大会罰則規定 †
罰則の種類 †
注意 †
- 注意は、その行為が罰則に違反することをプレイヤーに伝えることを目的とする。
警告 †
- 警告は、その行為が罰則に違反することをプレイヤーに伝えることを目的とする。
- 警告は公式に記録される。
- この罰則が適用された場合、そのプレイヤーは進行中のマッチに敗北する。
- マッチとマッチの間に違反した場合や、すでに敗北が決まっているマッチで違反した場合には、ジャッジの判断で次のマッチに適用することができる。
- マッチの敗北は公式に記録される。
失格 †
- この罰則が適用された場合、そのプレイヤーは進行中のマッチに敗北し、大会を失格となる。
- プレイヤーが失格前に獲得していた賞は、そのまま受け取ることができる。
- 失格は公式に記録される。
受賞資格を失う失格 †
- この罰則が適用された場合、そのプレイヤーは進行中のマッチに敗北し、大会を失格となる。
- プレイヤーが失格前に獲得していた受賞資格も失われる。
- 受賞資格を失う失格は公式に記録される。
罰則の適用 †
A -本規定は指針であり、大会審判は情状を酌量して罰則を軽減もしくは追加できる。
B -同一の違反を繰り返した場合、大会審判はより上位の罰則を適用できる。
- デッキが40枚未満、61枚以上である。
罰則:デュエルの敗北
デッキに適正なカードを追加し40枚以上、60枚以下に直す。
デッキリストに関する違反 †
- デッキリストの提出を義務づける公式大会において、デッキリスト内容とデッキ(サイドデッキを含む) 内容が異なっている。
罰則:デュエルの敗北
デッキをデッキリスト通りに修正する。
ルールに関する違反 †
- 故意ではなく、ルールを誤解したプレイをした
罰則:注意
この違反のあと、次の重大な判断が行われる前であるならば、ゲームを元の状態に戻す。
すでに、ゲームが進行し、重大な判断が行われたあとの場合には、ゲームはそのまま進行する。
使用したカードは破壊する。
- 故意ではなく、過剰にカードを引いた
罰則:警告
過剰に引いたカードを山札の1番上に戻す。
どのカードを引いたのかわからない場合など元に戻せない場合は、「罰則:デュエルの敗北」を適用する。
ゲームの展開に決定的な影響を与えるカードを引いた場合も、「罰則:デュエルの敗北」を適用する。
- 故意ではなく、過剰にカードを見た
罰則:注意
見てしまったカードを適切な場所に戻す。
元に戻せない状況になった場合、ゲームの展開に決定的な影響を与えるカードを見てしまった場合は、「罰則:デュエルの敗北」を適用する。
- 故意に、ルールに違反したプレイをした
罰則:受賞資格を失う失格
遅刻 †
- 指定の集合時間に自分の席についていなかった。
罰則:警告
- 指定の集合時間後5分経過しても、自分の席についていなかった。
罰則:デュエルの敗北
- 指定の集合時間後10分経過しても、自分の席についていなかった。
罰則:マッチの敗北
裏の状態で区別のつくカードの使用 †
- 規則性がない場合
罰則:注意
スリーブを交換するなど、区別のつかない状態にする。
- 規則性がある場合
罰則:デュエルの敗北
スリーブを交換するなど、区別のつかない状態にする。
不必要に長い時間をかけたプレイ †
- 故意ではなく、不必要に長い時間をかけたプレイをした
罰則:注意
この違反により、マッチの結果に影響があった場合、ジャッジの判断により罰則を追加することかできる。
- 故意に、不必要に長い時間をかけたプレイをした
罰則:マッチの敗北
不適切な対戦結果の決定 †
- 対戦を行わず、ジャンケンなど無作為な方法で勝敗を決定した
罰則:失格
- 金銭などメリットの提供を約束し、対戦結果を操作した
罰則:受賞資格を失う失格
詐欺行為 †
- 対戦結果を偽って報告した
罰則:受賞資格を失う失格
- デュエル中に他のプレイヤーまたは観戦者等の第三者からアドバイスを受けた
罰則:警告
この違反により、マッチの結果に影響があった場合、ジャッジの判断により罰則を追加することかできる。
- デュエル中に他のプレイヤーまたは観戦者等の第三者に話しかけた
罰則:警告
この違反により、マッチの結果に影響があった場合、ジャッジの判断により罰則を追加することかできる。
- プレイヤーの応援者が相手プレイヤーに対して「せかす」・「罵倒する」等の行為を行った
罰則:警告
プレイヤーの応援者の行為もプレイヤー自身の行為としてみなす。
