*手札破壊 [#bf0545c1]
 [[相手]]の[[手札]]の枚数を減らす行為の通称。~
 [[手札]]を「[[破壊]]」しなくとも、[[手札]]を「[[墓地へ送る]]」「[[デッキ]]に[[戻す]]」などでも手札破壊と称される。~
 「[[ハンデス]]」(Hand Destruction=手札破壊、もしくはHand Destroy=[[手札]]を[[破壊]]すること、の略称)とも呼ばれる。~

 これを軸とする[[デッキ]]は[[相手]]の[[手札]]を[[コントロール]]する[[デッキ]]であり、利点は[[相手]]の[[手札]]を減らし、戦略を崩すことができること。~
 特に[[コンボ]][[デッキ]]に対して強い[[デッキ]]コンセプトと言える。~
 [[除去]][[罠カード]]を大量に使用する[[【除去ハン】]]と呼ばれる[[デッキ]]が有名。~
 手札破壊[[デッキ]]も様々だが、[[【トマハン】]]・[[【除去ハン】]]・[[【レンハン】]]などは補充もついでに行う。~
 [[デッキ]]名も[[ハンデス]]と終わらずに「ハン」と終わり、手札破壊だけの[[デッキ]]ではないことを表している。~

-手札破壊の方法には多数の種類がある。~
まず、[[カード]]の選択方法には以下の種類が存在する。
--[[相手]]の[[手札]]を[[ランダム]]に選択する。
--[[相手]]の[[手札]]を[[確認]]して選択する。
--[[相手]]が[[カード]]を選択する。
-~
そして、選択された[[カード]]の処理方法は以下の種類が存在する。
--[[捨てる]]
--[[墓地に捨てる]]
--[[墓地へ送る]]
--[[破壊]]する
--[[デッキ]]に[[戻す]]
--[[デッキの一番上]]に[[戻す]]
--[[デッキの一番下]]に[[戻す]]
--[[除外]]する

-手札破壊に強い[[カテゴリ]]として、[[暗黒界]]・[[魔轟神]]が存在する。~
ただし、[[暗黒界]]・[[魔轟神]]が反応するのは「[[捨てる]]」「[[墓地に捨てる]]」であり他の手札破壊には反応しない。~
また、[[アンデット族]]にも、[[《再生ミイラ》]]・[[《闇よりの恐怖》]]・[[《闇より出でし絶望》]]・[[《ヴァンパイア・ロード》]]など手札破壊に強い[[カード]]が多い。~
//-[[相手]]の[[手札]]が0枚の場合はその場で[[不発]]となり、次の[[相手]][[ターン]]の[[ドロー]]時にその[[カード]]を捨てさせるようなことはできない。~
//そのため[[手札]]を持たないことが多い[[インフェルニティ]]にはほとんど効果がない。~
//質問板に質問が上がってたのはわかるけどこういう勘違いをする人は少ないから書かない方がいい。不必要な記述は余計な疑問を生みやすい


-[[Magic Ruler −魔法の支配者−]]で登場した[[《いたずら好きな双子悪魔》]]・[[《押収》]]・[[《強引な番兵》]]は[[ハンデス三種の神器]]と呼ばれ、大半の[[デッキ]]に投入されていた。~
全てが[[禁止・制限カード]]となってからは本格的な手札破壊はしばらく鳴りを潜めていたが、2007年初頭に[[《ダスト・シュート》]]と[[《マインドクラッシュ》]]の[[コンボ]]が発覚。~
これらが[[制限カード]]になるまでの間、再び[[環境]]を手札破壊の恐怖に陥れた。~
上記以外の[[カード]]による手札破壊[[デッキ]]も多数登場しており、反撃の芽を奪う徹底的な手札破壊はいつの時代も恐れられている。~

-原作・アニメにおいて―~
原作やアニメではあまり用いられることのない戦略である。~
[[手札]]消費が荒く、1枚の減少でもピンチになってしまう事も起因しているだろう。~
GX以降は少なからず使われるようになったものの、ランダムに[[手札]]が捨てられる場合も、その時に全く役に立たない[[カード]]や以前登場したエース格の[[モンスター]]が捨てられる事も多く、[[デュエル]]に影響を及ぼさない事もある。~
また、捨てた[[カード]]が[[墓地]]で[[効果]]を発揮する事もあり、[[墓地]]肥やしのような役割や、逆転の原因となってしまう事も多い。~
//またあまりストーリーに関係ない[[デュエル]]ならば登場する事も少なくないが、その場合も捨てた[[カード]]が[[墓地]]で[[効果]]を発揮する事もあり、[[墓地]]肥やしのような役割や、[[《押収》]]のように[[コスト]]が後で逆転の原因となってしまう事が多い。~
//押収の場合、死者蘇生で蘇生できるから発動してもしなくても結局は同じ。

