大会罰則規定 †
罰則の種類 †
注意 †
- 注意は、その行為が罰則に違反することをプレイヤーに伝えることを目的とする。
警告 †
- 警告は、その行為が罰則に違反することをプレイヤーに伝えることを目的とする。
- 警告は公式に記録される。
- この罰則が適用された場合、そのプレイヤーは進行中のマッチに敗北する。
- マッチとマッチの間に違反した場合や、すでに敗北が決まっているマッチで違反した場合には、ジャッジの判断で次のマッチに適用することができる。
- マッチの敗北は公式に記録される。
失格 †
- この罰則が適用された場合、そのプレイヤーは進行中のマッチに敗北し、大会を失格となる。
- プレイヤーが失格前に獲得していた賞は、そのまま受け取ることができる。
- 失格は公式に記録される。
受賞資格を失う失格 †
- この罰則が適用された場合、そのプレイヤーは進行中のマッチに敗北し、大会を失格となる。
- プレイヤーが失格前に獲得していた受賞資格も失われる。
- 受賞資格を失う失格は公式に記録される。
罰則の適用 †
A -本規定は指針であり、大会審判は情状を酌量して罰則を軽減もしくは追加できる。
B -同一の違反を繰り返した場合、大会審判はより上位の罰則を適用できる。
デッキリストに関する違反 †
- デッキリストの提出を義務づける公式大会において、デッキリスト内容とデッキ(サイドデッキを含む) 内容が異なっている。
罰則:デュエルの敗北
デッキをデッキリスト通りに修正する。
ルールに関する違反 †
- 故意ではなく、ルールを誤解したプレイをした
罰則:注意
この違反のあと、次の重大な判断が行われる前であるならば、ゲームを元の状態に戻す。
すでに、ゲームが進行し、重大な判断が行われたあとの場合には、ゲームはそのまま進行する。
使用したカードは破壊する。
- 故意ではなく、過剰にカードを引いた
罰則:警告
過剰に引いたカードをデッキの1番上に戻す。
どのカードを引いたのかわからない場合など元に戻せない場合は、「罰則:デュエルの敗北」を適用する。
ゲームの展開に決定的な影響を与えるカードを引いた場合も、「罰則:デュエルの敗北」を適用する。
- 故意ではなく、過剰にカードを見た
罰則:注意
見てしまったカードを適切な場所に戻す。
元に戻せない状況になった場合、ゲームの展開に決定的な影響を与えるカードを見てしまった場合は、「罰則:デュエルの敗北」を適用する。
- 故意に、ルールに違反したプレイをした
罰則:受賞資格を失う失格
遅刻 †
- 指定の集合時間に自分の席についていなかった。
罰則:警告
- 指定の集合時間後5分経過しても、自分の席についていなかった。
罰則:デュエルの敗北
- 指定の集合時間後10分経過しても、自分の席についていなかった。
罰則:マッチの敗北
裏の状態で区別のつくカードの使用 †
- 規則性がない場合
罰則:注意
スリーブを交換するなど、区別のつかない状態にする。
- 規則性がある場合
罰則:デュエルの敗北
スリーブを交換するなど、区別のつかない状態にする。
不必要に長い時間をかけたプレイ †
- 故意ではなく、不必要に長い時間をかけたプレイをした
罰則:注意
この違反により、マッチの結果に影響があった場合、ジャッジの判断により罰則を追加することかできる。
- 故意に、不必要に長い時間をかけたプレイをした
罰則:マッチの敗北
不適切な対戦結果の決定 †
- 対戦を行わず、ジャンケンなど無作為な方法で勝敗を決定した
罰則:失格
- 金銭などメリットの提供を約束し、対戦結果を操作した
罰則:受賞資格を失う失格
詐欺行為 †
- 対戦結果を偽って報告した
罰則:受賞資格を失う失格
- デュエル中に他のプレイヤーまたは観戦者等の第三者からアドバイスを受けた
罰則:警告
この違反により、マッチの結果に影響があった場合、ジャッジの判断により罰則を追加することかできる。
- デュエル中に他のプレイヤーまたは観戦者等の第三者に話しかけた
罰則:警告
この違反により、マッチの結果に影響があった場合、ジャッジの判断により罰則を追加することかできる。
- プレイヤーの応援者が相手プレイヤーに対して「せかす」・「罵倒する」等の行為を行った
罰則:警告
プレイヤーの応援者の行為もプレイヤー自身の行為としてみなす。
この違反により、マッチの結果に影響があった場合、ジャッジの判断により罰則を追加することかできる。
(Welcome to YU-GI-OH! Trading Card Game -Japan-より引用)
備考 †
- 罰則を軽減もしくは追加と書いてあるが、大会罰則規定にないルール違反もジャッジの判断で罰則を与えることができる。
追記 †
- 基本的に、アニメで言及される「ルールとマナーを守って楽しくデュエルしよう」というスローガンを踏襲していると思われる。
たとえば不可抗力や過失に関しては「注意」や「警告」といった軽い罰則が多く、「デュエルの敗北」は極力避けるようにしている。
だが、故意に行った行為に関しては「失格」、特に反則した場合は「受賞資格を失う失格」もあり得る。
当然だが、反則などせずにフェアに戦おう。
- 原作・アニメにおいて―
現実の「大会罰則規定」に照らし合わせた場合、不正行為・マナー違反等をしているデュエリストは実は結構多い。
例えば、「相手がターンエンド宣言していないのに、自分のターンを始めること」が原作・アニメでは毎回のように行われているが、もちろん現実では許されない。
そもそも「デュエル中の私語」も原作及びアニメでは展開上毎回当然のように行われているが、現実では前述のように罰則を受ける。
また、原作内のルールと照らし合わせても不正行為と思われる物も存在する(発覚しても罰則を受けるような事は滅多にないが)。
- 罰則を受けたわけではないが「遊戯vs闇マリク」戦において、ドローしたカードを確認せずにセットした遊戯は審判である磯野に注意をされた。
城之内は「王国編」の「vsキース戦」、アニメオリジナル「KCグランプリ編」において、「遅刻」によりデュエルの敗北になりかけている。
- 原作において最も有名と思われる不正行為として、ペガサスの「マインド・スキャン」が挙げられる。
が、流石に心を読む事に対しての罰則規定はないため、とんでもない行為ではあるものの、ルール上の不正行為とは言い難い。
- また、十代や万丈目はデッキトップに存在するカードの精霊を幻視出来るが、それについての罰則規定も存在しない。
斎王のアルカナフォースモンスター等が確実と言える程に都合の良い効果を得ているが、本人曰く「運がいい」からで、不正行為ではない。
もっとも、原作・アニメではカードと心を通わせることで、任意のタイミングで呼び込むことの出来る手腕が評価されていたりするのだが。
- 遊戯とアテムが決闘中に会話したり人格を変えるのもとんでもない行為ではあるが、同一人物として扱われるので特に問題はないようである。
また、マリクとバクラが精神内で会話し、デュエルのアドバイス等も行っていたが、やはり罰則は当てはめづらいだろう。
関連リンク †