この違反により、マッチの結果に影響があった場合、ジャッジの判断により罰則を追加することかできる。
(Welcome to YU-GI-OH! Trading Card Game -Japan-より引用)
備考 †
- 罰則を軽減もしくは追加と書いてあるが、大会罰則規定にないルール違反もジャッジの判断で罰則を与えることができる。
追記 †
- 基本的に、アニメで言及される「ルールとマナーを守って楽しくデュエルしよう」というスローガンを踏襲していると思われる。
たとえば不可抗力や過失に関しては「注意」や「警告」といった軽い罰則が多く、「デュエルの敗北」は極力避けるようにしている。
だが、故意に行った行為に関しては「失格」、特に反則した場合は「受賞資格を失う失格」もあり得る。
当然だが、反則などせずにフェアに戦おう。
ちなみにマッチキルなどを防ぐ方法のひとつに、自ら反則行為を行いこのデュエルに負けるというものもある。
しかしこの場合も、故意に行ったとジャッジに判断されると「マッチの敗北」以上を取られる可能性もある。
- 原作・アニメにおいて―
現実の「大会罰則規定」に照らし合わせた場合、不正行為・マナー違反等をしているデュエリストは実は結構多い。
ほとんどが演出、展開都合などで許されているが実際は許されるような行為ではないので注意。
作画、設定のミスなどによるものを除くと…
- 遊戯、城之内、海馬、遊星、牛尾、他(相手に対する罵倒行為)
- 海馬(デッキに入っていないカードの使用・他人のデュエルを遠隔操作・手札を勝手に捨てる)
- 十代、エド(デッキに入っていないカードの使用)
- 海馬、マリク、名蜘蛛(審判に対する脅迫)
- 城之内、キース、龍亞、他(資格無しで大会参加)
- 舞(カードに香りをつけ、裏の状態でカードを区別する)
- キース(デッキに入っていないカードの使用、禁止されているサイドデッキの使用)
- 羽蛾、斎王(他人のデッキに勝手にカードを入れる)
- 絽場、鷹栖(相手の手札を覗く)
- エクゾディア使いのレアハンター(偽造カードの使用・細工によりデッキの一番上のカードを透視)
- パンドラ(カードを加工し、特定カードをデッキトップに誘導させる)
- 洗脳された城之内(禁止カードを使用する)
- リシド(試合過程の改竄要求・偽造カードの使用)
- BIG3、タイタン(ギャンブルの確率操作)
- 万丈目(セカンド・ディール=ドローするふりをしてデッキの上から2枚目を引く)
- 海馬、乃亜、カミューラ、アナシス、ギース、笑いの仮面、レジー・マッケンジー(試合過程の改竄要求)
- 遊星(セットされたカードを勝手に入れ換える・手札を隠す)
- 牛尾、雑賀(デュエルの妨害行為)
- 龍牙(妨害電波で相手のデュエルディスクの機能を制限)
といったところが挙げられる。
他に罰則を受けたわけではないが「遊戯vs闇マリク」戦にて、ドローしたカードを確認せずにセットした遊戯は審判である磯野に注意をされた。
城之内は王国編の「vsキース戦」、アニメオリジナル「KCグランプリ編」で、「遅刻」によりデュエルの敗北になりかけている。
また、「相手がターンエンド宣言していないのに、自分のターンを始めること」が原作・アニメでは毎回のように行われている。
なお「デュエル中の私語」も原作及びアニメでは展開上毎回当然のように行われているが、ここでは特に列挙しない。
- 原作において一番の不正行為として、ペガサスの「マインド・スキャン」が挙げられるが、流石に心を読む事に対しての罰則規定はないため、とんでもない行為ではあるものの、不正行為とは言い難い。
- また、十代や万丈目はデッキトップに存在するカードの精霊を幻視出来るが、それについての罰則規定も存在しない。
斎王のアルカナフォースモンスター等が確実と言える程に都合の良い効果を得ているが、本人曰く「運がいい」からで、不正行為ではない。
もっとも、カードと心を通わせることで、任意のタイミングで呼び込むことの出来る手腕が評価されている世界では大した問題ではなさそうだが。
- 遊戯とアテムが決闘中に会話したり人格を変えるのもとんでもない行為ではあるが、同一人物として扱われるので特に問題はないようである。
《マジカルシルクハット》の中身を勝手に入れ替えたりしていたが。
また、マリクとバクラが精神内で会話し、デュエルのアドバイス等も行っていたが、やはり罰則は当てはめづらいだろう。
関連リンク †