*&ruby(せんか){戦華}; [#top]
 [[IGNITION ASSAULT]]で[[カテゴリ]]化された「戦華」と名のついた[[カード]]群。~
 属する[[モンスター]]は[[獣戦士族]]で統一されており、[[炎属性]]・[[水属性]]・[[風属性]]で構成されている。~
 属する[[魔法・罠カード]]は[[永続魔法]]・[[永続罠]]のいずれにかに統一されている。~

-この[[カテゴリ]]のモチーフは、『三国志』及び『三国志演義』であろう。~
『三国志』とは、中国において「魏」「呉」「蜀」の三国が争覇した三国時代の歴史を述べた歴史書をさす。~
またその歴史書『三国志』を元に作られた最も有名な小説が『三国志演義』で、現代における三国志のイメージはこの演義で形成されたと言っても良い。~
200人を超える多彩な人物像と軍記ものとしての壮大な歴史観から、これらをモチーフとした様々な小説・漫画・映像作品が今もなお作られ続けている。~

-この[[カテゴリ]]に属する[[モンスター]]は、「魏」陣営は[[炎属性]]、「呉」陣営は[[水属性]]、「蜀」陣営は[[風属性]]となっている。~

--「魏」陣営の[[炎属性]][[モンスター]]は以下の共通[[効果]]を持つ。~
 (X):相手フィールドのカードが戦闘・効果で破壊された場合、
 (固有効果)
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|[[カード名]]|[[効果]]|モチーフ|
|[[《戦華の詭−賈文》]]|[[同名カード]]以外の[[墓地]]の[[戦華]]を[[サルベージ]]|賈ク(賈文和)&br;(「ク」は環境依存文字。正しくは言偏に羽)|
|[[《戦華の来−張遠》]]|[[相手]][[フィールド]]の[[カード]]1枚を[[破壊]]|張遼(張文遠)|
|[[《戦華の孟−曹徳》]]|自身を[[手札]]から[[特殊召喚]]|曹操(曹孟徳)|
~
---[[炎属性]]なのは、赤壁の戦いと、後年魏が司馬炎にクーデターを起こされ滅亡したためか。~
日本における三国志ブームの火付け役となった吉川英治作の小説「三国志」において、曹操が赤色の衣を好み、赤色の鎧を纏った部隊を率いたという描写があることからそれがモチーフとなった可能性もある。

--「呉」陣営の[[水属性]][[モンスター]]は以下の共通[[効果]]を持つ。~
 (3):このカード以外の自分の「戦華」モンスターの効果が発動した場合、
 相手フィールドの〜を対象として発動できる。
 (固有効果)
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|[[カード名]]|[[対象]]先|[[効果]]|モチーフ|
|[[《戦華の仲−孫謀》]]|[[モンスター]]|[[手札]]への[[バウンス]]|孫権(孫仲謀)|
|[[《戦華の美−周公》]]|[[効果モンスター]]|[[モンスター効果]]の[[無効]]化|周瑜(周公瑾)|
|[[《戦華の妙−魯敬》]]|[[魔法・罠カード]]|[[破壊]]|魯粛(魯子敬)|
~
---[[水属性]]なのは、呉は水軍力に優れていたとされるためか。

--「蜀」陣営の[[風属性]][[モンスター]]は[[《戦華の智−諸葛孔》]]を除き、以下の共通[[効果]]を持つ。~
 (X):相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合に(〜をして)発動できる。
 (固有効果)
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|[[カード名]]|[[効果]]|モチーフ|
|[[《戦華の徳−劉玄》]]|[[同名カード]]以外の「戦華」の[[リクルート]]|劉備(劉玄徳)|
|[[《戦華の義−関雲》]]|[[相手]][[モンスター]]の[[破壊]]|関羽(関雲長)|
|[[《戦華の雄−張徳》]]|[[モンスター]]への[[2回攻撃]]|張飛(張益徳)|
~

