植物(しょくぶつ)(ぞく)/Plant

 草木や花、野菜・果実などの様々な植物がモデルとなっているモンスターが属する種族
 但し、理由は不明だが《きのこマン》など菌類(キノコ)をモチーフとしたモンスターが属することがある。
 大会賞品限定1種を含まず、DIMENSION FORCEまでで225種類が登場している。
 属性別では闇属性41体、光属性21体、地属性117体、水属性23体、炎属性11体、風属性12体。
 地属性以外の5つの属性は第6期以降横並びで推移していたが、近年では捕食植物などの影響で闇属性も増えつつある。

 環境で活躍したモンスターとしては、トークンを生み出す《ダンディライオン》リクルーター《キラー・トマト》が属している種族
 《ギガプラント》登場以前では、《ロードポイズン》《ボタニカル・ライオ》などが比較的有用なモンスターとして知られていた。
 また、非常に強力なリセット効果を持ち、現在は禁止カードとなっている《ファイバーポッド》もこの種族モンスターである。

 長らく最上級モンスターの不在による攻撃力不足や、サポートカードの少なさから、種族統一するメリットがほとんどなかった。
 《ロードポイズン》が当時としては破格の蘇生効果を持っていたが、対応するモンスター側が貧弱で大したものがいなかった。
 種族として長けている部分や特徴もこれといって無く、このような状況が第1期に登場してからかなりの長期に渡って続いていた。

 その後、第5期の終期になってようやく強力な特殊召喚効果を持つ《ギガプラント》が登場し、種族としての繋がりが一気に強くなった。
 第6期に入ってからは、《椿姫ティタニアル》《増草剤》を筆頭とする様々なモンスター及びサポートカードが大量に登場している。
 さらにデッキからほとんどの植物族をリクルートできる《ローンファイア・ブロッサム》の登場で、一躍注目される存在となっていった。

 チューナー《グローアップ・バルブ》が登場してからは、《ローンファイア・ブロッサム》【植物族】以外のデッキで活躍する事もかなり多くなった。
 《ローンファイア・ブロッサム》《ダンディライオン》《スポーア》《グローアップ・バルブ》の4体がシンクロ素材としてセットで様々なデッキに採用されていた。
 その後上記4体は全て禁止を含む何らかの規制を受けていたが、エクシーズ召喚ペンデュラム召喚が主流となったことで、第9期までに全て制限復帰制限緩和された。

 カテゴリ方面では第8期には初の植物族統一カテゴリとなる森羅が登場し、第9期にもアロマ捕食植物といった植物族軸のカテゴリも登場した。
 第10期に入りリンク召喚が導入され、さらに《アロマセラフィ−ジャスミン》が登場したことで、【植物リンク】環境への台頭を果たしている。
 これにより、前述の通り一度は制限緩和された上記のモンスター4体のうち、《スポーア》以外は全てそれぞれ再度制限強化が行われている。
 また【植物リンク】1ターンキルのためのキーカードとなった《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》が一発で禁止カードに指定された。
 このように第9期後半〜第10期は、環境の変化とともにそれ以前に登場していた優秀なモンスターの多くが規制され、植物族には逆風の展開となった。

関連リンク

―現在禁止カードである植物族モンスター

―現在制限カードである植物族モンスター

―現在準制限カードである植物族モンスター

―植物族に関連する効果を持つカード

―素材に植物族を指定するモンスター

―植物族トークン

―植物族のチューナー

―植物族のペンデュラムモンスター

―植物族の融合モンスター

―植物族のシンクロモンスター

―植物族のエクシーズモンスター

―植物族のリンクモンスター

―植物族のシリーズモンスター

―その他のリンク