*積む [#q2366048]
 [[カード]]を[[デッキ]]に投入することを意味する言葉。~
 また、「同じ[[カード]]を複数枚投入する」ことを指す場合もある。~
 投入する枚数によって「2積み」「3積み」「2枚積み」「3枚積み」等と呼ばれることが多い。~
*&ruby(つ){積};む [#top]
 同じ種類の[[カード]]を複数枚[[デッキ]]に投入することを意味する俗称。~
 投入する枚数によって「2積み」・「3積み」・「2枚積み」・「3枚積み」とも呼ばれる。~
 1枚しか入れない(入れられない)場合、「1枚積み」とは言わない。(→[[ピン挿し]])~

-後者の意味で考えるならば、[[リクルーター]]等は積むことで真価を発揮し、[[制限カード]]は積むことが不可能ということになる。~
-投入枚数による違いについては[[確率]]のページを参照。~

-コンセプトのある[[デッキ]]や[[コンボ]][[デッキ]]では、[[キーカード]]を複数枚投入するのが一般的である。~
その[[デッキ]]の戦略・戦術を遂行するためには、それらを[[ドロー]]しなければならないからである。~
[[ドロー]][[確率]]を上げるために、[[同名カード]]3枚だけでなく、[[キーカード]]を[[サーチ]]する[[カード]]や類似した[[効果]]の[[カード]]を採用する場合もある。~
また、[[リクルーター]]は積むことで真価を発揮するものである。~

-間違われることも多いが、「積み込み」は意味が異なる。~
これはイカサマの一種で、[[デッキ]]の[[カード]]順番をあらかじめ決めておく行為であり、元は麻雀の用語である。~
//が、[[《素早いモモンガ》]]などの二枚以上[[手札]]に来ると困るカードをあらかじめ離れた位置に仕込んで[[シャッフル]]するのは戦術の範囲内である。
//↑は恣意的なシャッフルだからダメに決まってるだろ。たわけ。手口が巧妙で取り締まるのは難しいってだけ。
これはイカサマの一種で、[[デッキ]]の[[カード]]順番をあらかじめ意図的に有利になるよう並び替えておく行為である。~
初心者にありがちだが、[[モンスター]]や[[魔法・罠カード]]を「整理」したつもりでまとめるだけでも、積み込みとみなされてしまう事があるので注意したい。~
「積み込み」の語源は麻雀用語で、「山に有利な牌を前もって置いておく事」を指す。~

--[[ボスデュエル]]はその積み込みをゲーム的に調整し、確定情報として相互に認識した上での[[デュエル]]仕様と言える。~

--[[ボスデュエル]]が廃止となった現在、最も積み込みが重要なイベントは、遊戯王カードゲーム25周年イベント「遊戯王デュエルモンスターズ 決闘者伝説 QUARTER CENTURY」 デュエルオペラである。~
これは[[デュエル]]構成が脚本によって完全に決まっている都合上、[[お互い]]の[[デッキ]]が積み込みされた状態で声優が演技を行っている。~
言わば、イカサマ行為ではなくアニメ制作と同じ理由である。~

--通常の[[OCG]]ルール上では完全なイカサマ行為だが、遊戯王のゲーム作品ではしばしばCPU側が初期[[手札]]に積み込みを行う仕様が採用されてしまっている。~
代表例はGBAのDM6における、遊戯、海馬、孔雀舞の[[1ターンキル]][[デッキ]]だろう。~
特に海馬の[[【デビル・フランケン】]]は当時の[[カード]]プールで防げる[[デッキ]]と可能性が非常に限られた凶悪な積み込みとして印象付けられ、後発のゲーム作品群にもその疑いを常に持たせる原因となってしまった。~

-原作・アニメにおいて―~
最も有名なのはやはり海馬瀬人の[[《青眼の白龍》]]3枚積みか。~
他には孔雀舞が[[《ハーピィ・レディ》]]を、バンデット・キースが[[《7カード》]]を3枚積みしていた。
[[《青眼の白龍》]]3枚積みの海馬を筆頭に、多くの[[レアカード]]を所持するデュエリストは複数枚の[[カード]]を積む事が多い。~
特にグールズのメンバーは、末端の[[レアハンター>封印されし]]や[[パンドラ>《ブラック・マジシャン》]]をはじめ、ボスの[[マリク>《万力魔神バイサー・デス》]]や[[リシド>《アポピスの化神》]]に至るまで[[キーカード]]を3枚積みする者が多い。~