---こちらの陣営が[[風属性]]である根拠は魏・呉陣営ほど明確なものはない。~
[[関羽>《戦華の義−関雲》]]の衣が緑色である描写から蜀陣営が緑色を基調とする場合が多いこと、蜀の軍師である[[諸葛亮>《戦華の智−諸葛孔》]]が風を起こし火計を成功させた東南の風の伝承、などが理由として考えられる。

-属する[[モンスター]]のモチーフが軍師の場合、[[自分]][[フィールド]]の[[永続魔法]]・[[永続罠]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]「戦華」[[魔法・罠カード]]を[[手札]]に[[加える]][[効果]]を持つ。~
蜀と呉の国主である[[《戦華の徳−劉玄》]]と[[《戦華の仲−孫謀》]]にもかなりの共通点があるが、魏の国主である[[《戦華の孟−曹徳》]]は全く異なる[[効果]]を持つ。

-[[カテゴリ]]名の由来は、「戦」+「中華」からだろう。~
また、各々の[[モンスター]]の[[カード名]]は、「姓の一文字」と「&ruby(あざな){字};(中国の男性が成人した時に名乗る名前)の一文字」の組み合わせで統一している。~
--なお、日本では字を持つ中国人を呼ぶ時、姓名と字を繋げて呼ぶ事がある(劉備玄徳など)が、これは誤り。~
姓+名(劉備)もしくは姓+字(劉玄徳)で呼ぶのが正しい。~
//余計かと思ったけど、名前の一部に字入ってるし、解説とかで間違えないように念の為

-[[魔法・罠カード]]は『三国志演義』のエピソードに準拠している。~
「史略」は歴史上の事を簡略に編集した書物をさすため「戦華史略」=『三国志演義』とも捉えられる。~

-各[[モンスター]]の見た目が人間そのものであり、一見すると[[戦士族]]であるにもかかわらず、[[獣戦士族]]で統一している所は[[炎星]]と似通っている。~
--戦華のモチーフである『三国志演義』と、[[炎星]]のモチーフである『水滸伝』は、中国において同じ「三大(四大)奇書」(奇は『面白い、優れた』の意)と並び称されている。~
--[[炎星]]の[[サポートカード]]である[[炎舞]]は殆どが[[永続魔法]]・[[永続罠]]で、[[《炎舞−「天キ」》]]等の汎用[[獣戦士族]]サポートも複数存在する。~
上記の通り、[[下級モンスター]]は[[永続魔法]]・[[永続罠]]を[[墓地へ送る]]事で[[アドバンテージ]]を得られるので、[[OCG]]の観点で見ても[[シナジー]]が強い。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連リンク [#link]
―「戦華」と名のついた[[モンスター]]~
 ※は「戦華」に関する[[効果]]を持つ[[モンスター]]
-[[効果モンスター]]
--[[炎属性]]
---※[[《戦華の詭−賈文》]]

---※[[《戦華の来−張遠》]]

---※[[《戦華の孟−曹徳》]]

--[[水属性]]
---※[[《戦華の仲−孫謀》]]
---※[[《戦華の美−周公》]]
---※[[《戦華の妙−魯敬》]]

--[[風属性]]
---※[[《戦華の智−諸葛孔》]]
---※[[《戦華の徳−劉玄》]]

---※[[《戦華の義−関雲》]]
---※[[《戦華の雄−張徳》]]

―「戦華」と名のついた[[魔法・罠カード]]~
 ※は「戦華」に関する[[効果]]を持つ[[魔法・罠カード]]
-[[永続魔法]]
--※[[《戦華史略−三顧礼迎》]]
--※[[《戦華史略−十万之矢》]]
--※[[《戦華史略−孫劉同盟》]]

-[[永続罠]]
--※[[《戦華史略−長坂之雄》]]

//―「戦華」に関する[[効果]]を持つ[[カード]]
//-[[《》]]

―その他のリンク
-[[カテゴリ]]

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