*上位互換 [#i1253da4]
 「上位」とは高い順位のこと。また「互換」とは互いにとりかえがきくこと。~
 「上位互換」とは互いに役割を同じにして(とりかえがききながら)、明らかに一方が勝る場合を言う。~
 具体的には「同じ能力でありながら攻守が高い」とか、「攻守が同じでありながら特殊能力がある」などのこと。~
 なお、日本語としては新規カードが既存カードを上回った場合に用いるのが適切。(逆の場合は[[下位互換]]と表現する)

 一例として[[《異次元の戦士》]]⇒[[《異次元の女戦士》]]、[[《カオス・ソーサラー》]]⇒[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]などが挙げられる。~
 これらのように、ステータスで上回ったり、[[効果]]の使い勝手がよくなっていたり、更に[[効果]]が追加されている場合に用いられる。~

 また、初期に登場した[[通常モンスター]]よりも、[[効果モンスター]]のほうがほとんどの場合において上位互換に位置すると言える。~
 数少ない例外は[[《闇の芸術家》]]などの、ステータスに秀でているわけでもないのに[[デメリット]][[効果]]を持つものくらいだろうか。

 実際は、[[コンボ]]や[[シナジー]]を考えて見れば、厳密な意味での下位互換カードは非常に少ない。~
 例えば、同じ[[効果]]で[[攻撃力]]が低ければ戦闘に対して弱くなるため、明らかに弱くなっているかと言えばそうでもない。~
 [[攻撃力]]が低ければ[[《奈落の落とし穴》]]に引っ掛からなかったり、[[《クリッター》]]や[[リクルーター]]等で[[サーチ]]できたりするからである。~
 単体での能力が他のカードに劣る場合でも、[[属性]]や[[種族]]、サポートカード等に違いがあれば、専用[[デッキ]]には採用される場合が多い。

 ここから先は非常に細かい話になる。~
 極論ではあるが、完全な上位互換カードは存在しないといえる。~
 何故なら、一般的に使われ難いとされるカードほど[[《禁止令》]]や[[《闇の指名者》]][[《異次元の指名者》]][[《マインドクラッシュ》]]等で指名され難いためである。~
 ただ現実にはいきなり[[《禁止令》]]で[[《レッド・ポーション》]]や[[《ブルー・ポーション》]]のようなカードが宣言される事はまず無いだろう。~
 だから、[[《ブルー・ポーション》]]の方が効果が低く[[《禁止令》]]の影響を受けにくいと考えられるので[[《レッド・ポーション》]]より有効という事はまず無い。~

 現実的な例としては[[《強奪》]]などで[[コントロール]]を奪われた場合は上位互換に見えるカードの方が影響が大きい場合がある。~
 また[[攻撃力]]の高いカードほど[[《魔法の筒》]]の影響は大きいし、[[守備力]]の高いカードほど[[《地砕き》]]で[[破壊]]されやすいと考えられる。~

**関連リンク [#f03ee4f4]
-[[下位互換]]
-[[相互互換]]

-[[用語集]]