手札事故 †
手札が発動条件や召喚条件を満たしていないカードで占められる等、手札からフィールドに出せるカードが極端に少ない状況のこと。
または、「モンスターカード」と「魔法・罠カード」のどちらか片方が存在しない等、手札が極端に偏っていること。
手札事故が起こる最大の原因は、発動条件や召喚条件があるカードを大量に投入していることである。
その中でも、上級モンスターや装備魔法は構築によっては手札事故の要因となる事が多々ある。
- 「事故」と略されることがある。
また、手札事故が起こることを「事故る」などと表現されることもある。
- 手札事故は「運」だけではなく、「構築力」がものをいう。
どんなデッキにも偏りは起こるので、その状態でもシナジーを考える、
また《打ち出の小槌》《カードトレーダー》などをうまく駆使すれば戦うことは充分可能である。
その一枚のスペースを構築に取り入れるかどうかは、デッキ次第といったところか。
安定した場を展開し、戦術を展開していくのに必要なのは経験と実践に他ならない。
(とはいえ初心者に経験と実践を求めるには、少なからず無理があるため初心者はパックよりもまずストラクチャーデッキを先に購入し、経験と実践を積んでほしいところである。)
- 原作・アニメにおいて―
原作の世界でも用語として使われている。
遊戯王Rの世界では何故か序盤に《天使の施し》を使うと手札事故とみなされ、2回使うと相手に心配されてしまう。
現実では、序盤に来ると嬉しいカードであるが。
なお、原作で手札事故を起こしたデュエリストは後にも先にも城之内ただ一人。
生け贄が3体も必要な神のカード3枚と他の上級モンスターを5枚以上採用している遊戯、最上級モンスターを3枚積みしている海馬ですらないというのに。
これも千年アイテムに選ばれし者の力か。
ただ、広い意味で解釈をするなら「遊戯&海馬vs闇と光の仮面」戦での闇遊戯も手札や場にモンスターを展開できなかった手札事故の場面がある。
尤もその時の手札には《手札抹殺》があり、手札交換を十分に行える手札も有していたが、相方の海馬も手札を交換しなければならないという事でのチームワーク崩壊を恐れて発動できず、場の《磁石の戦士β》は原作効果の《呪魂の仮面》によって攻撃にも守備にも参加できなかった。
とはいえ、《生贄封じの仮面》というコントロール妨害のカードが出ていたため、仮にこれを手札事故とみなしても正確には手札事故とはいえない。
- アニメGXにおいては十代は携帯ゲームでの翔との特訓デュエルで一度、「《融合》が来ない〜」という発言をしている。
《融合》主軸な上コンタクト融合まで搭載している(上記発言の当時は非搭載)にも関わらず、本編での事例がそれ1回のみというのもすごいのだが…。
アカデミアの生徒である大山が山篭りしてまでドローの修行をしていたのも、《人造人間−サイコ・ショッカー》を前にして罠カードを引いてしまうような「引きの悪さ」を克服するためであった。
また、《一撃必殺!居合いドロー!》の使い手、橘 一角も以前は1ターンキルコンボが中々決まらず悩んでいた。
- 漫画GXでも十代の引きのよさは有名の様である。
1ターン目から融合することも少なくない。
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