戦華/Ancient Warriors †
IGNITION ASSAULTでカテゴリ化された「戦華」と名のついたカード群。
属するモンスターは獣戦士族で統一されており、その属性は特徴的な分類がされている。
また、属する魔法・罠カードは永続魔法・永続罠のいずれかに統一されている。
- このカテゴリのモチーフは、『三国志』及び『三国志演義』であろう。
『三国志』とは、中国において「魏」「呉」「蜀」の三国が争覇した三国時代の歴史を述べた歴史書をさす。
またその歴史書『三国志』を元に作られた最も有名な小説が『三国志演義』で、現代における三国志のイメージはこの演義で形成されたと言っても良い。
200人を超える多彩な人物像と軍記ものとしての壮大な歴史観から、これらをモチーフとした様々な小説・漫画・映像作品が今もなお作られ続けている。
- 公式Twitterでは「天下を統一せよ! 『戦華』出陣」というフレーズと共に紹介されている。
- 英語名は、昔の時代の物語という点を考慮してか「古代の戦士たち」という意味になっている。
- このカテゴリに属するモンスターは、モデルとなった『三国志』の登場人物が、「魏」「呉」「蜀」のうちどの陣営であったかによって分かれている。
「魏」陣営ならば炎属性、「呉」陣営ならば水属性、「蜀」陣営ならば風属性になっており、三国いずれの陣営にも属していなければ闇属性に割り当てられている。
- こちらの陣営が風属性である根拠は魏・呉陣営ほど明確なものはない。
関羽の衣が緑色である描写から蜀陣営が緑色を基調とする場合が多いこと、蜀の軍師である諸葛亮が風を起こし火計を成功させた東南の風の伝承、などが理由として考えられる。
- カテゴリ名の由来は、「戦」+「中華」からだろう。
また、メインデッキに入るモンスターのカード名は、「姓」と「字(中国の男性が成人した時に名乗る名前)の一文字」の組み合わせで統一している。
特に、各勢力の国主である3人は、「戦華の○」の部分も組み合わせると姓+字の3文字が完成するようになっている。
- なお、日本では字を持つ中国人を呼ぶ時、姓名と字を繋げて呼ぶ事がある(劉備玄徳など)が、これは誤り。
姓+名(劉備)もしくは姓+字(劉玄徳)で呼ぶのが正しい。
- 魔法・罠カードは『三国志演義』のエピソードに準拠している。
「史略」は歴史上の事を簡略に編集した書物をさすため「戦華史略」=『三国志演義』とも捉えられる。
- 見た目は人間そのものであるが、獣戦士族で統一されているという点は炎星と似通っている。
戦華のモチーフである『三国志演義』と、炎星のモチーフである『水滸伝』は、中国において同じ「三大(四大)奇書」(奇は『面白い、優れた』の意)と並び称されていることを踏まえると、おそらくは意図的に似せているのだろう。
関連リンク †
―「戦華」と名のついたモンスター
※は「戦華」に関する効果を持つモンスター
―「戦華」と名のついた魔法・罠カード
※は「戦華」に関する効果を持つ魔法・罠カード
―その他のリンク