--海馬は手札破壊と[[ピーピング]]を異様に嫌っている事で有名である。~

--アニメDMの「乃亜編」に登場したビッグ1(大下幸之助)は手札破壊を主戦術とした数少ない例である。~
しかし、[[手札]]が1枚となった遊戯の[[《疾風の暗黒騎士ガイア》]]により逆転されており、[[手札]]を減らしたことが敗北を招いている。~

--アニメ5D'sに登場したガロメはこの戦術を得意としていたようだが、ジャックの戦術により実際に手札破壊が行われることはなかった。~
またミスティは[[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]による[[ハンデス]]と[[永続魔法]]による[[ドローロック]]を使うアニメでは珍しい戦術の[[デッキ]]であり、アキを苦しめた。~

--漫画5D'sでは、相手の[[手札]]を見ることのできるサイコ・デュエリストであるシェリーが[[【指名ハンデス】]]を使用している。~

--アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vsベクター」(2戦目)では、ベクターは相手の[[手札]]に「バリアン」と名のついた[[カード]]が存在すれば、手札破壊に加え、1000ポイントの[[ダメージ]]を与える[[罠カード]]《バリアン・ボム》を[[セット]]していた。~
そして、遊馬が[[《RUM−リミテッド・バリアンズ・フォース》]]を[[ドロー]]したのは確定していたのだが、[[あまりの事態>《RUM−ヌメロン・フォース》]]に[[発動]]するタイミングを逃したのか結局[[発動]]しなかったため、勝機を逃している。

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連リンク [#w3efd312]
-[[【追い剥ぎハンデス】]]
-[[【フェンリルハンデス】]]
-[[【指名ハンデス】]]
-[[【トマハン】]]
-[[【除去ハン】]]
-[[【シモッチバーン】]]
-[[【ハンデスバーン】]]
-[[【ゼンマイハンデス】>【ゼンマイ】#h54f9ded]]
-※[[【レンハン】]]
-※[[【八汰ロック】]]

―手札破壊[[効果]]を持つカード~
※無表記は「[[自分]]([[発動]][[プレイヤー]])が[[相手]][[手札]]を[[ランダム]]に1枚選択」~

――[[捨てる]]/[[墓地に捨てる]]
-[[《X−セイバー エアベルン》]]
-[[《儀式魔人プレコグスター》]]([[相手]]が選択)
-[[《エレキンギョ》]]([[相手]]が選択)
-[[《エレキンメダイ》]]
-[[《朽ち果てた武将》]]
-[[《くノ一ウォリアー》]]
-[[《雲魔物−アルトス》]]
-[[《ゴブリン偵察部隊》]]
-[[《シルフィード》]]
-[[《ゾンビタイガー》]]
-[[《魂を削る死霊》]]
-[[《首領・ザルーグ》]]
-[[《忍者義賊ゴエゴエ》]](2枚)
-[[《白い泥棒》]]
-[[《水面のアレサ》]]
-[[《メタモルポット》]](全て)
-[[《伝説の賭博師》]]

-[[《炎帝テスタロス》]]
-[[《闇紅の魔導師》]]
-[[《地獄詩人ヘルポエマー》]]
-[[《地獄将軍・メフィスト》]]
-[[《バッド・エンド・クイーン・ドラゴン》]]([[相手]]が選択)
-[[《氷結界の虎将 ライホウ》]]

-[[《デビルマゼラ》]](3枚)
-[[《氷霊神ムーラングレイス》]](2枚)
-[[《マシンナーズ・フォートレス》]]([[自分]]が[[確認]]して選択)
 
-[[《火之迦具土》]](全て)

-[[《トゥーン・ヂェミナイ・エルフ》]]

-[[《ナイトメアを駆る死霊》]]

-[[《A・ジェネクス・トライアーム》]]
-[[《XX−セイバー ガトムズ》]]

-[[《暗黒界の取引》]]([[相手]]が選択)
-[[《いたずら好きな双子悪魔》]]([[ランダム]]に1枚、[[相手]]が選択して1枚)
-[[《王家の生け贄》]](該当する[[カード]]全て)
-[[《押収》]]([[自分]]が[[確認]]して選択)
-[[《盗賊の極意》]]
-[[《盗人の煙玉》]]([[自分]]が[[確認]]して選択)
-[[《与奪の首飾り》]]
-[[《封神鏡》]]([[自分]]が[[確認]]して選択)
-[[《墓穴の道連れ》]]([[自分]]が[[確認]]して選択)
-[[《手札抹殺》]](全て)

