「相互」とはお互いということ。また「互換」とは互いに取り換えがきくこと。
つまり、「相互互換」とは類似した効果・性能を持つカードを指す。
微妙な差異はあるが「入れ替えても基本的な使い方は共通となるカード」と言ったところ。
よく相互互換と言われるカードの例として、以下の組み合わせが挙げられる。
ただし、どんなに似たカードでも「微妙な差異」があるのが相互互換であり、常に完全に同じ働きを期待する事はできない。
(と言うより、完全に同じ性能ならそれは相互互換ではなく同じカードであろう。)
例えば《和睦の使者》《威嚇する咆哮》はどちらも1ターンの間相手の攻撃をしのぐ目的で使われる。
だが、《和睦の使者》は「同攻撃力モンスター同士の戦闘で自分のモンスターだけを守ることができる」。
一方、《威嚇する咆哮》には「《ドリルロイド》やリクルーターの自爆特攻等の戦闘を介した効果の発動も抑えられる」、というそれぞれ異なった利点が存在する。
コンボやシナジーを考えるとこのような違いが重要となる場合もあり、どこまでが相互互換と呼べるかはデッキやカードプール等によっても変わってくる。
それでも大半の状況で近い働きが望めるカードならば相互互換と呼んでほぼ差し支えないだろう。