*三幻神 [#ydc821a8]
 [[ゲーム付属カード]]で登場した[[レベル]]10・[[神属性]]・[[幻神獣族]]の[[モンスター]]。~
 [[《オシリスの天空竜》]]・[[《オベリスクの巨神兵》]]・[[《ラーの翼神竜》]]3体の総称。~
 通称「神のカード」。~

 これらの[[カード]]は[[効果]]が書かれず、テキスト欄が[[フレイバー・テキスト]]となっている。~
 背面の色も異なり、公式[[デュエル]]では使用することができない。~
 使うなら背面が不透明なスリーブに入れ、フリー[[デュエル]]等の時に[[相手]]の了承を得て使うのが望ましい。

 [[Vジャンプ(2009年2月号) 付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]]にて[[《オベリスクの巨神兵》]]が、[[Vジャンプ(2010年2月号) 付属カード>書籍付属カード#p7209f5e]]で[[《ラーの翼神竜》]]が[[効果モンスター]]として付属された。~
 これにより、残る公式[[デュエル]]使用不可の三幻神は[[《オシリスの天空竜》]]のみとなった。

 また、三幻神をモチーフとして作られた[[三幻魔]]と[[三邪神]]も存在する。~
 これらは始めから公式の[[デュエル]]で使用可能である。

 三幻神は以下の共通した[[効果]]を持つ。~
 (公式[[デュエル]]で[[使用]]できない[[《オシリスの天空竜》]]は除く)

 このカードを通常召喚する場合、自分フィールド上の
 モンスター3体をリリースして召喚しなければならない。
 このカードの召喚は無効化されない。
 このカードが召喚に成功した時、
 (このカード以外の)魔法・罠・効果モンスターの効果は発動できない。

 これらの[[効果]]により、3体の[[リリース]]という[[重い]][[コスト]]を必要とするものの、こと[[召喚]]に関しては神に相応しい能力を誇っている。

-原作・アニメにおいて―~
ファラオの墓の石版より再現された「神のカード」。~
デュエルモンスターズの創造主であるペガサス・J・クロフォードの思惑を越えた超自然的な力を持ってしまったため、彼はこれらのカードを生み出した事を最大の過ちだったと言い残している。~
~
ペガサスの依頼を受けたエジプト考古局によって長らく王家の谷に封印されていたが、[[レアカード]]窃盗組織「グールズ」により3枚のうち2枚が盗まれてしまう。~
ここから「神のカード」に纏わる数多のエピソードが生まれる事となる。~
[[モンスター効果]]や[[罠カード]]の[[効果]]を受けず[[魔法>魔法カード]]の[[効果]]は1[[ターン]]しか受け付けない強力な[[効果]][[耐性]]を持つ。~
その上、その魔法の[[効果]]によっても[[コントロール]]を変更されない。~
また神の中にもランクがあり、[[《ラーの翼神竜》]]が最高位で[[《オシリスの天空竜》]][[《オベリスクの巨神兵》]]が同格。~
そのため、[[《ラーの翼神竜》]]は[[《オシリスの天空竜》]]・[[《オベリスクの巨神兵》]]の[[効果を受けない]]。~
この「ランク」の設定はさすがに[[デュエル]]の流れを無視するものとして問題視されたのか、アニメ版の[[デュエル]]では《階級制度》という[[カードの効果]]によるものとの改正が加えられた。~
[[相手]][[ターン]]に[[特殊召喚]]しても[[効果]]を使えるが、[[自分]][[ターン]]に[[特殊召喚]]しても[[《ラーの翼神竜》]]以外の神は[[攻撃]]できなかった。~
その代わりに相手の攻撃(魔法攻撃も含む)を三幻神が代わりに受ける効果があるようだ。~
//例として遊戯のブラック・マジシャンのロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−への攻撃をオベリスクが防ぐ マリクのラーのオベリスクへの攻撃をオシリスが防ぐなど。~
//~
~
「ファラオの記憶編」では幻の召喚獣として登場。~
最終決戦ではファラオの名の下に三幻神を束ね《光の創造神 ホルアクティ》を誕生させ、大邪神ゾーク・ネクロファデスとの戦いに終止符を打った。~

--因みにホルアクティ([[ラー>《ラーの翼神竜》]]・ホルアクティ/Ra-Harakhte)とは「地上の[[ホルス>ホルスの黒炎竜]]たる[[ラー>《ラーの翼神竜》]]([[ホルス>ホルスの黒炎竜]]と[[ラー>《ラーの翼神竜》]]の習合)」を意味する。

--神に有効なカードについて。~
演出として直接神自身に影響を与えるカードでなければ[[効果]]は効く模様。~
OCGでは同じ[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]でも、[[《洗脳−ブレインコントロール》]]は直接神を操ろうとするカードだから効かず、[[《魔法の筒》]]は神の[[攻撃]]をそのまま打ち返す[[効果]]だから有効である。~
また、[[フィールド]]全域に及ぶ[[効果]]も有効らしく、原作では[[《悪夢の鉄檻》]]・アニメでは《大地の侵食》・Rでは[[《光の護封剣》]]等の[[効果]]が効いている。~
また、一部のカードは「上級呪文」に分類され、上記のルールを無視して有効な模様。

--ちなみに[[《オベリスクの巨神兵》]]は明暗、[[《オシリスの天空竜》]]は善悪、[[《ラーの翼神竜》]]は天地を意味しているらしい。~

--[[イラスト]]は、原作では[[《ペガサス》]]直筆、OCGでは高橋和希氏直筆と、二人の"原作者"によって描かれている。~
このあたりもまた神の名に相応しい。

