「通常召喚を行う権利」を意味する非公式用語。
「通常召喚権」とも。
各プレイヤーは、それぞれ自分のターンに1度、通常召喚(モンスターの召喚またはセット)を行う事ができる。
これを「毎ターン与えられる通常召喚を行う権利を行使している」と捉えるのが「召喚権」という呼び方である。
なお、召喚権を増やす場合などにおいて、広義には「召喚を行う権利」「アドバンス召喚を行う権利」も指す。
召喚権は通常1ターンに1度だが、効果によって複数回の通常召喚や召喚を可能とするカードがある。
大きく分けて、以下の3種類がある。
《二重召喚》と《サモンチェーン》は、1ターン当たりの召喚権を指定の数に変更する効果である。
《二重召喚/Double Summon》 通常魔法 (1):このターン自分は通常召喚を2回まで行う事ができる。
《ヴェルズ・カストル》や《カラクリ小町 弐弐四》等がもつ効果。
指定の条件を満たした場合、召喚権が1度だけ増える。
モンスターの永続効果やルール効果、起動効果が多いが、一部にフィールド魔法や永続魔法なども存在する。
召喚できるモンスターにはカテゴリ等の指定がある場合が多い。
《ヴェルズ・カストル/Evilswarm Castor》 効果モンスター 星4/闇属性/戦士族/攻1750/守 550 このカードが召喚に成功したターン、 自分は通常召喚に加えて1度だけ 「ヴェルズ」と名のついたモンスター1体を召喚できる。
《血の代償》や《OKaサンダー》などは、発動したカードの効果によって通常召喚や召喚を行う効果である。
上記2つは文字通り「召喚権」が増えており、メインフェイズ中の好きなタイミングで追加された通常召喚・召喚を行う事ができた。
それに対し、このタイプは効果を発動した直後、その効果処理時に通常召喚・召喚を行うので、処理の方法が異なる。
《ライバル・アライバル/Arrivalrivals》 速攻魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):自分・相手のバトルフェイズに発動できる。 モンスター1体を召喚する。