンスターとかね。
//いや、召喚酔いがあるのは融合モンスターだけだぞ~

--原作及び遊戯王Rでは「神の[[ランク]]」という設定があり、[[《ラーの翼神竜》]]が最高位で[[《オシリスの天空竜》]]と[[《オベリスクの巨神兵》]]が同格であった。~
[[ランク]]の高い[[《ラーの翼神竜》]]は自身より下の[[《オシリスの天空竜》]]・[[《オベリスクの巨神兵》]]の[[効果を受けない]]という[[耐性]]が備わっていた。~
遊戯王Rではこの設定を取り入れた[[装備魔法]]《神の進化》が登場しており、これを装備することで[[《オベリスクの巨神兵》]]は[[《ラーの翼神竜》]]と同等の[[ランク]]になっている。~
一方でアニメではこの設定は排除され、三幻神は全て同等の存在とされている。~
原作では[[ランク]]の差によって防がれた[[《オベリスクの巨神兵》]]の[[効果]]は、アニメでは[[速攻魔法]]《階級制度》という[[カードの効果]]によるものとの改正が加えられている。~

--神に有効なカードについて。~
作中で強力な[[耐性]]を持つことが描写されているが、具体的にどの様な[[耐性]]なのかはイマイチ不明瞭である。~
遊戯王Rでは(分類は不明だが)「上級呪文」と呼ばれる[[カードの効果]]は1[[ターン]]のみ通じ、それ以外の[[効果]]は全て通じないとされている。~
具体的には[[《六芒星の呪縛》]]や[[《罅割れゆく斧》]]等の[[攻撃力]]を下げる[[効果]]は有効な模様。~
遊戯王Rでは三幻神と同等の[[耐性]]を持つ[[《邪神ドレッド・ルート》]]が《幻想の呪縛》によって[[効果]]を[[無効]]にされているため、[[効果]]の[[無効]]化も通じると思われる。~
[[《魔法の筒》]]の様に神の[[攻撃]]をそのまま打ち返すことも可能である。~
[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]による[[破壊]]や[[《ソウルテイカー》]]による[[生け贄]]、[[《洗脳−ブレインコントロール》]]による[[洗脳>コントロール奪取]]などの直接神を[[除去]]する[[効果]]は基本的には通じない。~
ただし[[《ディメンション・マジック》]](アニメでは速攻魔法《神々の黄昏》)や[[《生贄の抱く爆弾》]]の様に一部の[[カード]]ならば直接的に[[破壊]]することも可能である。~
また、劇場版『光のピラミッド』に登場した[[《光のピラミッド》]]は神に対抗する[[メタカード]]として作られたため、[[フィールド]]の神を直接[[除外]]可能な[[効果]]であった。~
例外として[[フィールド]]全域に及ぶ[[除去]]以外の[[効果]]は他の[[モンスター]]同様の扱いであり、原作では[[《悪夢の鉄檻》]]・アニメでは[[永続罠]]《大地の侵食》・Rでは[[《光の護封剣》]]等の[[効果]]は全て[[発動]][[ターン]]以降にも[[適用]]されている。~
また、上記の様に原作では[[《ラーの翼神竜》]]のみ他2神より強力な[[耐性]]を持っていたが、アニメでは全て同等の[[耐性]]となっている。~

//--[[イラスト]]は、原作では[[《ペガサス》]]直筆、OCGでは高橋和希氏直筆と、二人の"原作者"によって描かれている。~
//このあたりもまた神の名に相応しい。
//↑原作ではだいたいペガサスがデザインしてる設定だし、別に珍しくない

--劇場版『光のピラミッド』で劇中に使用されている三幻神は[[カード]][[テキスト]]が世界統一フォーマットに準拠した日本語表記となっている。~
設定を鑑みると、[[《オベリスクの巨神兵》]]・[[《オシリスの天空竜》]]は英語、[[《ラーの翼神竜》]]は古代文字の[[テキスト]]である。~
『光のピラミッド』は米国[[公開]]用に作られた映画であるため、日本語に翻訳する際に間違って神の[[カード]]まで日本語化してしまったのである。~

--「三幻神」は英語版アニメでは「Egyptian God Cards」と呼ばれている。~
「God」の言葉が使用できるのは、「エジプトの神」という言い回しを用いることで表現規制を回避しているためである。

