遊戯王カードWiki - 精霊のバックアップ(No.7)

精霊(せいれい) †

　Labyrinth of Nightmare －悪夢の迷宮－で登場した「精霊」と名のついた特殊召喚モンスター群。
　全てレベル４、攻撃力・守備力は1700と1000、あるいは1600と1200の組み合わせであり、以下の共通テキストを持つ。

このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から○属性モンスター１体を除外した場合に特殊召喚できる。

　除外する属性のモンスターは自身と同属性である。
　また、固有効果はいずれも自分または相手の特定のフェイズに発動・適用されるものとなっている。

精霊	属性	種族	攻撃力	守備力	固有効果
《岩の精霊タイタン》	地	岩石族	1700	1000	相手バトルフェイズに300の自己強化
《炎の精霊イフリート》	炎	炎族	1700	1000	自分バトルフェイズに300の自己強化
《風の精霊ガルーダ》	風	鳥獣族	1600	1200	相手エンドフェイズに相手モンスターの表示形式変更
《水の精霊アクエリア》	水	水族	1600	1200	相手スタンバイフェイズに相手モンスターの表示形式変更
《光の精霊ディアーナ》	光	雷族	1700	1000	相手エンドフェイズに1000のライフ回復
《闇の精霊ルーナ》	闇	悪魔族	1600	1200	自分スタンバイフェイズに500のバーン

第２期のLabyrinth of Nightmare －悪夢の迷宮－で地・風・炎・水の四属性が登場したが、これ以降はさっぱりと音沙汰無しであった。
第10期になって漸く光と闇が登場し、18年の時をかけて六属性が揃う事となった。
- 最初に四属性が纏めて登場し、間隔を空けて光と闇が追加されて六属性になるというのは、遊戯王OCGでは霊使いなどの前例がある。
  しかし、これほど長い期間を設けるのは流石に珍しい。

同パックで登場した《ダーク・ネクロフィア》等と共に墓地のモンスターを除外して出せる特殊召喚モンスターの始祖とも言える存在である。
登場当時は墓地肥やしの手段が現在よりも少なく、コストが１体とは言え狙った属性のモンスターを速やかに墓地へ送るのは手間であった。
時代が下るにつれて墓地肥やしの手段が豊富となり、現在では特殊召喚モンスターの召喚条件としてはかなり手軽な部類になったと言える。

第３期の混沌を制す者では、「精霊」と同じ召喚条件を持つレベル４の特殊召喚モンスターが四属性に登場している。
ただし、これら４体の内《フェンリル》のみ除外コストが２体必要である。

原作・アニメにおいて―
アニメGXの「十代vsアムナエル」戦において、アムナエルが当時存在した地・風・炎・水の４体を《エレメンタル・アブソーバー》のコストとして使用している。
錬金術師であるアムナエルらしいカードではあるが、彼のデッキは《マクロコスモス》等の除外系カードが満載であり、戦略上の相性は最悪である。

米国で制作された『遊戯王カプセルモンスターズ』(Yu-Gi-Oh! Capsule Monsters)では当時存在した地・風・炎・水の４体が神殿の石像として登場。
４人同時に石造と同じボージングを取ると神殿の扉が開くスイッチとなっており、双六・城之内・杏子・本田がそれぞれ石造に対応したボージングを行った。
しかし、その実態はモンスターそのものであり、途中で城之内達がポーズを止めたことで一斉に動き出した。
最終的には遊戯が神殿の中で見つけた《ブラック・マジシャン》によって４体まとめて崩れ落ちた。