獣族(けものぞく)/Beast

 人間を除く殆どの哺乳類がモチーフのモンスターが属する種族
 大会賞品限定3種を含まず、Vジャンプ(2023年10月号) 付属カードデッキビルドパック ヴァリアント・スマッシャーズまでで380種類が登場している。
 属性別では闇属性38体、光属性72体、地属性212体、水属性15体、炎属性16体、風属性27体。
 人間と同じ理由からか地属性モンスターが特に多く、おジャマ魔轟神獣などの影響で光属性も他に比べるとやや多い。

 下級モンスターが精鋭揃いで、アタッカーだけでも他種族と比べ多くが存在する他、《王虎ワンフー》《X−セイバー エアベルン》《俊足なカバ バリキテリウム》といった準アタッカーも優秀な効果を持つ。
 低ステータスでも《ライトロード・ハンター ライコウ》《レスキューラビット》《魔轟神獣ケルベラル》といった汎用性や爆発力のあるモンスターが多い。
 シンクロモンスターにはナチュルを始めとした優秀な効果を持つものが見られる。

 当初はサポートカードに恵まれない不遇な種族の1つであったため、実戦的な【獣族】を組む意義はほぼ皆無であった。
 第3期に入ると《激昂のミノタウルス》《野性解放》などを用い、獣戦士族と組み合わせた【ビースト】という形での展開をメインに据えた種族構成へと変化。
 第4期に入った後も優秀な効果を持つモンスターが徐々に増えていき、《森の番人グリーン・バブーン》の登場により種族単一としての人気が爆発。
 こちらは後の裁定変更によりダメージステップ効果発動できなくなるまでは、制限カードに指定されるほどの猛威を振るっていた。
 第6期に登場したシンクロ召喚のシステムの導入と《X−セイバー エアベルン》の登場により、《レスキューキャット》強力なカードへと姿を変える。
 《コアラッコ》《デス・コアラ》などのレベル3以下の獣族の価値が増大し、《ナチュル・ビースト》の活躍も多々見られるようになった。

 上述の《森の番人グリーン・バブーン》《レスキューキャット》はあくまでエラッタ・規制される前の話であり、その後は環境からは既に撤退している。
 この2枚以外の種族関連カードの大半は癖が強いものばかりであり、一時期は種族デッキは作れても他の種族に勝るには程遠かった。
 現在では、低レベルの獣族は《子狸ぽんぽこ》《子狸たんたん》を初めとするリクルーターが多く、大量展開が容易である。
 逆に上級モンスター破壊トリガー特殊召喚したり、強力な耐性を持つモンスターが多く、しぶとく戦うことができる。
 さらに大量展開と相性のいい《バーサーキング》《ビーストライザー》により火力も大幅に上がった。
 小型の獣達は展開力によりわらわらと集まり、大型の獣達は耐性蘇生により、しつこく獲物を狙うというイメージ通りの種族になったと言えよう。

関連リンク

リミットレギュレーションで規制されている獣族モンスター

獣族に関連する効果を持つカード

素材に獣族を指定するモンスター

獣族トークン

獣族罠モンスター

獣族のチューナー

獣族のペンデュラムモンスター

獣族の融合モンスター

獣族の儀式モンスター

獣族のシンクロモンスター

獣族のエクシーズモンスター

獣族のリンクモンスター

獣族のシリーズモンスター

その他のリンク