--アニメGXでは、デュエル・アカデミアのランクとして三幻神の名前が使われている。~
最上位は[[オベリスク>《オベリスクの巨神兵》]]・ブルー、中間が[[ラー>《ラーの翼神竜》]]・イエロー、最下位が[[オシリス>《オシリスの天空竜》]]・レッドと呼ばれている。~
女子生徒は成績関係なく[[オベリスク>《オベリスクの巨神兵》]]・ブルー所属となっているが、アニメでは例外として早乙女レイが「ジェネックス」準優勝特権で第3期まで[[オシリス>《オシリスの天空竜》]]・レッドに所属した。~
原作設定を考えれば最高ランクは[[ラー>《ラーの翼神竜》]]・イエローのはずだが、おそらくはかつて[[《オベリスクの巨神兵》]]の使い手だった[[オーナー>《海馬》]]の意向のためと考えられる。~

--アニメGXにおける最後の[[デュエル]]「十代vs遊戯」戦では、十代が遊戯の[[デッキ]]からその気配を感じ取っていることから、三幻神を全て[[デッキ]]に投入していたと思われる。

--5D'sでは直接の登場はなかったが、チーム・太陽の切り札《眠れる巨人 ズシン》が「三幻神に匹敵する力を持つ」と評されている。~
さらに、チーム・ラグナロクのエースカードである[[極神]]、Z-ONEの所有する[[時械神]]が神の[[カード]]と呼称されている。~

-コナミのゲーム作品において―~
ゲーム作品で初めて使用可能となったのは、[[デュエル]]使用不可[[カード]]が付属された[[DM4>ゲーム付属カード#DM4]]。~
[[DM4>ゲーム付属カード#DM4]]では[[耐性]]を持たなかったが、[[DM7>ゲーム付属カード#DM7]]・[[8>ゲーム付属カード#DM8]]での三幻神は、「いかなる[[カードの効果]]によっても[[破壊されない]]」「[[コントロール奪取]]の[[対象]]にならない」という強力な[[耐性]]を備えていた。~

--OCG準拠のゲームで使用可能になったのは[[NIGHTMARE TROUBADOUR>ゲーム付属カード#NT]]が初。~
原作・アニメではかなり強固な[[効果]][[耐性]]を誇っているが、この時は[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]にしか[[耐性]]を持たなかった。~
[[《オベリスクの巨神兵》]]がOCG化されてから発売された[[TAG FORCE 4>ゲーム付属カード#TF4]]・[[WORLD CHAMPIONSHIP 2009>ゲーム付属カード#WCS2009]]以降の作品では、[[OCG]]化されたものは[[OCG]]版が採用され、[[OCG]]化していないものは[[《オベリスクの巨神兵》]]と同じ[[耐性]]を所持した状態で登場している。~

--3体もの[[リリース]]を確保するのは難しいと判断されているのか、[[召喚]]及び[[フィニッシャー]]とする事でボーナスポイントを貰える他、[[召喚]]を成功させた事が履歴に残る作品が多い。~
これらについては一種のチャレンジとして扱われているようで、[[三幻魔]]や[[三邪神]]も同様である。~

--[[遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTION>遊戯王オンライン]]ではCPUキャラクターの遊戯が[[《オシリスの天空竜》]]、海馬が[[《オベリスクの巨神兵》]]、闇マリクが[[《ラーの翼神竜》]]を使用していたが、[[プレイヤー]]が入手可能となる事はないままサービスが終了した。~

--TAG FORCE SPでは収録パックの都合上[[Vジャンプ付属カード>書籍付属カード#VJ]]版は全[[カード]]が収録されている「スペシャルチェッカーフラッグ」にしか収録されていない。~
[[カード]]総数自体が大幅に増えた事や全ての[[カード]]が[[Normal]]扱いで収録されている事、未入手の[[カード]]を確定で入手できるイベントが削除されている事もあり、その入手難度は[[TAG FORCE 6>ゲーム付属カード#TF6]]の[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]や[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]をも上回る。~

**関連リンク [#r37d5447]
―三幻神
-[[《オシリスの天空竜》]]
-[[《オベリスクの巨神兵》]]
-[[《ラーの翼神竜》]]

―三幻神をモチーフとする[[モンスター]]
-[[三幻魔]]
-[[三邪神]]

//―三幻神独自の特性
//↑ホルアクティ登場のため。「神属性」一項目のために残すのも少々収まりも悪いですし

―その他のリンク
-[[《光の創造神 ホルアクティ》]]

-[[《ラーの使徒》]]

-[[神属性]]
-[[幻神獣族]]

-[[シリーズカード]]

-[[極神]]