--劇場版「光のピラミッド」で劇中に使用されている三幻神はカードテキストが世界統一フォーマットに準拠した日本語表記となっている。~
設定を鑑みると、[[《オベリスクの巨神兵》]]・[[《オシリスの天空竜》]]は英語、[[《ラーの翼神竜》]]は古代文字のテキストである。~
「光のピラミッド」は米国で作られた映画であるため、日本語に翻訳する際に間違って神のカードまで日本語化してしまったのである。~

//--[[《神獣王バルバロス》]]を始めとする従属神モンスターが真に仕えるべき神の種族。~

--GXにおいて、ラストデュエル「十代vs遊戯」戦では十代が遊戯の[[デッキ]]からその気配を感じ取っていることから[[デッキ]]に3枚投入していたと思われる。

--GXでは、デュエル・アカデミアのランクとして三幻神の名前が使われている。~
最上位は[[オベリスク>《オベリスクの巨神兵》]]・ブルー、中間が[[ラー>《ラーの翼神竜》]]・イエロー、最下位が[[オシリス>《オシリスの天空竜》]]・レッドと呼ばれている。~
女子生徒は成績関係なく[[オベリスク>《オベリスクの巨神兵》]]・ブルー所属となっているが、アニメでは例外として早乙女レイが「ジェネックス」準優勝特権で[[オシリス>《オシリスの天空竜》]]・レッドに所属した(第3期まで)。~
原作設定を考えれば最高ランクは[[ラー>《ラーの翼神竜》]]・イエローのはずだが、おそらくはかつて[[《オベリスクの巨神兵》]]の使い手だった[[オーナー>《海馬》]]の意向のためと考えられる。~

--5D'sでは《眠れる巨人 ズシン》の強さについて「三幻神に匹敵する力を持つがその召喚条件があまりにも厳しい」と比較される形で登場した。

-コナミのゲーム作品において―~
DM4・7・8で[[デュエル]]に使用可能な「神魔族」([[神属性]]参照)の[[モンスター]]。~
(ただしゲームのルール自体はOCGのものと異なる。) ~
DM4では[[耐性]]を所持していなかったが、DM7・8での三幻神は「いかなる[[カードの効果]]によっても自分フィールド上を離れない」と言う反則的な[[耐性]]を備えていた。~
~
DSソフト「ナイトメア トラバドール」では[[デッキ]]に1枚だけながらもOCGルールで再現された三幻神が使用可能。~
「スピリットサモナー」「ワールドチャンピオンシップ2007」でも「ナイトメア トラバドール」からカードを転送すれば使用できる。~
2007の「世界大会リスト」では、3種類揃って使用可能な[[制限カード]]に指定されている。~
PSPソフト「タッグフォース2」でも前作「タッグフォース1」との連動で使用が可能になった。~
こちらは各1枚ずつしか手に入らないので無制限カードとなっている。~
原作・アニメではかなり強固な[[効果]][[耐性]]を誇っていたが、ゲームにおける[[効果]]では、[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]にしか[[耐性]]を持たない。~
[[《地砕き》]]・[[《奈落の落とし穴》]]・[[《N・グラン・モール》]]等に簡単に[[除去]]されてしまう性能である。~
TAG FORCE 5と6において、一部のカードでゲームオリジナル版とOCG版が同時に収録されているにも関わらず、[[《オベリスクの巨神兵》]][[《ラーの翼神竜》]]についてはOCG版のみが収録されている。~
また、使用不可[[カード]]での[[イラスト]]を[[イラスト]]違いの[[カード]]として使用できる。

--ゲームでのテキストは「[[生け贄召喚]]のためには[[生け贄]]が3体」となっており、[[《死皇帝の陵墓》]]などによる[[生け贄]]不要の[[召喚]]はできそうなテキストだが、実際には[[《死皇帝の陵墓》]]による[[召喚]]はできなくなっている。~
「タッグフォース3」では、「[[通常召喚]]する場合は3体を[[リリース]]しなければならない」と明文化されている。
「タッグフォース3」では、「[[通常召喚]]する場合は3体を[[リリース]]しなければならない」と明文化されている。~

--遊戯王ONLINE DUEL EVOLUTIONではCPUキャラクターの[[《遊戯》]]が[[《オシリスの天空竜》]]、[[《海馬》]]が[[《オベリスクの巨神兵》]]、闇マリクが[[《ラーの翼神竜》]]を使用してくる。~
[[召喚]]時に特殊演出がある。

--「フォルスバウンドキングダム」では、それぞれの編のラスボスで登場。~
特殊召喚時にムービーが発生する。~
三幻神のバトルはフィールドが変化し、三幻神同士のバトルでは、フィールドがさらに変化する。~
三幻神を使うプレイヤーは1体のみになるが、強さが尋常ではなく、一般モンスターは3体まとめて倒されることが普通である。

**関連リンク [#r37d5447]
―三幻神
-[[《オシリスの天空竜》]]
-[[《オベリスクの巨神兵》]]
-[[《ラーの翼神竜》]]


―三幻神をモチーフとする[[モンスター]]
-[[三幻魔]]
-[[三邪神]]

―三幻神独自の特性
-[[神属性]]
-[[幻神獣族]]

―その他のリンク
-[[シリーズカード]]

-[[極神]]