制圧 †
高攻撃力かつ強力なコントロール能力を持つモンスターを立てるなどして、自分が有利かつ逆転の難しい状況を作ることを指す非公式用語。
こうした状況を作りやすいステータス・効果を持つカードやデッキは「制圧力が高い」と言われる。
古くから使われていたロックという言葉に、「なおかつ自分は比較的自由に動くことができる」という条件を追加したものと考えることもできる。
「制圧力が高い」条件 †
主に下記の条件が挙げられる。
- 耐性
- フリーチェーンの除去効果
- 相手の効果を無効にする、または効果の適用を妨害する効果
- 相手の特殊召喚を阻害する効果
一般に、『攻撃力が高く、以上の効果を持ち合わせている』カードは、制圧力が高いとされる。
結界像のように攻撃力の低いカードは、コントロール能力は高くとも戦闘破壊されやすいため、単体での制圧力は高いとは言い難い。
当然ながら「魔法カードの発動を無効にできる効果」より「魔法・罠・モンスター効果の発動を無効にできる効果」のように、対応できる範囲が広い効果の方が制圧力に優れる。
制圧を対策する方法 †
今日の環境レベルのデュエルでは、「いかに相手に制圧される事なく、自分が制圧できるか」が重要な要素となっている。
相手の制圧を対策するには以下のような方法がある。
- 初手で自分が制圧する
最も確実な対策と言えるのはこれであろう。
先攻1ターン目から制圧布陣を完成させてしまえば、相手がそれを崩した上でこちらを制圧し返してくるリスクは低い。
しかし先攻・後攻はジャンケンで決まる以上確実に先攻を取ることは不可能であり、「相手が先攻を取り、制圧を仕掛けてきた場合」の対策も練っておく必要がある。
その他 †
- 2014〜2017年の第9期に環境で流行したデッキは、そのほとんどが相手の行動を阻害する効果を有しており、この頃には「制圧」は完全に現在の意義で固まったといえる。
これ以降、トーナメントレベルのデュエルは「いかに相手に制圧されず、自分が制圧できる盤面を作るか」が重要な要素となっている。
- 公式サイトやVジャンプ等でも「制圧」という言葉は古くから用いられている。
ただしこれらは今日でも「単に大型モンスターを立てる」事を「制圧」と呼んでいる事が少なくない。
関連リンク †