--あちらの世界では強力な[[カード]]=入手しづらい[[レアカード]]という図式が確立されている為か、複数積まれる事は少ない。~
逆に海馬をはじめとする、多くの[[レアカード]]を所持するデュエリストは複数枚の[[カード]]を積む事が多かった。~
特にグールズのメンバーは、末端の[[レアハンター>封印されし]]や[[パンドラ>《ブラック・マジシャン》]]をはじめ、幹部の[[マリク>《万力魔神バイサー・デス》]]や[[リシド>《アポピスの化神》]]に至るまでキーカードを3枚積みする者が多い。~
--アニメARC-Vでは、融合次元のアカデミアの「オベリスク・フォース」の全員が[[《古代の機械猟犬》]]を始めとした[[カード]]を複数積みしており、[[サポートカード]]も同じものを使用している。~
統率のとれた軍隊の特徴を、同じ[[カード]]を積むという形で表現しているといえる。~
また、[[エクストラデッキ]]の[[カード]]を積んでいるキャラも複数いるので、比較的現実寄りになっている。

--アニメGXでは丸藤亮が[[《サイバー・ドラゴン》]]を3枚積み、主力としていた。~
その他ではクロノスが[[《古代の機械巨人》]]を、[[カイバーマン>《正義の味方 カイバーマン》]]が[[《青眼の白龍》]]を、もけ夫が[[《もけもけ》]]を、プリンセス・ローズが[[《デスガエル》]]を、オージーンが[[《サテライト・キャノン》]]をそれぞれ3枚積みしていた。~
これらは3体合体の[[融合]]ができる点で共通している。~
それ以外ではギースが《ヘル・ガンドッグ》を3枚、万丈目が[[《仮面竜》]]を3枚、三沢が[[《ハイドロゲドン》]]を3枚、プロフェッサー・コブラが各種の[[ヴェノムモンスター>ヴェノム]]を複数枚投入していた。~
--アニメVRAINSの鬼塚 豪/Go鬼塚は、[[カテゴリ]]内[[サーチ]]の共通[[効果]]を持つ[[剛鬼]][[デッキ]]の使い手故か多種に渡る[[カード]]を3積みしている。~
同じく[[カテゴリ]]内[[リクルート]]の共通[[効果]]を持つ[[ヴァレット]]を用いる鴻上了見/リボルバーも多くの[[カード]]を3積みしている。~
また、穂村尊/Soulburnerは自身の使用する[[リンクモンスター]]を[[エクストラデッキ]]に複数枚積んでいる。~
これは彼が、[[リンクモンスター]]を素材として、その[[同名カード]]を[[リンク召喚]]する「転生[[リンク召喚]]」を得意としているからである。~
[[サラマングレイト]][[リンクモンスター]]は、そのほとんどが[[同名カード]]を素材として[[リンク召喚]]した場合に[[発動]]できる[[効果]]を持っており、複数枚積むことが前提であると言える。~

--アニメ5D'sではハイトマンが《&ruby(アンティーク・ギアスタチュー){古代の機械石像};》と[[《古代の機械巨人》]]を3枚積みしていた。~
他にも鬼柳の[[《インフェルニティ・ビートル》]]、牛尾の《アサルト・ガンドッグ》・《ゲート・ブロッカー》、アキの[[《イービル・ソーン》]]、炎城ムクロの[[《バーニング・スカルヘッド》]]、ディマクの[[《ファイターズ・エイプ》]]・[[《マジシャンズ・エイプ》]]、アンドレの[[《素早いモモンガ》]]、ディックの《ブリザード・リザード》、偽ジャックの[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]などが3枚積みされていた。~
また、アンチノミーが[[TG]]に属する[[カード]]を複数枚積んでいる。~
変わった所ではマルコムの手下3人が《火縄光線銃士》を3枚積みし、計9枚による[[バーン]][[コンボ]]を狙った。~
他にもマックス(紅蓮の悪魔のしもべ)が《&ruby(アンセスター・バード){祖霊鳥};》の[[効果]]を生かすために《&ruby(フリー・バード){自由鳥};》と《&ruby(ビーウィッチ・バタフライ){蟲惑蝶};》をそれぞれ3枚ずつ[[デッキ]]に入れていた。
**関連カード [#card]
―イカサマをモチーフとした[[カード]]~
-[[《イカサマ御法度》]]
-[[《幻禄の天盃龍》]]

--アニメZEXALでは徳之助が[[《チュウボーンJr.》>チュウボーンJr.トークン]]を、風也が[[《三連星のトリオン》]]を3枚積みしていた。~
なお、二人とも3枚積みで[[効果]]を発揮する[[サポートカード]]を使用している。

**関連リンク [#c6e84ff8]
**関連リンク [#link]
-[[デッキ]]
-[[ピン挿し]]
-[[チェーンを積む]]

-[[用語集]]