*蘇生制限 [#pf102ef0]
 カードの中には「[[死者蘇生>《死者蘇生》]]」のような、[[墓地]]のモンスターをフィールド上に[[特殊召喚]]できる効果を持ったカードがあります。~
 しかし、正規の手順でフィールドに出ていない[[特殊召喚モンスター]]は、墓地からの特殊召喚をすることはできません。~
 例えば、[[デッキ]]や[[手札]]から直接墓地に送られた特殊召喚モンスターなどです。

 (NDS用ソフト『遊戯王WCS2008』用語集より引用)
//引用文ですので、誤字・リンク作成等が無い限り改ざんしないでください。
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 [[召喚制限]]の一種。~
 [[特殊召喚モンスター]]([[儀式モンスター]]・[[融合モンスター]]・[[シンクロモンスター]]も含む)のための用語。~

 上記の解説文には「[[墓地]]からの[[特殊召喚]]ができない」とあるが、同様に「[[除外]]からの[[特殊召喚]]もできない」事に注意。~
 例えば、[[手札]]から直接[[除外]]された[[特殊召喚モンスター]]は、[[《D・D・R》]]等で[[帰還]]することはできない。~
 また、[[《トランスフォーム・スフィア》]]で[[装備カード]]になった[[モンスター]]を[[モンスターカードゾーン]]に[[特殊召喚]]する場合も蘇生制限が関わってくる。

 参考までに、蘇生制限を''満たせない''場合の例を挙げておく。~

+[[手札]]や[[デッキ]]から直接[[墓地]]に送られた[[特殊召喚モンスター]]。~
+[[《神の宣告》]]、[[《昇天の角笛》]]、[[《王宮の弾圧》]]などで「正規の手順の[[特殊召喚]]」を[[無効]]にされた[[特殊召喚モンスター]]。~
+[[融合呪印生物]]の[[起動効果]]で[[特殊召喚]]した[[融合モンスター]]。~
([[融合召喚]]で[[特殊召喚]]していないので満たせない。)
+[[《限定解除》]]で[[特殊召喚]]した[[儀式モンスター]]。~
([[儀式魔法]]で[[特殊召喚]]していないので満たせない。)
+[[《シンクロ・チェンジ》]]で特殊召喚した[[シンクロモンスター]]。~
([[シンクロ召喚]]で[[特殊召喚]]していないので満たせない。)
+[[《レベルアップ!》]]で[[特殊召喚]]した[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]。~
([[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]していないので満たせない)~
なお、[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の「[[特殊召喚]]できない」[[効果]]を無視できる[[《レベル調整》]]でも[[蘇生]]が不可能になる。~

-テキストに「〜の[[効果]]で''のみ''[[特殊召喚]]できる」と書いてある[[特殊召喚モンスター]]の場合、蘇生制限を満たしても[[蘇生]]・[[帰還]]はできない。~
(詳細は「[[特殊召喚モンスター]]」を参照。)

-蘇生制限が満たされた場合、[[自分]]だけでなく[[相手]]もそのモンスターを[[特殊召喚]]することが可能となる。~
-蘇生制限が満たされた場合、[[自分]]だけでなく[[相手]]もその[[モンスター]]を[[特殊召喚]]することが可能となる。~
「蘇生制限を満たした[[プレイヤー]]だけがその[[モンスター]]を[[蘇生]]・[[帰還]]できる」という訳ではない。

-正規の手順で[[特殊召喚]]した[[特殊召喚モンスター]]を[[《月の書》]]などで[[裏側守備表示]]にし、その後[[破壊]]されても蘇生制限をクリアでき、[[蘇生]]・[[帰還]]は可能になる。~
([[裏側守備表示]]と[[反転召喚]]も参照)~
([[裏側守備表示]]と[[反転召喚]]も参照)~
また、「蘇生制限をクリアしていない」情報も同様に[[裏側守備表示]]になっても有効のままである。~
なお、「[[フィールド]]」「[[除外]]」「[[墓地]]」を行ったりきたりしている間は、「蘇生制限をクリアしている」という情報は有効である。~
なお、[[フィールド]]・[[除外]]・[[墓地]]を行ったりきたりしている間は、「蘇生制限をクリアしている」という情報は有効である。~
つまり、蘇生制限を満たした[[モンスター]]が[[墓地]]から[[除外]]された場合、[[帰還]]させることが可能である。