-[[《追い剥ぎゴブリン》]]
-[[《義賊の極意書》]](2枚)
-[[《義賊の入門書》]]
-[[《強烈なはたき落とし》]](複数該当する場合は[[相手]]が1枚を選択)
-[[《グラディアル・チェンジ》]]([[相手]]が選択)
-[[《強制接収》]]([[相手]]が選択)
-[[《黒板消しの罠》]]([[相手]]が選択)
-[[《剣の采配》]](該当する[[カード]]1枚)
-[[《呪われた棺》]](不確定)
-[[《はたき落とし》]](該当する[[カード]]1枚)
-[[《風林火山》]](2枚)
-[[《マインドクラッシュ》]](該当する[[カード]]全て)
-[[《マジック・ドレイン》]]([[相手]]が選択、不確定)
-[[《魔の取引》]]

――[[墓地へ送る]]
-[[《クリオスフィンクス》]](該当[[プレイヤー]]が選択)
-[[《ゼンマイハンター》]]
-[[《霞の谷の風使い》]]([[手札]]が4枚になるように[[相手]]が選択)

-[[《天魔神 ノーレラス》]](全て)
-[[《海竜神−ネオダイダロス》]](全て)
-[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]](全て)

-[[《CNo.104 仮面魔踏士アンブラル》]]

-[[《アンティ勝負》]]([[相手]]が選択、不確定)
-[[《手札断殺》]]([[相手]]が2枚を選択)
-[[《ハイドロプレッシャーカノン》]]
-[[《無情の抹殺》]]

-[[《お家おとりつぶし》]]([[自分]]が[[確認]]して該当する[[カード]]全て)
-[[《裁きの光》]]([[自分]]が[[確認]]して選択)
-[[《水霊術−「葵」》]]([[自分]]が[[確認]]して選択)
-[[《バブル・クラッシュ》]]([[手札]]・[[フィールド]]の合計が5枚になるように[[相手]]が選択、不確定)
-[[《ラストバトル!》]](全て)

-[[ツクシトークン]]([[戦闘破壊]]された[[プレイヤー]]が選択)

――[[破壊]]する
-[[《N・アクア・ドルフィン》]]([[自分]]が[[確認]]して選択)

-[[《N・マリン・ドルフィン》]]([[自分]]が[[確認]]して選択)

-[[《E・HERO アクア・ネオス》]]
-[[《E・HERO マリン・ネオス》]]

-[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]([[自分]]が[[確認]]して該当する[[カード]]全て)
-[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]([[自分]]が[[確認]]して該当する[[カード]]全て)
-[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]([[自分]]が[[確認]]して該当する[[カード]]全て)
-[[《連鎖破壊》]](該当する[[カード]]全て)

――[[除外]]する
-[[《スナップドラゴン》]]

-[[《創星神 sophia》]](全て)

-[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]

-[[《異次元の指名者》]]([[自分]]が[[確認]]して該当する[[カード]]1枚)

-[[《紅蓮の指名者》]]
-[[《連鎖除外》]](該当する[[カード]]全て)
-[[《光の封札剣》]]

――[[デッキ]]に[[戻す]]
-[[《レガシーハンター》]]

-[[《暗黒界の軍神 シルバ》]]([[相手]]が2枚を選択)

-[[《イビリチュア・ガストクラーケ》]]([[自分]]が2枚まで[[確認]]して1枚を選択)
-[[《イビリチュア・プシュケローネ》]]

-[[《X−セイバー ウルベルム》]]
-[[《エレキマイラ》]]

-[[《強引な番兵》]]([[自分]]が[[確認]]して選択)

-[[《差し戻し》]](該当する[[カード]]1枚)
-[[《ダスト・シュート》]]([[自分]]が[[確認]]して選択)

―[[相手]]の[[ドロー]]を妨害するカード
-[[《フェンリル》]]
-[[《八汰烏》]]

-[[《刻の封印》]]
-[[《罰ゲーム!》]]

―手札破壊[[メタ]]

――[[手札]]から[[墓地へ捨てられた]]

-[[《暗黒界の狩人 ブラウ》]]
-[[《暗黒界の策士 グリン》]]
-[[《暗黒界の刺客 カーキ》]]
-[[《暗黒界の術師 スノウ》]]
-[[《暗黒界の尖兵 ベージ》]]

-[[《暗黒界の武神 ゴルド》]]
-[[《暗黒界の闘神 ラチナ》]]
-[[《暗黒界の軍神 シルバ》]]

-[[《暗黒界の魔神 レイン》]]
-[[《暗黒界の龍神 グラファ》]]

-[[《イビー》]]
-[[《エレクトリック・スネーク》]]

――[[手札]]から[[墓地へ送られた]]

-[[《深淵の暗殺者》]]
-[[《霞の谷の幼怪鳥》]]
-[[《再生ミイラ》]]
-[[《恵みの像》]]
-[[《災いの像》]]

-[[《闇より出でし絶望》]]
-[[《闇よりの恐怖》]]

――その他

-[[《ヂェミナイ・デビル》]]
-[[《墓守の監視者》]]
-[[《キラー・スネーク》]]
-[[《ネコマネキング》]]

―その他のリンク
-[[ハンデス]]
-[[デッキ破壊]]

-[[用語集]]