除去

 主にカードの効果でカードをフィールドから離れさせること。
 単に除去と言えば、モンスター除去を指す。

 破壊する、墓地に送る?手札デッキに戻す(バウンス)、ゲームから除外することが、主な除去手段となる。
 相手モンスターコントロールを奪うこと(コントロール奪取)も一種の除去と呼べる。

破壊
最も一般的な除去
破壊された後は基本的に墓地に送られる?
カードの効果によるモンスター破壊は一部を除いて、《我が身を盾に》無効にすることが可能。
《ネフティスの鳳凰神》《ヴァンパイア・ロード》等の破壊にのみ耐性を持つモンスターが存在する。
手札に戻す(バウンス
カード・アドバンテージに繋がらない除去であり、相手に再利用されてしまう。
ただし、召喚に何らかのコストを必要とするモンスターに対しては有効な手段となる。
スペルスピード2以上なら自分モンスターに使うことで、フィールド上のモンスターに影響を与える効果を守ることができる。
デッキの一番上デッキトップ)に戻す
擬似的なドローロックを行う除去
「カードを相手の手札に戻す。次の相手のドローフェイズをスキップする。」と言い換えればその強力さが理解できるだろう。
バウンスより強力であるがやはり相手に再利用をされてしまう。
自分のカードに使用した場合は再利用が遅くなるのでバウンスより融通が利かない。
デッキの一番下デッキボトム)に戻す
サーチカード等を使うか、デッキデスされない限り、デュエル中にそのカードを再利用できない。
しかし、最近はリクルーターですぐにデッキがシャッフルされてしまうので、あまり意味をなさない事が多い。
ゲームから除外する
破壊してから除外するものと、破壊せずにそのまま除外するものがある。
一度除外されると再び使用することが難しく、墓地利用を封じ込めるために除去の中でも比較的強力。
ただ《次元融合》《異次元からの帰還》等のカードの存在から万全とは言えない。
墓地に送る?
《ネフティスの鳳凰神》などの効果を封じる事ができ、「効果では破壊されない」カードも問題なく除去することができる。
生け贄に捧げる
《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》のように、相手モンスターを生け贄にする事は最高の除去といえる。
この場合の生け贄はコストであるため、《昇天の角笛》などで防ぐ事ができないからだ。
なお、効果で生け贄に捧げる場合は罠カードで妨害される可能性もある。
コントロールを得る(コントロール奪取
相手モンスターを減らし自分のモンスターを増やす除去。
一時的に戦力が増えるのでダメージを与え易いが、永続的にコントロールを得るカードは少ない。
生け贄に捧げる等してコントロールを返さないようにするのが一般的。
この戦術は上級モンスターを主力とするデッキでよく見られる。

 多くのデッキに投入される、ほとんどのビートダウンに対する重要な対抗手段である。
 よって、上級モンスターを中心に運用する場合は除去対策を練ることが多い。
 マストカウンターを見極め的確にカウンターをすることが有効。(【カウンタービート】)。
 効果を受けない効果無効にするモンスター等も強力(【お触れホルス】)。
 他にも、生け贄召喚の他にディスアドバンテージを生じずにフィールドに出す方法をギミックとして組み込むことがある。(【アンデット族】
 アドバンテージを失わずに特殊召喚できる上級モンスター特殊召喚モンスターを採用するのも手である。
 生け贄召喚時にアドバンテージを稼ぐ「」を採用するのも良い。

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除去デッキ

 除去デッキとはモンスター除去を大量に積んだデッキのこと。
 相手のモンスターの攻撃や召喚を潰すことで自分のモンスター戦闘で破壊されないようにして戦う。
 ビートダウンバーンデッキデス特殊勝利のいずれのデュエルの勝利条件を狙うにしても罠カードが主体のデッキである。
 最も罠に頼る構成になるデッキの一つは【除去反転】である。

 また、ビートダウンの除去デッキでは、となるモンスターを能動的に除去できる魔法カードを使うことが多い。
 その他の除去デッキでもモンスターの大量展開を防ぐために多少なり積むことがある。
 《魂を削る死霊》が軸の【除去ハン】ではこちらになりやすい。

 戦闘破壊を封じ込めるだけでなく、こちらから戦闘破壊を行い戦闘ダメージを狙う除去デッキも存在する。
 それは【除去ガジェット】《黒蠍−棘のミーネ》《首領・ザルーグ》主体の【除去ハン】である。
 その場合は相手のモンスターの攻撃力を減少させる、戦闘補助の速攻魔法罠カードが投入される。
 詳しくは戦闘破壊を参照。

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