対象をとらない効果 †
カードの効果のうち、発動時にどのカードに影響を及ぼすのかを選択しないものの事。
対義語は対象をとる効果である。
対象をとる効果との処理の違いについて †
《ジャンク・パペット/Junk Puppet》
通常魔法
自分の墓地の「ギミック・パペット」と名のついた
モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを特殊召喚する。
「ジャンク・パペット」は1ターンに1枚しか発動できない。
《堕天使の戒壇/Darklord Contact》
通常魔法
「堕天使の戒壇」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の「堕天使」モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。
《ジャンク・パペット》と《堕天使の戒壇》は、どちらも「特定のカテゴリのモンスター1体を蘇生する」という類似した効果を持つが、前者は対象をとる効果、後者は対象をとらない効果である。
この2枚を例に、対象をとる効果と対象をとらない効果の処理がどのように異なるかを解説する。
対象をとらない効果の範囲について †
(パーフェクトルールブック2017 P137 より引用)
- 第8期以降のカードは、「選択する」という言葉が使われている場合対象をとる効果である。
「選ぶ」という言葉を使用している場合、対象をとらない効果である。
- 対象をとらない効果は、対象をとる効果より妨害されにくいというメリットがある。
一般論として、ほぼ同じ効果で対象をとるカードととらないカードがあれば、対象をとらない効果の方が優秀と言える。
- 対象をとらない効果は、対象カードを移動させる事で不発にする事ができないため、対象をとる効果より妨害されにくい。
- 第9期頃から「フィールドのカードを1枚選んで破壊する」といった類の「対象を取らない効果」が増えつつある。
これらは、前述の「手札やデッキから選ぶ」や「効果解決時に枚数が決定する」といった例とは異なり、効果発動時の段階で選ぶ枚数も決まっており「対象をとる効果」であっても効果の処理上の不都合はないはずである。
この頃から「効果の対象にならない」耐性を持つモンスターが急増しているため、それらに対するメタカードとしての意味もあるのだろう。
対象をとらない効果に関する効果を持つカード †
―モンスターカード
関連リンク †