--その一方で、[[手札]]や[[デッキ]]に戻された場合にはクリアした蘇生制限は[[リセット]]されるので注意([[コンタクト融合]]など)。~

--前述のとおり、[[裏側守備表示]]にしても「蘇生制限を満たしている」という情報は失われないが、その後[[《神の宣告》]]等で[[反転召喚]]を[[無効]]にされた場合、[[無効]]にされた時点で「蘇生制限を満たしている」という情報が失われてしまう。(08/09/05)

-蘇生制限はカード1枚1枚に対してかかる。~
ある[[モンスター]]1体の蘇生制限をクリアしても、同名の別[[モンスターカード]]の蘇生制限を同時に解除できるわけではない。~

-蘇生制限を満たした[[特殊召喚モンスター]]を他の[[カードの効果]]によって[[蘇生]]するときは、正規の[[召喚条件]]を満たすのは不要となる。~

--例:蘇生制限を満たした[[《ギガンテス》]]を[[《死者蘇生》]]で[[蘇生]]させるとき、[[墓地]]の[[地属性]][[モンスター]]を[[除外]]する必要は無い。

--例外も存在し、[[トゥーン]]モンスター、[[《オプション》]]などの例もある。

-なお、以下のカードのみ例外で蘇生制限を無視できる。~
正しくは蘇生制限を無視しているのではなく、[[特殊召喚]]される[[モンスター]]側が正規の手順として指定しているためである。~

--[[《サモン・リアクター・AI》]]
--[[《ユベル》]]
--[[《ユベル−Das Abscheulich Ritter》]]
--[[《Sin トゥルース・ドラゴン》]]

--[[《騎士の称号》]]
--[[《フォトン・ジェネレーター・ユニット》]]
--[[《ボンディング−H2O》]]

>~
例えば、正規の方法で[[特殊召喚]]されずに[[墓地]]に行った[[《ユベル−Das Abscheulich Ritter》]]を[[《ユベル》]]の[[効果]]で[[墓地]]から[[特殊召喚]]するのは可能である。~
上記のカードに共通する事例は、[[《Sin トゥルース・ドラゴン》]]を除いて「名指しで」「1種類のモンスターを」「[[手札]]、[[デッキ]]、[[墓地]]から」[[特殊召喚]]する[[効果]]となっている事である。~
[[《Sin トゥルース・ドラゴン》]]は「自身を」「[[手札]]、[[墓地]]から」[[特殊召喚]]する[[効果]]である。~


-『[[墓地]]→[[手札]]』『[[墓地]]→[[デッキ]]』『[[墓地]]→[[除外]]』の移動は、蘇生制限の有無に関係なく可能。~
あくまで蘇生制限は「[[特殊召喚]]」に関する制限である。

-最初に記したように、「[[特殊召喚モンスター]]」に関するルールである。~
「[[半上級モンスター]]」等には関係ない。~
--例:[[《サイバー・ドラゴン》]]がデッキから直接[[墓地]]に送られても、問題なく[[蘇生]]することができる。~
  「[[特殊召喚]]されずに[[墓地に送られた]]から[[蘇生]]できない」ということはない。

-[[《シンクロ・マグネーター》]][[《ライトロード・ビースト ウォルフ》]][[《レアメタル・ドラゴン》]]は[[特殊召喚モンスター]]だが「蘇生制限を持たない」例外的な存在で、[[通常召喚]]こそ不可能だが他のあらゆる効果による[[特殊召喚]]が有効である。~

-[[《フェルグラントドラゴン》]]は[[特殊召喚モンスター]]ではないが蘇生制限のようなものがある。

-原作・アニメにおいて―~
--原作、アニメには、蘇生制限は存在していないようである。OCGでも昔は蘇生制限が無かったため、ずっとそのままのルールで来ているということかもしれない。
--アニメGXでは、[[《レベル調整》]]・[[《契約の履行》]]等で、蘇生制限を無視している場面が見られる。~

--アニメ5D'sでは[[永続罠]]《呪縛牢》によって[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]された[[《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》]]が、後に[[永続罠]]《リスペクト・シンクロン》によって[[墓地]]から蘇生制限を無視して[[特殊召喚]]されている。~
また、その[[デュエル]]のワンポイントレッスンの項目が「[[召喚条件]]」である。~
あちらの世界、ならびにアニメスタッフにとっては「[[召喚条件]]を無視できる[[効果]]は、蘇生制限すら無視できる」という解釈なのかもしれない。

**関連リンク [#q8685811]
-[[特殊召喚モンスター]]
-[[召喚制限]]
-[[召喚条件]]
-[[蘇生]]
-[[帰還]]

-[[用語集]]